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【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H25 4/29号)

MBA
2013.4.29

今回のテーマ:「住宅の空気環境最新事情」(前編)             H25/4/29 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【工務店MBA】建築業界の最新ニュース

発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
萩原 舞花
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

いつもご愛読ありがとうございます。

工務店MBA事務局の萩原です。

世の中「ゴールデンウィーク」をキーワードに

全国的に街が活性化されていますね♪

さて、いよいよ私も海外に出発します。

今回の目的地は歴史深い街、“北京”です!

初めての中国上陸です♪

北京といえば・・・


・万里の長城

・故宮博物院

・頤和園

・天壇

などなど、世界遺産に認定されている素晴らしい

文化遺産が並ぶ、歴史ある街なのです(^^)

たくさんの刺激を受け、自分自身が成長できるように

多くの経験と知識を深めてきたいと思います

(≧∇≦)b

去年の夏に行った「台湾一人旅レポート」も

興味があったら見てみてくださいね♪

http://f.msgs.jp/r/c.do?eZ_7D3_haQ_bir (このページは現存しません)

さて、今週のMBAメルマガは

「守破離(しゅはり)」についてです。

■ カタチを守ることが、成功への近道になるのです♪
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★

皆さんは「守破離(しゅはり)」という言葉を

ご存知でしょうか(*^-^*)

「守破離(しゅはり)」

まずは師匠に言われたこと、型を「守る」ところから修行が始まる。

その後、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合った

より良いと思われる型をつくることにより既存の型を「破る」。

最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した型の

上に立脚した個人は、自分自身と技についてよく理解しているため、

型から自由になり、型から「離れ」て自在になることができる。

日本での茶道、武道、芸術等における師弟関係のあり方のひとつ。

(Wikipedia からの参照です)

要するに、学んだことを、とにかく先生の教えを守って

カタチや手法を崩さずに取り組んでみる

そして全てを理解した上で、自分のスタイルを

造りあげていくということです。

私の尊敬する工務店営業の先生が、いつも研修で

仰っている素晴らしい思想です(^0^)ノ

■ とある工務店社長様との会話の中で・・・
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★

先日、とある工務店社長様とお話をしていて

こんなことがありました。

社長 「萩原さん、私はねぇ、モノマネ事が大嫌いなんですよ!」

   (`Д´)


萩原 「も・・・モノマネごととは・・・!?」

社長 「ほらさぁ、研修で学んだ通りに、やらなきゃいけないって教わったけど、

   やっぱり自分考え方とかを曲げたくないし、コダワリがあるから、

    その通りにするのはムリだよ・・・。」


社長 「成功している会社さんに辿り着くには、

   うちはまだほど遠いみたいだよ。」
  

とちょっとぶっきらぼうな様子・・・。

(※ちなみにこの社長様とは、仲良しですのでご安心を。

親しみがあるからこそ、この様に本音でお話

いただけるのだと思います。ありがたいです^^)

・・・

・・・・

・・・・・

なんだか久々に、

心が悲しくなったのを覚えています。

なぜなら、言葉に発したことは、

現実となってしまうからです。

一度言葉で「無理」だと相手に伝えてしまったら、

きっとずっと無理であるという認識が

自分のなかに埋め込まれてしまいますよね。

( ゜_゜;)

もちろん、私も社長がこれまで辿ってきたスタイルが

ありますから、強制的に学んでいただくことは

強要はできないのです。

ただし、実践する前に「無理である」と決め付けるのは

心の底から、もったいない無いことだと思ってしまいました。

そこで思い出したのが、

「守破離(しゅはり)」の思想です。

成功している人の手法をその通りに真似をして、

マスターした上で、自分の殻を破っていくのは、

決してカッコ悪いことではありません。

正に「成功する人」の誰もが通る階段だと思うのです。

きっとこの道を通らない人は、ごく稀に存在する

天才だと思いますよ。

「守破離(しゅはり)」の思想は

工務店経営だけに限りませんよね?

学校での勉強だってそうです。

ピアノやお習字など、習い事だってそうです。

部活やクラブ活動などもそうです。

趣味で行う料理や園芸・手芸だってそうです。

どこにでも、自分より優れている人が存在し、

そして私たちは師である方々から学んだことを

忠実に進めていきます。

何事も、最初から、「出来る」なんてことはありません。

練習を重ねるからこそ、「出来るようになる」のです。

練習を重ねて、出来るようになったときに味わう

「達成感」はこの世に生まれて良かったと

思ってしまうくらいの嬉しい気持ちですよね♪

人生は「挑戦するか」「挑戦しないか」この2つの

分かれ道があるのではないでしょうか?

しかし、私たちは、何のために挑戦し続けるのか・・・

・ お客様の幸せの為?

・ 安定経営の為?

・ 会社を大きくするため?

・ 皆さんの愛する家族の為?

・ 人間力を上げるため?

何のために努力をするのかを明確にしたら、

きっと努力がし易く、成功への道が近くなりますよね♪

まずは守る体制を作りながら、

地盤を固めて行きましょう!

(^0^)ノ

とある社長様との会話から、改めて

「守破離(しゅはり)」の大切さを実感しました。

ちょっと偉そうなことを言いましたが・・・

私も毎日挑戦中ですよ(*^-^*)

参考になりましたでしょうか?

それではまた来週お会いしましょう!

あ、行ってきま〜〜す♪

(^0^)ノ

○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○●

今回のテーマ「住宅の空気環境最新事情」(前編)

ここ1〜2年の間、ハウスメーカーを中心として

住宅内の空気環境に配慮した住宅商品や

設備の発売が相次いでいます。

その背景には、空気中に含まれるさまざまな物質によって

発生する問題が、近年増加してきていることが影響しています。

■シックハウスの相談件数はピークの2003年度から大幅減

まず、住宅内の空気環境と言うと、1990年〜2000年代にかけて

大きな問題となったシックハウス症候群があります。

シックハウス症候群とは、接着剤や塗料に含まれる有機溶剤や、

防腐剤等から発生する揮発性有機化合物(VOC)などに

起因する様々な体調不良を指します。

住宅リフォーム・紛争処理支援センターにおけるシックハウスに

関する相談件数は2011年度で101件となっています。

ピークとなる2003年度の546件からは、

およそ5分の1にまで低下しました。

しかし近年は気密・断熱性が重視される傾向が強くなっています。

高気密・高断熱はもちろん住宅性能としてアピールポイントになりますが、

シックハウスを引き起こす有害物質が換気されていくという点では

注意する必要があります。

また、上記のようなセンターに相談するほどでなくても「新築引渡し後の

接着剤の匂いが気になる」という声は未だに聞かれます。

シックハウスについてはまだまだ安心できないのが現状で、

引き続き業界をあげて取り組んでいくべき問題だと言えます。

そのシックハウスに加えて、住宅内での空気環境として近年

注目されているのが、花粉やダニ、カビ、細菌など

アレルギーの元となるアレルゲンです。

■アレルギー性鼻炎の患者は年々増加、アレルゲンの対策は急務

今、国内では花粉症に代表されるアレルギー性鼻炎患者の

増加が大きな問題となっています。

日本アレルギー協会によれば、全国の耳鼻科医とその家族における

アレルギー性鼻炎有病率は、下記通り増加しています。


  
【アレルギーの種類】 【1998年→2008年】

アレルギー性鼻炎全体……29.8%→39.4%

花粉症全体…………………19.6%→29.8%

スギ以外の花粉症…………10.9%→15.4%

スギ花粉症…………………16.2%→26.5%

通年性アレルギー性鼻炎…18.7%→23.4%

以上のようにアレルギー性鼻炎全体では4割、花粉症だけでも

3割と非常に多く、いずれも10年間で約10ポイントも

患者が増加していることがわかります。

特に近年は花粉症発祥年齢の低下も問題視されています。

2012年4月にウェザーニューズが実施したアンケート調査では、

花粉症を持つ子どもの平均発症年齢は7.4歳となっています。

そして同調査に参加した医師のうち約9割が「子どもの

花粉症患者が増えている」と回答しており、花粉症の

若年化を実感している医師が多くなっているようです。

また、アレルゲンが引き起こす症状として、気管支喘息や

アトピー性皮膚炎があります。

文部科学省の発表によれば、子どもの喘息患者は

1967年度以降増加が続いています。

喘息はアレルギー性のものばかりではありませんが、小児喘息のうち

約9割、大人になってから発症する喘息のうち約6割はアレルギー

反応によるものだとされています。

アレルギー以外でも、中国から飛散して話題となった大気汚染物質

「PM2.5」は喘息や気管支炎、肺がん等の原因になるとされています。

このPM2.5や黄砂の飛散が話題となった今年2月の空気清浄機の出荷台数は、

前年同月比で49.5%増加したということです(日本電機工業会調査)。

以上のように空気中の物質が引き起こす問題は未だ多く、特にアレルギー系の

疾患では子どもの有病率が増加しています。

住宅購入のボリューム層である子育て世代に対する提案としても、

屋内の空気環境に配慮した住宅が今後重要になっていくと言えます。

(情報提供:住宅産業研究所)

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