【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H22 11/22号)
MBA
2010.11.22
今回のテーマ:「ストックから見るリフォーム市場」 後編 H22/11/22
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
日下部 興靖
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日下部 興靖
【「あの工務店って、センスがいいよね!」 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ とお客様に感じていただける、 とても簡単な方法を見つけました。 lighting-coordinate1129.pdf (↑これ以外の方法も、以下で初公開します) ●お世話になります。ナックの日下部です。 先日、東京ビックサイトで開催された ビルダーショーという業界でも最大規模の イベントの隣・・・ 東京ビックサイトの西ホールで開催された 「インテリアフェスティバル2010」 に参加してきました。 インテリアコーディネーターらしき女性たちが たくさん参加していました。 私は、今までインテリアとかに興味があったわけでは ないのですが、「インテリアフェスティバル2010」の中の、 照明コーナーをプロデュースした、 一般社団法人日本ライティングコーディネート協会の ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 副会長 山中 敏裕 先生に・・・ ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 「日下部さんも、是非来てくださいね〜」 と誘われたので行ってきました。 いや〜、新しい仕事のヒントがいっぱいあり、 誘ってもらってよかったです! (^_^) 山中先生には、年に1〜2回の工務店向け勉強会の セミナー講師を依頼しているだけなのですが、 今回ビックサイトに行ってみて、改めて凄い人だな〜と 感じました。 「先生〜♪」と声を掛けてくる学生さんから、 「ご無沙汰してます〜」と挨拶される経済界の 凄い人(名前は出せませんが)までいるので、 2人で歩いているのに、全く会話にならないほどの 人気者&有名人ぶりでした。 ●工務店のセンスを上げる方法・・・ この山中先生のセミナーを受講されたことのある方は、 既にご存知かもしれませんが・・・ 照明(ライティング)というスキルは、 お客様へのアピール度は高く、 今、話題のエコの話とも合致するので、 今すぐ使えるスキルです。 しかし、セミナーを聞くだけではなく、 もっとお客様に「あの工務店はセンスが良い!」と 言わせるような方法があったのです。 それは・・・ 「山中先生の施工に携わった施工事例の写真を、 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ チラシやHPやパンフレットなどに使用できる」 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ と言う方法です。 実は、2ヶ月くらい前・・・ 日下部:「カッコいい施工事例の写真、いっぱいありますよね〜」 山中先生:「うん、あるよ〜」 日下部:「それって、協会で販売したりしているんですか?」 山中先生:「雑誌社とかメーカーさんに、1枚1万円くらいで 販売したことある程度かな」 日下部:「い、いちまん・・・」 山中先生:「まぁ、レンタルポジでも、年間数万円だからね〜」 日下部:「それ、まとめて工務店さんに販売して、 チラシやHPで使わせてあげたいんですが・・・」 山中先生:「う〜〜〜ん・・・・、いいよ。」 という会話があってから、色々と著作権の問題や、 価格交渉や契約書の内容で時間がかかりましたが・・・ もう少しで、「施工事例写真集(写真画像データ)」 が販売できそうなのです! (^_^) ●写真だけあっても、センスは磨かれない! 写真だけ販売するのもいいけど、 それだけでは、本当の意味で センスが磨かれるわけではありませんよね。 お客様に、カッコいい写真を見せて集客しても、 そんな照明(ライティング)テクニックを持っていなければ、 契約にならないかもしれませんからね・・・。 そこで、11月29日(月)に、 ライティングコーディネート講座を企画して、 会員工務店にはFAXでご案内していました。 lighting-coordinate1129.pdf 今回の施工事例写真集(写真画像データ)は、 この29日に参加した人に、 先行販売を行おうと思っています。 ●施工事例写真集の詳細 本格的な販売は、もう少し後になりそうです。 しかし、29日に参加して頂いた人には、 その使い方やメリットまでご説明します! (^_^) このようなツールを自社に取り入れる理由は、 「センスの良い工務店と思ってもらう」事ではありません。 契約率を高めるためです! ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ だから、勉強しただけではなく、学んだことを セールスに生かせる方法も、簡単にですが ご提供したいと思います。 (^_^)v 価格などは、もちろん協会で販売していたような、 1枚1万円とかではなく、誰でも手の届く価格設定 にしています。(29日に公開します) ↓ ↓ ↓ lighting-coordinate1129.pdf もし、「センスの良い工務店」を目指しているなら、 照明(ライティング)テクニックを学んでみては いかがでしょうか? ○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○● 今回のテーマ「ストックから見るリフォーム市場」 後編 3.リフォーム需要は何処にあるのか? 〜リフォームが発生やすい築年数 総務省の「住宅土地統計調査」では、持家居住者に対して、 この5年近くの間(平成16年以降)に増改築等の工事を 行ったかを聞いています。 これを築年数別に分けて見ると、築年数別にどれくらいの リフォームが発生したかという、件数ベースでの 需要発生率がつかめるわけです。 まず全国の持家3031万戸のうち、「増改築・改修工事をした」 という世帯が、798.8万戸あり、全体の26.3%を占めました。 これは、平成16年から平成20年の9月までの間に 工事を行ったという集計であり、1年間換算するためには、 4.75で割ってみる必要があります。 そうすると、1年間に何らかのリフォームが168.2万件 発生していることになり、持家ストックの リフォーム需要発生率は5.55%ということになります。 <部位別> どんな工事を行ったかについても聞いており、 圧倒的に多いのはキッチン、トイレ、洗面所、風呂 といった水まわりの改修工事。 5年間で14.0%の需要発生率、1年間では2.95%の ストックに発生しているということです。 <建築時期別> 次に、リフォームが発生しやすい築年数を見てみましょう。 5年間で約800万件あったリフォームを100%として、 築年数別の割合を出してみました。 ただ、数値を見る上で注意する点は、 平成16年から調査時(平成20年)までの約5年間に 発生したリフォームということです。 よって築年数は5年程度少なめに見ると、 リフォームをした時点でのおよその築年数に 該当することになります。 ・築10年未満(実際には推定5年未満) 6.5% ・築10〜20年(5〜15年) 17.0% ・築20〜30年(15〜25年) 25.8% ・築30〜40年(25〜35年) 29.0% ・築40〜60年(35〜55年) 15.3% ・築60年以上(55年以上) 6.4% 最もリフォーム発生が多いのは、建替え時期にも差し掛かる、 現在30〜40年を経過した1971〜1980年の物件で、29%を占めます。 つまり、調査時点では大体築25〜35年程度の住宅ということです。 大型リフォームが発生しやすい時期です。 次いで築20〜30年(15〜25年)の物件で、 25.8%。築20〜40年の物件(15〜35年)では 全体の55%を占めています。 10〜20年(5〜15年)物件も17%あり、 これを合わせると10〜40年(5〜35年)の物件で 約70%ということで、やはりこの辺りがリフォームに 最も適しているストックということが言えるでしょう。 <建築時期別需要発生率> 今度は、建築時期別に需要発生率を見てみましょう。 5年間(4.75年)に発生したリフォームを1年換算にしてみます。 ・築10年未満(実際には推定5年未満) 2%程度 ・築10〜20年(5〜15年) 3〜5% ・築20〜30年(15〜25年) 7% ・築30〜40年(25〜35年) 8% ・築40〜60年(35〜55年) 7〜7.5% ・築60年以上(55年以上) 6.5% 築30年を超えた1981年以前の住宅からは、 7〜8%程度の需要が発生しています。 やはり、それなりに古い物件になれば、 1年間で10棟に1棟くらいは、 何らかのリフォームが出ているわけです。 中心となるのは、水まわり、内装、外装工事 ということになりますが、10年を過ぎるころからは、 外壁塗装などのリフォームも出て来ています。 ストックがあれば、 必ず発生するのがリフォームなのです。 ストック活用時代においては、 自社OB客のリフォーム適齢期を見逃さないためにも、 顧客情報をしっかり管理していくことが、 ますます重要になります。 (情報提供:住宅産業研究所)