【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H25 6/24号)
今回のテーマ:「人を集めるのは展示場・モデルハウスだけではない」(前編)H25/6/24
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【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
工務店MBA事務局
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萩原 舞花
いつもご愛読ありがとうございます。工務店MBA事務局の萩原です。
今週は「女子」な話をしたいと思います
男性の皆さん、どうか途中で挫折すること
なく、一緒についてきてくださいね!!
ヾ(●゚v゚)人(゚v゚○)ノ
先日、友人と仕事が終わった後に夕飯に行く事に。
友人の誕生日パーティーの準備をしたかったので、
・テーブルが広く使えて・長居ができて
・とにかく女同士で、食後のデザートを
つまみながら「ガールズトーク」できる
そんなカフェを探していました。
(たぶん3番目が一番重要かと・・・)そこで私たちの目に入ったのが、
とある「うどん屋さん」です。
(うどん屋さんで、誕生日の準備!?)
(うどん屋さんで、デザート!?)
(うどん屋さんで、長話!?笑)
( ゜_゜;)きっと男性の皆さんはビックリするかもしれません。
世間一般の「うどん屋さん」はファーストフード店であって、
女子が数人で行くような、「カフェ」ではないですもんね。
世間一般のうどん屋さんの特徴は・・・
手軽で回転が速い・・・そして大きな看板で
「うどん」とか書いてあってちょっと年齢層が
高めなイメージもあったりします。
しかし!!!
私たちの入った「うどん屋」さんは、98%女性が並び、
20代の女性ばっかりの「カフェ・うどん屋さん」
だったのです。
ズバリ、その店名は・・・
「めん、色々。いつでも、おやつ。」
え・・・・!?
そうです、これが店名です。
■ これが「女子ウケ」する、うどん屋さんの実態・・・!?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★もちろん、女子ウケするのには幾つかポイントがあります。
内観デザインに凝っているのは勿論ですが、その他で
ウケている理由を、私なりに解釈してみました♪
・メニューシステム
------------------------システムは、好きなうどんを選び、そこに2つだけ
好きな「おやつ」をつけることが出来ます。
うどんは、普通のうどんではありません(笑)
カルボナーラうどんやナスのグラタンうどん・・・
アボカドとキムチのうどん・・・などなど
創作うどんが並びます。
メニューは全てスケッチで描かれています。
実際の写真よりも、かわいいスケッチなので
好感が持てました。
おやつは、バイキング式で、素敵な小皿が
広いスペースに飾られていますので、
そこから好きなものを
選ぶセルフサービス式です。
あんみつ、やら黒ゴマくず餅やら・・・
モンブランやショートケーキ!!
2つじゃ足りない!というのが
個人的な感想ですけど。
(T-T)人(T-T)
あとは、好きな飲み物も一杯選ぶ事ができます。
アールグレーの紅茶や、ピーチティーやら
うどんと一緒に飲むものとは思えないお洒落さなのです♪
「えぇ、そうです。」
今私は、うどん屋さんの話をしています。
・注文システム
------------------------なんと、このお店は、
i-Podタッチを片手に注文を取るのです。
店員さんがタッチした注文内容は、全てAppleの
パソコンを通じて共有しています。
最後のお会計も、Appleのパソコンを通じて
会計システムと繋がっているのです。
うどん屋さんなのに、スタイリッシュ!!
不思議です(^―^;)
・イケメンスタッフ!!
------------------------そして・・・ここからが重要ポイント。
店員さんが、全員男性、そしてイケメンです!
モデルのような、スタイリッシュな店員さんしか採用しないシステムなんでしょうか・・・?
と思うくらい、イケメン揃いでした。お店の雰囲気は下記のリンクよりご覧ください。
http://f.msgs.jp/r/c.do?gz_7D3_hyi_bir (このページは現存しません)
これが女子ウケするうどん!?って思いますよ。
(^0^)ノ
■ 女性の好み、勉強していますか?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★さて、ここで皆様にお伝えしたいのが
「女性目線」を持つ事の大切さです。
「だから女ってのはよ〜」とか・・・
「女性の好みなんて興味がない!」とか・・・
それではマズイのです。
なぜなら、皆様が関わる家づくりの主人公の
ほとんどが「奥様」であるからです。
皆様のお客様も、奥様がお財布・・・
または決定権を握っている方が
多いのではないでしょうか??
上記のように、女性に好まれるイメージや
かわいらしさ、美しさをある程度は触れておく
必要があるのです。
とある工務店社長様は、大工上がりでぶっきらぼう。
しかし、奥様目線の家づくりがいかに重要かと
気付いたときから、日頃より意識をして
女性の好みを勉強なさっています。
今ではお洒落なショールームで、OBのお客様を
集めて、カフェご飯・料理教室などを
開催しています。
もちろん、この社長は、
「女性の好み」に興味はありません。
でも、「お客様の好み」を理解する上では
とっても大切なことですよね。
上記でご紹介したように、最近は
カフェ空間が流行しているように
思います。
そう、「うどん」もお洒落に食べる時代なのです。
ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
そして、こういったかわいいカフェ空間を
経験している若い女性達が、今後皆様の
お客様になっていくのです。
是非、皆様もアンテナを張って、女子目線を
学んでみてはいかがでしょうか?
私も、工務店MBAを通して沢山の
「女子目線」戦略を・・・
発信していきますね!!
_(・・)/
参考になりましたでしょうか?
それでは、また来週♪
○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○●
今回のテーマ「人を集めるのは展示場・モデルハウスだけではない」(前編)
■展示場オープンラッシュ、集客も好調
消費税増税前の駆け込み需要や、景気回復への期待感で
住宅需要が盛り上がり、今年度の住宅着工は100万戸に
近い水準まで戻すのではないかと見られています。
集客・受注の最初の山場として、GWの集客に
力を入れる住宅会社は多く、4月には全国で
総合展示場の新規オープンが相次ぎました。
今年1月から6月までに、東北、関東を中心に全国で
13ヶ所の総合展示場がオープンする予定です。
新展示場のGW期間中の集客状況は、全体で概ね
前年対比20%増で、中身が濃く手応えのある
客層が多かったようです。
特に集客が良かった展示場を挙げると、
●相模原・古淵ハウジングステージ(神奈川県)
・GW期間中、想定の1.4倍の4700組が来場
・30代後半〜40代前半が中心
●スマートハウジング豊洲まちなみ公園(東京都)
・GW期間中、想定の1.3倍の6000組が来場
・具体的な計画のある客層が4割
●TBCハウジングステーション仙台駅東口
・GW期間中、目標の1.3倍の2650組が来場
・被災者中心、30代と60代が多い
といった内容でした。住宅購入を検討し始めたお客様は、まずは
総合展示場に行って複数の会社のモデルハウスを
見比べて比較検討したいという目的があります。
一方で、ビルダー・工務店の多くは総合展示場に
出展していない会社がほとんどですが、それ以外の
集客拠点で総合展示場以上に中身の濃い集客を
している事例も少なくありません。
総合展示場、モデルハウス以外で上手く
集客している事例をいくつかご紹介します。
■セミナー、相談会で集める
総合展示場やモデルハウスに訪れるお客様は
「どんな家を建てられるか、実物を見たい」
という目的もありますが、特に購入検討初期の
お客様の場合は「家の建て方・買い方について、
住宅会社に相談したい」という目的もあります。
それならば、「相談したい」という目的そのものに
応えるセミナーや相談会で集客し、その後に
「どんな家を建てられるか」に応えるため、
総合展示場の豪華なモデルハウスではなく、
実際に建てた完成見学会でリアルな施工実例を
見せるという流れでも良いわけです。
セミナーの内容は、ローン相談、土地探し相談、家づくりの進め方など、
購入検討初期のお客様が疑問に思っていること・不安に思っていることを
わかりやすく解説する内容にします。
外部講師を招いても良いですが、ファイナンシャル
プランナーの資格を持つ営業マンなど、社員が
講師を務めると親近感が湧きます。
セミナーの終わりには、
「資金計画をしてみましょうか」
「どんな土地があるか見に行きましょうか」
という流れで次回アポを取ります。
無料相談会という形式では、それぞれの
お客様のより具体的な疑問・相談に
応えることができます。
ただし、その場合はあくまで相談に応えることを
前面に出し、自社の売り込みは控えた
ほうが良いでしょう。
「あの会社は家づくりに関することを丁寧に教えてくれる」
という印象を持ってもらえれば、いざ商談に進んだときに
話を聞いてもらいやすい環境をつくれますし、クチコミで
友人などに紹介してもらえることもあるでしょう。
セミナー・相談会で集客するメリットはもう一つあります。
展示場・モデルハウスに来るお客様は、家という商品を
見に来ているので、営業マンも“自社の商品の良さを説明
して買ってもらう販売員”というスタンスに
近いのではないでしょうか。
一方、セミナー・相談会に来るお客様は、情報を知りたい・不安を
解消したいという目的のため、“情報を教えてくれる先生”や
“不安を解消してくれるアドバイザー”というスタンスで対応できます。
つまり…
「買ってもらいたい営業マン < お金を出すお客様」
ではなく、
「先生・アドバイザー・相談相手 ≧ 教えてもらう・売ってもらう人」という関係性ができ、商談の主導権を
握ることができるのです。
家にかける予算の考え方や、家づくりの進め方を自社に
当てはめて刷り込むことができるため、初期段階で
競合を排除することが可能です。
(情報提供:住宅産業研究所)