【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H25 3/18号)
MBA
2013.3.18
今回のテーマ:「2012年住宅着工動向」(前編) H25/3/18
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
萩原 舞花
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萩原 舞花
いつもご愛読ありがとうございます。 工務店MBA事務局の萩原です。 あっという間に春日和ですね。 東京では、桜の開花が今週だそうです。 昨日、早速一足早くお花見に行ってきました! 家族連れから、カップル、友達同士まで、 皆さんが開放的で、笑顔いっぱいで 日光浴をなさっていましたよ♪ 1年で一番素敵な季節を楽しんでいきましょうね! さて、今週は 「すぐに出来る!感動を与える接客方法」についてです。 ■ すぐに出来る!感動を与える接客方法とは・・・? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★ <<お客様を喜ばせたい!>> 皆さんが共通して、そう思いますよね (゚ー゚)(。_。)ウンウン さて、本日は自然とお客様に感動を与える接客方法を ご紹介させていただきます♪ 実は、ものすごくシンプルなのです・・・ それは何かというと・・・ ズバリ・・・ 【名前で呼ぶ】ということです。 簡単でしょ?(゚∇^d) それでは早速、「名前を呼ぶ戦略」でお客様に 感動を与えている会社の例を2つ程紹介します。 ●とあるレストランの例 まずは、私(萩原)がこよなく愛する、とあるイタリアンレストラン。 東京では割と有名なレストランです。 多大な顧客数を構えているのは確かだし、ごくたまにしか利用しない 私(萩原)の名前や顔なんてもちろん覚えてないと思ってしまいます。 こちら側としては大勢の中の、お客さんなんだろうな、という認識です。 しかしこのレストランに電話を掛けると・・・ 「萩原様、いつもありがとうございます。〇〇(レストランの名前)の 担当△△(対応店員の名前)が承ります。」 と、なんと私の携帯電話がお店に登録されており、電話をした瞬間に 私の名前でおもてなしを受けるのです。 (・ω・)bグッ 今まで、いろいろな飲食店に電話してきましたけど、こんな風に ごくたまにしか予約をしない一般客の方でも、なんというか、 特別に扱っていただけるんだなぁ、と嬉しくなります♪ 例えば、同等もしくはそれ以上のレストランに行っても、 呼ばれる名前は「お客様」がほとんどですものね。 (※あとはテーブル番号で呼ばれることも・・・) なので、名前で呼ばれると「大切に思われてるのかな。」と 思ってしまうわけです。 ●とある大手自動車メーカーの例 さて、続いては大手自動車メーカーの店舗です。 ここでは、2度目以降にご来店されるお客様に対して、 従業員全員が、徹底してお客様を 「名前で呼ぶ」ように教育されています。 自分の担当するお客様でなくても、 「〇〇様、いらっしゃいませ!」 「〇〇様、こんにちは!」 など、全員体制でお客様の名前を呼び、出迎えます。 ここでは、1度目の来店の際に、従業員が車のナンバーの下四桁と、 車種をパソコンに入力しておき、次回ご来店の際にこの情報を 打ち込むだけで、名前を一緒に、来店履歴や趣味、家族構成や コーヒーの砂糖・ミルクの有無まで分かるようなシステムが 搭載されているそうです。 やはり「車」のように高い買い物ですと、お客様の満足度UPに 繋がるように、徹底して努めるというわけです。 ■ なぜ、名前で呼ばれると嬉しいのか。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★ さて、顧客心理を考えてみます。 お客様は「個別化」されることを好みます。 そして、個別化する方法は、お客様を名前で呼ぶことが 一番手っ取り早くて簡単で、そして効果的なのです♪ 名前は理性的な観点からみると、個人を識別するための 標識でしかありません。 しかし、感情的な観点から見ると・・・ 名前とは、一人ひとりに与えられた大切な宝物なのです。 だから、名前を間違われると「ムッと」するのですよね。 更に、名前があるにも関わらず、番号で呼ばれると、悲しいですよね。 なので、お客様は名前で呼ばれることによって、 「特別感」が味わえるのです♪ さてさて・・・ 皆さんも、お客様に出逢ったら、是非この簡単で効果的な 「名前を呼ぶ戦略」を試してみてください(゚∇^d) お客様の中にお子様連れの方が居たら、お子様の名前も 呼んで、そして「素敵な名前ですね!」と必ず心から 褒めましょうね♪ なぜなら、名前は一人ひとりに与えられた 大切な「宝物」だからです! 参考になりましたでしょうか? それではまた来週♪ ○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○● 今回のテーマ「2012年住宅着工動向」(前編) ■貸家が牽引した2012年住宅着工 2012年の住宅着工総数は88万2797戸で、前年比5.8%増、 3年連続の着工増となりました。 利用関係別の内訳は、以下の通りです。 ◇2012年住宅着工戸数内訳及び前年比伸率 持家 31万1589戸 (+ 2.0%) 低層分譲(建売住宅) 12万4653戸 (+ 4.5%) 中高層分譲(マンション) 12万2157戸 (+ 6.0%) 低層貸家(アパート) 20万4763戸 (+ 8.4%) 中高層貸家 11万9635戸 (+14.0%) ※国土交通省 住宅着工統計より (貸家には社宅等の給与住宅を含む) 持家は昨年からやや増加し、 4年ぶりに31万戸台を回復しました。 分譲系は建売、マンションとも 3年連続の増加となりました。 特にマンションは、リーマンショックによって 急ブレーキがかかった2009年からは、 7.6万戸→8.9万戸→11.5万戸→12.2万戸と 順調に回復しています。 ただ、これはバブル崩壊直後の1992〜93年と同規模の着工数で、 年間20〜24万戸程度を推移していた2000年代 前半の半分程度の戸数です。 今後は当時の供給規模まで着工を回復させるのではなく、 ストック流通の活性化という方向に シフトしていくこととなるでしょう。 アパートは昨年▲5.8%と落ち込んだ反動もあって8.4%増。 中高層貸家は昨年▲0.4%の微減から 大きく回復し、14.0%増となりました。 最大市場の東京都における中高層貸家着工数は 2万8547戸で26.6%と大幅増。 その他、北海道、埼玉、千葉、兵庫、福岡、沖縄等、 年間3000〜1万戸規模の県で10〜30%と、2ケタ増を記録しました。 低層と中高層を合わせた貸家系住宅の合計は 32万4398戸(前年比10.4%増)で、持家を1万戸以上上回り、 2012年の住宅着工の牽引役を果たしました。 相続税の大増税や、国策として推進されるサービス付き 高齢者向け住宅など、賃貸経営に関する大きな話題があったことも、 着工増につながったものと思われます。 ■建売ではプレハブが大幅増、スマートタウン本格化の兆し? 持家と建売の戸建系住宅について、主な工法別に 着工数の内訳を見てみましょう。 ◇工法別持家及び建売住宅着工数及び前年比伸率 【持家】 /伸率 【建売】 /伸率 在来木造 21万4300戸 /+1.0% 10万1921戸 /+ 4.8% プレハブ 5万5287戸 /+0.5% 5365戸 /+22.3% 2×4 3万2962戸 /+9.2% 1万5186戸 /+ 2.8% 持家全体の伸率が2.0%ですから、9.2%増となった2×4持家は、 平均以上に増加していることが分かります。 特に3大都市圏においては、持家全体の着工が減少〜横這い (首都圏0.1%、東海▲3.6%、近畿0.2%)に留まった中、 2×4持家は首都圏6.2%、東海9.5%、 近畿10.5%の伸びを示しました。 持家全体に占める2×4のシェアはじわじわと伸び続け、 2012年には集計開始以来初めて1割を 超えて10.6%となりました。 一方、建売住宅で大きな伸びとなったのは、プレハブ住宅です。 直近3年間は4500戸を下回る低水準で推移していましたが、 2012年は5365戸、前年比22.3%の増加となりました。 プレハブの建売住宅は、10万戸を超える在来木造と比べると 戸数自体が少ないため、僅かな増減で伸率が大きく左右される 点には注意が必要です。 それでも、47都道府県中32県でプラス、そのうち27県で 2ケタ増を達成した点は注目に値します。 大手住宅メーカー各社は、昨年から全国の広い範囲で スマートタウンの開発に着手し、盛んにPRを展開しています。 その取り組みが、着工数の急回復にも現れていると言えるでしょう。 ■着工ピークは9〜10月、そのワケは? 次に、1〜12月の月別で、着工推移を見てみましょう。 ◇2012年 月別着工数増減(前年同月比伸率、%) 月 全体 持家 建売 アパート 1 ▲1.1 ▲2.7 3.2 ▲4.7 2 7.5 1.5 5.5 12.4 3 5.0 ▲2.3 4.1 6.0 4 10.3 2.5 ▲4.9 15.8 5 9.3 8.2 13.2 12.7 6 ▲0.2 0.1 0.0 0.4 7 ▲9.6 ▲12.5 0.7 ▲20.1 8 ▲5.5 ▲9.1 ▲1.7 ▲11.7 9 15.5 12.6 8.6 43.5 10 25.2 13.0 11.6 41.9 11 10.3 9.2 9.8 24.9 12 10.0 9.2 6.5 5.3 建売以外では、7〜8月に大きな谷があり、9月以降に 急回復という共通の推移が見てとれます。 前年(2011年)の7〜9月に、 エコポイントとフラット35Sの金利優遇が相次いで終了し、 急激な駆け込みと反動減が起こったため、 2012年はそれとは逆の谷と山を描くことになりました。 特に、30万ポイント×戸数分のエコポイントが付与されたアパートでは、 7月は▲20.1%、9〜10月は40%以上増加と、 前年の反動が大きく現れています。 また、消費増税が決定された昨年8月以降は、 「低金利+各種補助金+ローン減税+消費増税前」という、 買い時要因を列挙するPRが盛んになりました。 こうした営業攻勢を受けて消費者が徐々に 動き出しているということも、着工増の 一つの要因として推測されます。 (情報提供:住宅産業研究所)