【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H21 3/23号)
MBA
2009.3.23
今回のテーマ:お金を掛けずにモデルハウスを持つ方法 前編 09年03月23日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
日下部 興靖
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日下部 興靖
●お世話になります。ナックの日下部です。 やりかけて、後回しにして、うやむやにしていること・・・。 そんなことありますよね? ●お世話になります。ナックの日下部です。 この3連休で首を痛め、「針・お灸・整体」の フルコースに行ってきました。 そのお陰か、「凄く痛い」→「少し痛い」になりました。 (>_<) 首が痛かったので、この3連休は家に引きこもり、 ず〜〜っとテレビを見ていました。 WBC(野球)や、東京マラソンなどのスポーツ系や、 黒部の太陽(フジテレビ開局50周年記念番組のドラマ) など、久しぶりにガッツリTVを見ました。 黒部の太陽というドラマで印象的だったのが、 ”技術的に出来るかどうかわからない目標に対し、 やれると信じて一致団結して取り組み、最後には 結果を出す” という事でした。 ・やると決めたことは最後までやり抜くこと ・途中でどんな難題が立ちはだかっても、あきらめないこと ・やりぬけば、しっかりと結果が付いてくること などなどを学べました。 自分の生活の中でも、やりかけてほったらかしに なっていることがあったので、優先順位をつけて しっかりとこなしていこうと思います。 皆さんは、やりかけてほったらかしになっていることは ありませんか?それをすれば、会社が良くなるとわかっていて、 後回しにしてしまっているもの・・・ 不景気や少子化、明るいニュースの乏しい住宅業界で、 安定受注するためには、やろうと決めたことをやり抜く ことからはじめてみてはいかがでしょう? やろうとしてできていない事を、再びやりはじめる お手伝いが、私たちができる事だとしたら、喜んで お手伝いいたします。 まずは、ここに相談してみて下さい。 http://www.nac-consul.com/47koumuten_soudansitu/(このページは現存しません) ○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○● テーマ「お金を掛けずにモデルハウスを持つ方法」 1.モデルハウスはカネ食い虫、でも自社の自信作を見せたい 注文住宅という高額のオーダーメード商品を購入する以上、 どんなものが出来上がるか予め知っておきたい、というのは ユーザーの当然の心理ですし、売る側も納得してもらいやすい。 従ってモデルハウスがあるということは、お客様を探したり、 契約に持ち込む上で大変有利です。 ハウスメーカーがここまで大きくなった要因の一つは、 モデルハウスを共同で見せられる総合住宅展示場という 施設を発明したことだと言われています。 しかし、モデルハウスには、おカネがかかり過ぎるという 大きな欠点があります。 総合住宅展示場を例にとれば、モデルハウスの建設に 5000万円〜1億円かかる上、毎月100〜200万円くらいの 地代が必要です。 その上、古いモデルハウスをいつまでも、建てておくわけには いきませんので、数年間で建て替えることになります。 このため最近ではハウスメーカーさえ経費負担に耐え切れず、 数を減らす傾向にあります。 日本には、1年間に1棟でも「注文住宅を元請で建築する業者」 がおよそ7万社ありますが、ここ数年は毎年3000社強ずつ減って います。 つまり4〜5%のペースで、業者が減っていることになります。 これを規模別に見ますと、淘汰されているのは99%まで、 年間20棟未満の、いわゆる工務店です。 着工数減少のあおりを受けて、零細クラスが整理されている ということになります。 総合展示場ではなく自社単独の展示場なら、 もっと安く出来るという考え方があります。 確かに借地代を払ったとしてもずっと安いでしょうし、 まして自社の遊休地ならタダも同然です。 ただそれでも、駅近や幹線道路沿いなら地代は、 それなりでしょうし、モデルハウスの建設費自体には 大きな差はありません。 「工務店は建築現場がモデルハウスだ」とはよく言われる 言葉で、実際、現場の活用は重要なことです。 しかし、現場には ・いつも都合よく現場があるとは限らない ・立地を選ぶことができない ・お客様の希望するデザインや仕様であって、 自社が見せたいものとは一致しない といった欠点があります。 特に3番目が問題で、適切なモデルを確保するのは 簡単ではありません。 それだけに、自社の自信作が、いつでも見込み客に 見てもらえる状態にあるということは、ライバル他社に 対して有利ですし、お客様に契約を決断してもらう上でも 大変有利です。 2.ハウスメーカーも積極展開する分譲式展示場 分譲式展示場というのは、モデルハウスとして一定期間利用した後、 文字通り分譲住宅として売ってしまうものです。 展示期間は通常1年くらいで、売却する時の価格は、 「土地は周辺相場並み、建物は20〜30%安く」 というのが一般的です。 分譲式展示場のいい所は、以下のような点です。 ・常設ほどおカネがかからない(モデルハウスを値引き販売する分) ・自社の商品の特徴を出せる ・周辺市場の開拓が終わったら新しい開拓エリアへ移動できる ・分譲を前提とした等身大モデルのため、ユーザーの共感を得やすい ・モデルハウスの鮮度が保てる 常設のモデルだと、集客できるエリアが限られてしまうし、 少なくとも数年間(通常5年以上)は建替えないため、 見た目は無論、設備仕様も流行から遅れて古びてしまいます。 またモデルハウスというのは、どうしても実際に建つものより 豪華になってしまいますが、売ることが前提の分譲式のため、 「このモデルハウスで○○円」といったトークも可能です。 実際に大手ハウスメーカーの間でも、「街角展示場」や「街中展示場」 といった名称で、ここ2〜3年採用するケースが増えており、 多いメーカーでは100ヵ所を超えています。 ここまで数が増えているということは、採用しているメーカーが それなりの効果を実感している証拠でもあります。 次回は、その分譲式の展示場を成功させるコツ、 そしてOB施主宅の活用について 解説していきたいと思います。 (情報提供:株式会社 住宅産業研究所)