【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H25 3/4号)
MBA
2013.3.4
今回のテーマ:買い時検証〜消費増税と住宅ローン減税と低金利(前編) H25/3/4
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
萩原 舞花
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
萩原 舞花
いつもご愛読ありがとうございます。 工務店MBA事務局の萩原です。 さて、女性の皆さんであれば共感いただけると思いますが 自分が利用する美容院は、かなり時間をかけて 慎重に選びます(⌒-⌒) 技術もそうですが、対応してくれる美容師さんの人柄も 美容院を選ぶ際に重要なポイントだったりします。 人によっては「美容師さんに話しかけられたくない・・・。」 という女子もいれば、「楽しく話せる美容師さんが良い!」 という方もいるからです。 それはやはり長時間時間を共にするわけですから、 お客様になる側とすれば、自分に合った方と 一緒に居たいですよね♪ 私がいつもお世話になっている 美容師さんはと言いますと・・・ 松田○太さん似の「イケメン」です! (o^∇^o)ノ♪ どのくらいカッコいいのかもお話したい ところですが、今日は彼の仕事人としての 素晴らしさをシェアしたいと思います。 ■ 美容師さんの提案力とは・・・? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★ さて、私を担当していただいている美容師さんは 技術的にも非常に優れており、多くのコンテスト で賞を取っていらっしゃいます。 賞を取るって、スゴイですよね♪ 努力とセンスの賜物ですよね! ただし、お客様から支持され続けているのは 彼の「提案力」にあるのではないかと思っています。 どんなところが素晴らしいのかと言いますと・・・ 「悩みを聞いた上で、キチンと私に合った 提案をしてくれる」ところです。 美容院は私達女性にとっては「キレイ」になれる場所です。 その為に美容院に行くわけです。 そうは言っても、私達側からすると美容院のプロではありませんので 一体自分に何が必要で、何をしたら良くなるのか・キレイになれるのか・・・ などそんなことは自分では分からないものです( ゜_゜;) カットやカラーのメニューも、何種類もありますし 自分にとって何がいいのか、良く分かりません。 例えばシャンプーやトリートメントも、 値段で分けて5段階まであったりして、 選ぶ側も大変です( ゜_゜;) そこで美容師さんは・・・ ・現在の髪質の状況 ・何に問題があるのか(髪質に) ・問題解決するにはどうしたらいいのか(髪質に) ・今のトレンドはどういう髪型なのか ・そこで私の性格・顔の形・ライフスタイルにあった 髪型はどんなものなのか と・・・上記のようにかなり親身になって 細かいところまで説明してくれるのです。 そしていつも最後の言葉掛けは・・・ 「今日も、キレイにしますので任せてください!」 というなんとも心強いお言葉を頂戴しています(笑) 美容師のプロだかこそ、自身を持って 提案できるのですよね! なので、顧客側としても、安心してお任せしています。 (*^-^*) ■ お客様に合った提案とは・・・? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★ さて、今回は美容院の例でお話しました。 私達住宅業界にも共通点があると思いませんか? やはり今のお客様は、きちんと悩みを聞いて、 そして解決に導いてくれる営業マンを 求めているのではないかと思います。 「無理な売り込み」が嫌がられる世の中に なってきているからこそ、相手との 信頼関係を築くのが大切ですよね。 先日、とある工務店さんと 「なぜ商品発表会をするのか」 「その目的はどこにあるのか」 というお話になりました。 「商品発表会」は、皆さんが愛情を込めて、 つくった商品を披露する、素晴らしい 発表会だと思います。 なので開催側としては、商品の話ばかりに 走ってしまいがちです。 どんな機能に優れているのか、など「モノ」に 重点において、お客様に説明しがち。 しかし、お客様は家づくりに関して 「分からないこと」や「不安」があるから 皆さんのところに来場している可能性が ありますよね♪ 商品発表会の開催は、新たなお客様と出会える きっかけづくりになるイベントなのです。 ・どうして来場なさったのか ・家づくりに関して悩みはあるのか ・どんな家づくりを希望なさっているのか? などなど、一緒にお話できたらいいですよね (^0^)ノ 商品の良さもお話するのも大切です。 それと同時に、お客様の家づくり悩みを聞き出し、 その方だけに合った、家づくりを提案することも しなければいけないのかなぁ、と思います。 そして、皆さんの真剣な家づくりへの姿勢に、 共感した方が見込みのお客様になりますよね♪ そうやって、人と人との信頼関係って 築かれるのではないでしょうか? いつもお世話になっている美容師さんとの 会話から、そんなことを思いました。 参考になりましたでしょうか? それではまた来週(^―^)! ○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○● 今回のテーマ「買い時検証〜消費増税と住宅ローン減税と低金利」(前編) ■現行消費税とローン減税拡充はどっちが得か 2014年4月に、消費税が5%から8%に上がると同時に、 住宅ローン減税が拡充されることが決まりました。 ユーザーの負担が増える分、減税により負担を 抑えようということで、住宅の駆け込みと 反動の山谷をなだらかにすることが目的です。 今回は、増税や減税といった政府の動きを見ながら、 「一体いつが買い時なのか?」ということを 検証してみたいと思います。 まず普通に考えれば、消費税は低い時に 買った方が良いに決まっています。 しかしポイントとなるのは、「土地には消費税が 掛からない」ということです。 つまり建物にしか消費税が掛からないということになると、 土地の値段は増税前も後も変わらない ということに、一応なります。 ここで注意する点は、「地価は動く」ということです。 しかし今回は、消費増税に的を絞り、「地価が変わらない場合」 ということを前提として、損得を考えてみたいと思います。 一方、ローン残高の1%が10年間、所得税から控除される 住宅ローン減税は、借入額が大きければ大きいほど、 今回の拡充メリットを享受することができます。 現行の制度では、最大の控除額は10年間で 200万円(年間20万円)です。 長期優良住宅や低炭素住宅の認定を受けている場合は、 10年間で300万円(年間30万円)になります。 借入額が2000万円に満たない場合、今借りても、14年 4月の拡充後に借りてもメリットは変わりません。 つまり消費税5%のうちに買った方が お得ということになります。 今回の税制改正では、借入の多いケースにはメリットが 倍になり、最大400万円、年間40万円となります。 ただこれも借入が4000万円以上ないとあまりメリットはありません。 長期優良住宅は更に100万円アップの500万円、 年間50万円まで減税ということになります。 また今回のローン減税の拡充では、最大控除額まで メリットが受けられるような工夫もされる予定です。 通常年収600万円くらいの世帯では、年間の所得税額は 30万円に満たないので、最大控除額まで行きません。 残りの分は住民税から控除という措置もありますが、 これも限度があって、現行では97,500円まで ということになっています。 新ローン減税では、これが136,500円まで 拡大されるということがまず一つ。 そしてそれでも最大控除額まで行かない場合は、 現金給付ということになりそうです。 つまり年収が低い場合でも、マックスまでメリットが 享受できるような仕組みに変わります。 これは今回の税制改正での大きな変更点です。 さて、ここで消費税5%のうちに買うよりも、 8%になってから買った方が得になる ケースはあるのか、考えてみましょう。 前述の通り、土地には消費税が掛かりませんから、 「土地が高くて借入が多い」という場合には、 消費税8%時(ローン減税拡充後)の方が お得になりそうです。 また、建物の価格が安ければ、消費増税の影響も少なくなります。 例えば、土地が3000万円、建物が諸経費込みで1500万円、 消費税5%で1575万円、合計4575万円の住宅を買ったとします。 これが、消費税8%に増税されると、 税込の建物価格は1620万円になります。 つまり総額が4620万円となり、45万円アップとなります。 借入については、かなり多めですが 4000万円借りたとしましょう。 10年間で1000万円返したとして、 平均の年末借入残高は3500万円とします。 現行のローン減税では200万円が最大ですが、 拡充後は10年間で350万円となり、控除額が 150万円増えることになります。 消費増税による負担増が45万円、一方ローン減税拡充 による負担減が150万円。 つまり、差し引きで105万円ほどローン減税拡充後の 方がお得ということです。 消費税とローン減税だけを比較した場合には、前述のような 「土地が高くて借入が多い」ケースでは、消費税8%時に 買った方が、計算上はお得だということが言えます。 (情報提供:住宅産業研究所)