【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H22 12/6号)
MBA
2010.12.6
今回のテーマ:「2011年はスマートハウス元年」 後編 H22/12/6
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
日下部 興靖
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日下部 興靖
今、伸びているビルダー・工務店は、 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 何をしているのですか? ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ こっそりと【予告】もしますよ。 (^_^) ●お世話になります。ナックの日下部です。 最近、色々な方にお会いしていると、 「工務店は売れているの?」 という質問を受ける事が多いです。 「売れているところは、売れていますよ!」 と答えるのですが、次には必ず・・・ 「今、売れているビルダーや工務店は、 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 何をしているのですか?」 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ と聞かれます。 ●売れているビルダー・工務店のしていること・・・ 売れているビルダー・工務店には、共通点があります。 ・ しっかりと集客している。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ ・ フラット35Sを提案している。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ この2点です。 集客をするのに、とにかくたくさん集めている工務店も ありますが、集客数よりも「濃い見込客」を集めるしかけを しているところが、安定しているようです。 それと、「フラット35S」は、史上最大の低金利という 切り口で提案しているようです。 問題なのは、工務店の多くが「メンドクサイ」という理由で、 「フラット35S」を提案しているところが少ないこと・・・。 今からでも遅くないので、提案できるように勉強するべき ですよね・・・。 ●工務店には工務店なりの強みがある。 ハウスメーカーやビルダーと比べて、 工務店には強みがある。 でも、本人たちは気付いていない。 例えば、ハウスメーカーやビルダーの営業マンは、 毎月1棟契約を求められる。 3ヶ月も0棟の契約だと、会社にいられない環境で 仕事をしているので、「売る」ための本気度が違う。 でも、工務店は、人数によっても違うが、 年3棟でも充分な会社もある。 小さいのが強みなのです! (^_^) ●学んだことを実践しよう! 私がこのメルマガで告知している勉強会。 参加いただいた方からは、いつも「大絶賛」して いただいている。 アンケートを見て、講師の方も、喜んでくれている。 (^△^) でも、勉強会に参加して、実践する人が少ない。 どんな講師に聞いても・・・ 「講演を聴いて、実践する人が少ないんだよね〜」 「やれば、結果は出るのにね〜」 と言う。 しかも、ナック以外で行なう、10万円以上するセミナーの 講師に聞いても、「8対2の法則で実践するのは2割」と 言っていました。 (T_T) でも、小さい会社なら、結果はでやすいのです。 あなたが実践すれば、すぐに結果が出ます。 家を建てる事は、誰にでも出来る。 建てる家の違いを、お客様に理解してもらうのは難しい。 だから、家を建てること意外に2つ。 何か2つ強みを持てば、会社はよくなると思います。 ライバルが持っていない強みを2つ。 まずは、2つ勉強するようにしてみて下さい。 「あそこは、●●が得意で、■■な工務店だよ」 と口コミで言われるようになります。 きっと、会社は変わりますよ! (^□^) ●先日の照明の講座では・・・ 何年かぶりにお会いする人や、 しょっちゅうお会いする社長さんも、 数多く参加してくれました。 年に1回しか行なわない、希少価値の高い勉強会だったので、 「ずっと、この勉強会を待っていました!」 という方がいらっしゃいました。 うれしいです! (^_^) 照明と言うと、「照明器具」しか提案しない工務店が 多いと思うのですが、「光」「あかり」を提案することで、 「この工務店は、何か違う!」という印象をお客様に 与えられたりします。 ちょっと、勉強会で学んだことを、お客様に伝えるだけで、 御社の営業が変わるのです。 ●住宅営業の勉強会では・・・ 住宅営業の勉強会は、もっと提案の質が変わります。 もともと、営業が苦手な人でも、実践してみれば、 今までのお客様の反応と、何かが違うと感じる事が できるはずです。 今までの営業方法を変えるのが「怖い人」と、 今までの営業方法を変えるのが「面白い人」がいます。 面白いと感じる人は、どんどん新しいものを 吸収していく事ができるし、業績も上がるでしょう。 でも、怖い人にとっては、「変えるのが怖い」ので、 何を学んでも上手く行かないのではないでしょうか? そんな人のために・・・ ●【予告】まずは、ここから変えてみては? 恐らく、来週になりますが、 あなたの会社がもっとかっこよく見られるような提案 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ をします。 多くの工務店の弱点のひとつに、 ハウスメーカーと比べて、HPやパンフレットが 見劣りする・・・ というのがあります。 ホームページやパンフレットが 「見劣りする」というのは致命的で、 第一印象が悪いということになるのです。 まずは、ここを改善するための商品をリリースします。 (^_^) かなり、安いです。 安いので、広告を打つと赤字になります。 だから、メルマガでしか告知しないと思います。 (来週、号外で案内すると思います) チャンスですよ! (^_-)-☆ ●追伸 面白いサービスをたくさんリリースしようと 思っているのですが、1人で進めている事が多く、 中々前に進みません。 でも、工務店さんのために、色々と役立つサービスを 提供し、必要なものを必要なときにご利用いただける 環境を作りたいです。 (^_^) 準備が整ったものから、告知します!、 これからもお楽しみに! ○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○● 今回のテーマ「2011年はスマートハウス元年」 後編 ■創エネ・省エネ技術も進化 スマートハウスの開発に当たっては、 蓄電池やHEMSといった新しい技術の開発だけでなく、 省エネ・創エネ技術も、新たなステージへと 進化を遂げつつあります。 太陽光発電搭載実績で業界をリードするB社や、 ゼロエネルギー住宅の研究に注力するC社では、 棟位置をずらすことで南面の屋根面積を 広く確保できる切妻屋根を採用。 これにより、B社では約40坪の住宅に6.94kWの 大容量システムを設置できるようになったとしています。 「2030年の地球生活」を見据えたコンセプトモデル を建築したC社では、パネルから光を透過させて 太陽熱も活用する太陽光発電システムを導入しています。 断熱性については次世代省エネが当たり前となってきましたが、 C社のモデルでは、更なる断熱性の向上を実現しました。 このモデルでは、東西面の開口部を減らして日射を遮蔽し、 南面は大開口により日射を確保しつつ、軒や庇、 2階バルコニーのルーバーなどが季節や時間ごとの日射を コントロールして断熱性を向上。 また75mmの断熱材が入った90mm厚の外壁パネルの外側に、 更に75mmの断熱材をプラスする付加断熱、熱損失を 約27%低減する高断熱ガラス等も採用して、 Q値(熱損失係数)は、次世代省エネ基準(?W地域) の1/2以下に抑えたと発表しています。 各社のスマートハウス実験棟やモデル棟では、 照明器具の使い方にも様々な工夫が見られます。 A社のモデル棟では、夜間に発光する「蓄光磁器」 を門灯として活用したり、壁面に有機EL照明パネルを 設置するなどして、デザイン的にもオリジナリティを アピールしています。 D社が埼玉と愛知の総合展示場に建築した実験モデルでは、 照明デザイナー監修によるオリジナルLED照明を全館で採用。 一点から光が放射されるため、直接目に入ると 眩しく感じるというLED照明の難点を補うため、 間接照明をベースに提案しています。 また、赤・緑・青の3色を駆使し、日中用には太陽光、 夜間用にはシリカ電球の灯りと同等の光を再現しました。 光と風の通り道を工夫して省エネを図る アナログな手法(パッシブ省エネ)でも、 新しいアイディアが生まれています。 C社のモデルでは、屋内空間を「田の字」型に区切り、 その内部を東西・南北に通る「十の字」空間に、 光と風を導く役割を与えました。 トップライトから採り入れた光を鏡面加工したダクトで 反射させながら各居室に導く「光の路地」と、 南北通風や温度差換気などによって 心地よい風の流れを作り出す「風の道」です。 こうしたパッシブ技術については、 C社以外の実験棟やモデル棟でも重要な課題として、 効果の検証やアピールに注力しています。 設計上の工夫で自然の力を活用する省エネは、 消費者に伝わりやすい部分でもあり、今後も IT技術と並行して新しいアイディアが 期待される分野であると言えます。 ■メーカー各社で進む商品発売準備 スマートハウスは、 従来の住宅メーカーの技術のみでは開発が難しく、 どのメーカーも、通信、エネルギー、電機、自動車などの 異業種や大学などとの協力により、開発を進めています。 開発に取り組んでいるメーカーのほとんどが、 実験棟やモデル棟を建築済みで、いずれも早ければ来春、 遅くとも2011年度内には販売開始の予定です。 従来の商品に比べてどのくらいの費用アップになるのか、 また月々のシステム利用料がどのくらい掛かるかについては、 まだ明確にされていません。 C社のモデル仕様は、一般住宅に比べ500万円以上の コストアップ要因になると言われています。 また、大手自動車メーカーのグループ企業であるE社は、 蓄電池を搭載したHEMSの価格を数十万円と想定しています。 HEMS単体で見れば、前回お話ししたとおり、 システムをフル装備した場合、20万円以上の 費用がかかるのが一般的です。 そんな中、B社と共同でHEMSを開発している 電機メーカーのF社では、将来的にはHEMS単体での 販売も視野に入れ、10万円以下の普及価格帯を 目指すとしています。 ただしF社のHEMSは、 家庭用PCをモニターとして活用し、 電力測定装置と情報収集装置だけで構成する シンプルなシステムです。 もちろん、将来的にはソフト面の進化により、 家電の制御や様々な付加価値サービスを利用できる という拡張性も含有しています。 スマートハウスのソフトはまだまだ発展途上である と考えれば、当面、エネルギー需給の一元管理ができれば十分 というユーザーも多いと思われます。 また、ストック活用社会においては、 既存住宅を簡単にスマート化できるシステムも必要でしょう。 これまで見てきたような実験棟、 モデル棟のようなスペックが低価格化して 定着する前段階としては、太陽光発電、蓄電池、 そしてシンプルなHEMSの設置というところが、 現実的かもしれません。 (情報提供:住宅産業研究所)