【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H23 7/4号)
MBA
2011.7.4
今回のテーマ:「大増税はビジネスチャンス!?」後編 H23/7/4
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
中條 達也
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中條 達也
先日、特別な打合せに行ってきました。 中條「どうも、はじめまして」 「先生とお会いできるのを楽しみにしていました」 (^0^) 先生「こちらこそ、お目にかかれて光栄です」 (^_^) 打合せは、かなり盛り上がり、気がつくと・・・ 先生「あら、もう2時間が過ぎてしまいましたね。」 中條「話に花が咲き、楽しい時間はほんとうに早いですね。」 約1ヶ月もの間、この方の話を伺いたくて、この打合せのために 訪問打診をひたすらしてきました。 その結果・・・ 先生「また、次回の打合せを楽しみにしていますね。」 (^O^) 中條「有意義なお時間をありがとうございました。」 (^<^) ※こんな風に、皆さんに役立つセミナーをつくっています。 (^_^) ●こんにちわ、中條です。 私の方では現在、 かなり楽しみな講演をつくり上げています。 冒頭の会話は、その講師となる方とのやり取りです。 とても、気の良い方で、話題も豊富、 何よりも言葉の受け答えが、天下一品です! その方の講演を9月に予定しています。 日程が近づいたら、改めてご案内しますね。 (^0^) ●突然ですが、みなさんに質問です。 皆さんが初対面の方とお話をする際に、 何に気をつけて、お話をされていますか? 最近、若い人の言葉や態度が気になります。 そんなことはありませんか? (@_@) お客様に向かって・・・ 「○○さんは、4人家族だよね?」 「次の土曜日、3時から空いてる?」 電話口でふんずりかえりながら・・・ 「あ〜。知ってる、知ってる。それ、いつだっけ?」 相手が お客様だろうと社内の人だろうと 表現の違いがありません。 先輩も後輩も、上司も同年代も、同じ言葉で話します。 (>_<) 態度でも、その人の個性が表れていて、 好きなように振る舞います。 例えば、話をする際の態度や振る舞いにも、 良い態度と悪い態度があります。 相手や周りのひとが、その態度を見てどう感じるか?です。 そのひとの態度ひとつで、 会社の素質までが問われます。 自分が当たり前と思い、やっていた事が 相手にとっては、「ムカッ」っとくるような事は時としてあります。 そんなことが、自社のスタッフであったとしたら、 とっても、もったいないですよね。 現代では、 若い人だけではなく、 年齢に関係なく、 言葉や態度に疑問を抱いてしまうことが良くあるそうです。 でもこれって、オーバーなお話? 「ちょっと言いすぎじゃないですか〜?」 (^^;) (ーー;)「言いすぎでは、ありません!」 そう言われる理由は・・・? そう言いきるその人物とは・・・? ●相手に失礼のない礼儀や振る舞いを学ぶ 冒頭でもご紹介しました先生に 講演のお願いをしてきました。 見た目は、かなり背の高い、キレイな女性です。 この先生は、たくさんの本を書かれています。 礼儀などの本だけではなく、 相手にものごとをしっかりと伝える事が得意です。 プレゼンテーションなどは、得意中の得意です。 山崎先生が言うには、 社内や社外関係なく、 相手が自分のことを理解して、はじめて行動してくれる。 その行動によって、業務がとても効率よく回る。 (^_^) ビジネスとは、業務が効率よく回ってこそ、 意味がある。 (そりゃ〜そうですね) 業務を遂行する上で、 「弊害になることを予め、排除しておく事は 当然であり、必要なこと!」 ごもっともです。 (>_<) 今後、気をつけます。 (わたし自身に言われている気がしました。反省〜) ●「親しき仲にも、礼儀あり」 当然ながら まだ親しくない人には、礼儀があって当然です。 礼儀とは、 1.言葉づかい 2.態度 3.視線 4.表情 5.声のトーン 6.声の大きさ 7.声の質 だそうです。 これらのことを理解しながら話すなんてむずかしいなぁ〜 (ーへー) 頑張って、上手くできるなんて訳ないよなぁ〜。 (そう思うのは、私だけかな?)(?_?) わたしも現状、できていることと できていないことがあります。 パーフェクトな方は極稀だそうです。 (^_^) 思いがけないところで損をするより、 気になる方は、誰かに学びましょう! そう!この山崎先生に、 「知らないと損をするビジネスマナー」の極意を 9月にやってもらいますので、ご期待くださいね。 (^0^) ○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○● 今回のテーマ「大増税はビジネスチャンス!?」後編 ■相続税の大増税が始まる!? もう一つ、大きな税収アップになると言われているのが、 「相続税」の増税です。 これについては、現在閣議決定されてはいますが、 まだ国会を通ってはいません。 ただ、この増税は間違いなく行われると思います。 今、日本の借金が莫大に膨れ上がっていることは、 よく知られていることですが、債務超過に陥っても 日本が破たんしないでいられるのは、家計の金融資産だけで 1000兆円以上と言われるほどあるためです。 国としては、消費税を上げるよりも、国民が保有する 金融資産から吸い上げる相続税を上げた方が、 税収は上がるということでしょう。 では相続税はどのように上げられるのでしょうか。 大きなポイントは、基礎控除額の引き下げです。 現行と改訂案の基礎控除額の比較は以下の通りになります。 ・現行 5000万円+1000万円×相続人数 ・改訂案 3000万円+ 600万円×相続人数 つまり配偶者を含む3人の相続人があった場合、 8000万円までは非課税だったものが、改訂案では 4800万円にまで下がります。 これは地価の高い東京などの都市部においては、 多くのケースが対象になってくるということになります。 例えば都内の戸建ストックは150万戸ありますが、 このうち敷地面積が200平方メートル以上という世帯が 26万戸あります。 つまり、自宅の土地評価だけでも3000万円くらいになる世帯が、 26万戸程度あるということです。 この結果、上記のように、今まで課税対象でなかった 8000万円以下の相続のケースが、課税対象になるわけですから、 課税対象者がかなり増えるということです。 その数は、死亡者の4%(年間約4万人)から、 6%程度(同約7万人)にまで拡大するという 試算がされています。 ただこれは全国レベルの話で、実際にはそれ以上、 課税対象者が増える可能性が高いようです。 東京では10%程度が対象になってくるという説もあります。 また死亡保険金も、500万円×法定相続人が 非課税になる点は変わりありませんが、 これは同居が条件になりました。 これも非課税枠が減ることにつながっていきます。 更に基礎控除後の決定相続分相当額が2億円以上の場合、 税率も上がる予定です。2〜3億円の相続の場合、 現行の40%から45%へ上昇します。 額が大きいですから、数百万円単位で上がって来るわけです。 例えば3億円を子供1人だけが相続する場合、 現行7900万円のところ、改正後は9180万円となります。 (相続税は、税率をかけた後にも税額控除額が 引かれるなど、算出方法は複雑です) ■アパート建築や孫にも贈与で若年層へ資産シフト 相続税が上がると、税金対策として挙げられるのが、 アパートの建築と生前贈与です。 アパートを建築すれば土地評価額が下がり、 借入があればその分資産が圧縮されます。 固定資産税も最大6分の1に減額できます。 つまり土地のオーナーへ向けて、アパートを 積極的に建ててもらうように営業するには、 相続税増税はチャンスとなります。 もう一つ今回の税制改正で、ポイントになってくるのは、 生前贈与を促しやすいチャンスが訪れるということです。 つまり、お金持ちのシニア層から子や孫への 資産移転が促進されるのです。 今、家計金融資産の64%を、60歳以上の熟年層が 持っていると言われています。 その世帯から子や孫へ資産移転は、 住宅市場を活性化させるはずです。 贈与税に関しては、相続税とは対照的に、 税率や贈与の対象が緩和されます。 例えば贈与価額が800万円であった場合、 基礎控除110万円を引いて、 690万円が課税対象になります。 現行では課税対象額600万円以上は40%が課税されるため、 151万円の税額となりますが、改正後は直系尊属が贈与を受ける場合は、 30%に引き下げられ、税額117万円に減額されます。 更に相続時精算課税制度においては、 従来は親から子に限定されていた措置が、 20歳以上の孫まで拡大され、贈与者は 65歳以上から60歳以上に緩和されます。 また今年から枠が縮小はしたものの、 住宅資金贈与を受けた場合の非課税枠1000万円 という措置も残っています。 これについては今後不明ですが、いずれにしても、 現在進行しているはずの相続税改正が実現すれば、 資産移転による住宅建築を促進するには、 非常に良い条件が整ってくるということです。 野村総研によれば、金融資産5000万円以上の層は、 全国で367万世帯、全体の7.5%に相当するそうです。 税制改正が実現すれば、このアッパー層を 掘り起こすチャンスの到来です。 是非その準備として、対応策を考えておくべきでしょう。 (情報提供:住宅産業研究所)