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【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H21 7/27号)

MBA
2009.7.27

今回のテーマ:1000万円以下、超低価格住宅は普及するか?後編 09年07月27日

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 【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
日下部 興靖
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


ありがとうございます。

ありがとうございます。



大勢の方にお申込いただき、
ありがとうございます。

私が久しぶりに講演する、
「工務店のためのネット集客講座」

http://www.nac-consul.com/maidaiseminar.html
[こちらの案内は終了しております]

のお申込みをたくさん頂いたため・・・

会場によっては、100〜200名入る部屋に取り直しを
することになりました。

ありがとうございます。
(^_^)



今、こんなに大勢の工務店さんが、ネット集客に
興味を持っているということがわかって、
うれしいです!



●この勉強会に”参加しないデメリット”とは?


既にお申込いただいた方・・・

そして、まだ申込みを迷っている方・・・



今日は、どちらの方にも勉強になるお話をします。

この話を読んでいくと、住宅業界の今後について、
少し不安になるかもしれません。

(ごめんなさい)

でも、私が本気で心配していることなので、皆様にも
一緒に考えてもらいたいのです。


そして、最後まで読んで頂き、

「勉強会でお話しする情報が得られないこと」

それが、デメリットだと感じていただければ幸いです。




●悪夢のような現実の話


「せっかく夢のマイホームを建てたのに、
住宅ローンが支払えず手放す人が増えている・・・」


というニュースを先週Yahoo!ニュースで見ました。


調べてみると・・・

住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)が
平成20年度に競売をかけた件数は、
前年度より35%多い1万6577件。

さらに、競売を回避し、住宅を少しでも高く
売って残債務を減らそうと、不動産業者が
仲介する「任意売却」を選択する人もいる
と思うので、さらに多くの人が夢のマイホームを
手放しているのでしょう。


これは、マンションよりは戸建の方が多いとのこと。

さらに、景気が回復してくると、金利も上昇するので、
この数はさらに増えると予想されていました。

(T_T)



●このニュースで、住宅市場がさらに冷え込むと・・・


家を建てた人が、マイホームを手放す・・・
住宅市場が冷え込み、工務店の倒産件数が増加する・・・


あと、何年この不況が続くのか?
そして、工務店さんはどこまで耐えられるのか?


私は思います・・・

もう、今までのやり方は通用しないんだな・・・
(T_T)


じゃあ、次はどんな手でいこうか・・・



●私の、今後の予想とは・・・?


ちょっと、分析に基づいた今後の業界の予想をします!


私は・・・

超小予算でお客様を集めなければならない時代になる!

と、予想しています。



今までのように、お金をかけて
「集まるか集まらないかわからない広告」
では経営してはいけないと思うのです。


なぜなら、お客様がとても慎重になっているからです。


既に、都市部では建築面積が小さくなってきていて、
「無理なローンを組んでまで、家を建てたくない」
という人が増えています。


みんな、夢のマイホームを建てても、住宅ローンを払いきれる
気がしていないんですね・・・。

(T_T)


これが、現実です。



では・・・
人間は慎重になると、どうなるか?


「より詳しく調べようとする」
「納得するまでトコトン調べる」

という行動に出ます。

きっと、あなたもそんな経験があるのではないでしょうか?


知りたいという知的欲求を満たさなければ、
前に進まなくなります。


では・・・
どこで情報収集するのか?


新聞広告??
チラシ??
ポスティング??


これらは、情報収集のきっかけにすぎず、
最終的にインターネットで情報収集します。

お客様がもっとも入りやすい入り口は、
ポータルサイトです。

「住宅会社ではなく、第3者的な立場の専門家の意見が聞きたい」

という心理から、ポータルサイトを活用するでしょう。


各住宅会社のホームページは、自社に都合のよいことしか
書かれていないので、まだこの段階では「チラ見する程度」
なのです。

だから、まずはポータルサイト。


さて・・・

新聞広告
チラシ
ポスティング

の反響率がガタ落ちしている今、
多くの住宅会社がネット集客に切り替えて、
超小予算でお客様を集めるようになっています。


昨年あたりまでは・・・
インターネット上にお客様がたくさんいて
住宅会社が少ない状況だったので、
WEB戦略をはじめた住宅会社は簡単に
受注獲得できたと思います。


でも、来年には、WEB戦略も簡単ではなくなります。
今のやり方は、あまり通用しなくなります。


なぜか?

元ハウスメーカーの営業マンなどが、
ホームページ制作会社に入社して、
住宅ポータルを作り始めているからです。


私が知るだけでも、この7月に2つの住宅ポータルサイトが
誕生しています。このサイトも、半年すると力をつけて来るので、
検索結果での上位表示や、PPC広告の単価などが上昇
していくでしょう。


その他にも、「ポータルサイトを作るのだけど〜」
という話を聞いた事があります。


ネット業界のプロが、住宅業界のプロと手を組んで、
住宅ポータルが乱立し、住宅業界のネット市場は
一瞬にして超激戦になるでしょう。


こうなると、SEO対策していない工務店のホームページは、
集まらないチラシと同じような存在になり、工務店にとっての
集客の切り口がなくなってしまうのです。


どちらにしても、自社で何とかしようとしても、難しいレベルに
突入すると思っています。



●こんな市場でも、生き残れるヒントとは?


もし、本当に私の予想通り、住宅業界がインターネットでも
激戦になってきたら・・・?


あなたは、生き残れる自信がありますか?
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^


もし、生き残り策として「広告代理店に依頼する道」を選択すると、

”チラシで集客するよりも、見込客の獲得単価が高くなる”
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
のですが、そのことはご存知ですか?


今回、私がお話しする「工務店のためのネット集客講座」では、
次世代の住宅業界の集客方法のヒントになるお話をしたいと
思っています。


もし、あなたが「お客様のために」家づくりをしているのであれば、
このセミナーに参加して下さい。

http://www.nac-consul.com/maidaiseminar.html
[こちらの案内は終了しております]


●追伸

私は・・・
「夢のマイホームが悪夢に変わることがない」
そんな住宅業界にしていきたいとおもっています。


お客様のために。


でも、私が家を建てているのではありません。
皆さんが変わらなければ、住宅業界は変わりません。

あなたにも、協力してもらいたいのです。

もし、あなたが「この勉強会に参加しないと損する!」
「この勉強会に参加しないことがデメリットになる!」
と感じていただけたら、是非お申込下さい。

他の会場での勉強会は、今のところ予定していません。
この会場だけなので、是非日程の調整をお願いします。

http://www.nac-consul.com/maidaiseminar.html
[こちらの案内は終了しております]




○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○●



今週のテーマ「1000万円以下、超低価格住宅は普及するか?」後編


2.戸建賃貸としての需要もあり

最近、住宅市場でもう1つのブームとなっているのは、戸建賃貸です。

以前このメルマガでも取り上げたことがありますが、よく考えてみると、
1000万円以下の低価格商品とは、戸建賃貸住宅と同じような商品なわけです。
小さくて規格タイプという点はまったく同じで、違うのは用途だけ。

自分で住めば持家ということになりますが、人に貸すために建てるのならば
貸家になります。貸家として利用するには、建築費が安ければ安いほど、
多くの利益が生まれます。


たとえば家賃10万円で貸せたならば、年間120万円、550万円ならば5年で
回収できる計算です。

実際に、A社くらいの低価格商品になると、初めから戸建賃貸を建てよう
という目的でモデルハウスを訪れる顧客もいたようです。

(先週のメルマガにてお伝えしておりました、東京のA社が出した限定商品。
価格は税込み550万円。間取りは、2階建て60平米と、平屋49平米の2タイプ)

イニシャルコストが非常に低いために、オーナーには大きなメリットがあります。


つまり戸建賃貸のブーム、1000万円以下住宅のブームは同一の現象だと見て
良いかもしれません。

実際に50坪程度の敷地に2棟建てて、1棟に自分が住んで1棟を貸すといった
提案も各社が行っています。いわゆる「収入付き住宅」とか、「働く家」
というもので、土地を持っている場合は、家賃収入を2棟分の借入返済に
充てていくことができるというわけです。家賃がそれなりにとれれば、
理論上、タダで家を建てること
ができます。



3.実際に売れるのはもう少し上の価格帯?


A社の550万円住宅は、発売期間の2ヶ月半くらいの間に、
65棟を売ったようです。

50棟が2階建て、残りは平屋だったようですが、これをきっかけに
一般の価格帯の住宅も30棟くらい受注したといいます。ある意味
「広告=寄せ商品」になったということです。


大手のT社が100平米850万円の商品を前面に出してアピールした時も、
やはりそのままのプランはほとんど売れなかったといいます。

いくつか選択視がある状況においては、もう少しお金を出して、
もう少しいいモノを…と考えるのは当然のこと。つまり、必ずしも
安いものばかりが売れているわけではないということです。


では今後、この1000万円以下住宅は普及するのでしょうか?

この分野の商品は今までもあったのですが、あまり普及していなかった
のは事実で、不況型商品の典型とも言えます。

しかし新潟のH社はこの商品が主力です。地方においては、1000万円以下
住宅に客寄せ以上の存在意義があり、ニッチとはいえ、真っ当なニーズを
捉えるようになっています。爆発的な数が出る商品ではないでしょうが、
こういう時代だからこそ、その存在価値があるのです。



都市部でもニーズはまずまずあるはずです。

前述した戸建賃貸として使っても良いですし、都市部における狭小住宅
としてもニーズはあるでしょう。

時代は長期優良住宅へ向かっていますが、それでもみんなが長期優良住宅に
住めるわけではありません。また、そこまで高性能な必要はないという
ユーザーもいるはずで、家への出費はできるだけ抑えたいというニーズは
必ずあるでしょう。



更に言えば従来の持家断念層にも購入できる、画期的な住宅商品
とも言えます。家は借りるものだと諦めていたユーザーにとっては、
手の届く商品は魅力的に映ります。あと問題となるのは、売る側
として利益がどれだけ出せるかでしょう。

550万円住宅もコストダウンの努力は各所に見られますし、販促費まで
含めて考えれば、今までの注文住宅と変わらない利益率だといいます。
2棟建てにした方が施工効率などが上がって価格を抑えられるし、
利益も出せるなど、収益を上げる工夫は必要です。

粗利28%で800万円とした場合、224万円の粗利益が出ます。

これで、例えば販促費・人件費等の諸々の経費が124万円かかった場合、
最後に残る利益は100万円。一般の住宅が2000万円で経常利益が5%
だとしたら、これも100万円になります。規格住宅ですから、
作れば作るほど効率は上がっていきます。


つまりあらゆる効率を突き詰めていき、コストダウンの仕方によっては、
一般の住宅と同じくらいの利益を出せる可能性もあるわけです。


(情報提供:株式会社 住宅産業研究所)

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