【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H21 1/13号)
MBA
2009.1.13
今回のテーマ:2009年、長引く住宅不況を乗り切れ!
〜不況の波を吹き飛ばす1年にしたい 前編 09年01月13日
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【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
日下部 興靖
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━工務店MBA事務局
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日下部 興靖
●お世話になります。ナックの日下部です。 今日は、衝撃の事実を発表します。 衝撃の事実は、工務店さんなら誰もが大歓迎 してくれる内容だと思います。 実は・・・ マイホーム大学の無料期間を、9月末まで延長します!! ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ お申込はコチラまで! http://r.myhome-univ.jp/index3.html (このページは現存しません) なぜ、この発表をすることになったのか・・・ 昨年の7月、私が工務店のために、マイホーム大学を 立ち上げようとしていたとき、サブプライムローンの 問題もなく、経済は順調に推移すると思っていました。 そして、10月のサブプライムローン問題が勃発したころ、 マイホーム大学がオープンしました。 それからと言うもの、大きなビルダー・不動産会社が次々に 民事再生や倒産していき、住宅業界も先行きの見えない 不安に満ちた状態になっていきました。 私は、この状況に焦りを感じました。 マイホーム大学の無料期間は3月まで。 しかし、それまでに景気が回復するともいえない。 工務店さんも、月々1万円でも抑えたいだろうな〜(T_T) 4月から有料化するといってもなぁ〜 何とかならないかな・・・ 何か良い方法は・・・ せめて、有料化のタイミングを、もっと遅らせられれば・・・ しかし・・・ うちの会社にとって延長するメリットは、何もありません。 毎月、多額の広告費を使わせてもらっていているのに、 「有料化の時期を遅らせて下さい・・・」 とは言いづらいよな〜思っていました。 考えれば考えるほど、胃がキリキリするほど痛み出し、 体調がドンドン悪くなっていきました。 そんな時に、マイホーム大学の方向性を少し変更する事を、 事業本部のトップに報告すると・・・ 「マイホーム大学の有料化の時期、もっと遅らせてあげれば!?」 ん?? 私は耳を疑いました。 広告費だけかかって、売上の上がらない マイホーム大学の有料化の時期を遅らせていいよ・・・ と、普通の上司なら言いません。 私は、恐る恐る・・・ 「3ヶ月くらいですかね・・・?」 と聞きました。 上司は、 「中途半端なことしても、仕方ないから 6ヶ月伸ばしちゃえば?」 ということで!!!! マイホーム大学の無料期間、9月末まで延長決定!! ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ お申込はコチラまで! http://r.myhome-univ.jp/index3.html (このページは現存しません) ○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○● 2008年は大変な年になりました。 住宅業界というよりも世界中に蔓延した大不況の波は、 今後どの程度まで長引くのでしょうか。 麻生首相が言うには、回復は全治3年とのことです。 それにしても倒産、減産、解雇等、いろいろなところで 100年に一度と言われる世界大不況の影響を感じることが 多くなりました。 2兆円の利益を出していた、あのトヨタ自動車さえ 営業利益で赤字になるなんて、多くの人が予測でき なかったでしょう。 円高の影響も大きく、海外市場に依存しすぎていたという 面もありますが、そもそもは車離れが進んでおり、車に お金を割く優先順位が下がってきたことは事実です。 磐石と思われていたものがこんなに簡単に崩れてしまうとは、 世の中何が起こるか分かりません。 もっとも、トヨタ自動車は成長神話を過信していたとも言えますが…。 ただこのような不況の中でも悪いところばかりではなく、 ユニクロやマクドナルドなど、低価格をウリとしている 企業は元気です。 住宅もそうかもしれません。 今、お客様はとにかくお金を出すことを躊躇っている。 住宅は大きな買い物ですから、なおさらです。 ユニクロやマックのように、住宅でも低価格路線が 追い風になる可能性もあります。 不況不況とばかり言っていても仕方ありません。 コストダウンの努力や、お金を割く価値のある家づくりなど、 前向きに取り組む1年にしましょう。 1.2008年を振り返る〜いろいろあった10大ニュース 住宅業界も、2008年は本当に大変な年でした。 着工戸数はその前年の基準法改正の影響の方が大きく 出ましたが、それをきっかけに倒産も大量に出ました。 昨年の住宅業界は一体どんなことがあったでしょうか。 いいことも悪いことも含めて、10個挙げるとすると、 こんなことがあった年であったと言えます。 1)超長期住宅先導的モデル事業が始動 〜7月第1回、11月第2回 2)不動産系倒産多発 〜急成長ビルダーから老舗ビルダーまで 3)7月以降着工大幅増 〜但し18年度比ではまだ減少、今期も110万戸割れか 4)減収減益企業続出 〜大手メーカーも戸建軒並みダウン、10月以降受注大幅減 5)地価反転、完成在庫増、不動産市場は 逆回転でパワービルダー急降下 6)マンション着工大幅ダウン、投売り乱発 7)ハウスメーカーも価格シフトダウン、ビルダーは 1,000万円以下の商品へと更に下に降りる 〜完全規格型商品ブーム 8)住宅ローン減税が延長、拡充 〜最大600万円の減税効果あり 9)中古流通、再生事業が本格始動 〜大手メーカーも「スムストック」立ち上げ 10)環境サミット開催 〜省エネ住宅、ゼロエネルギー住宅への取り組み活発化 いいことというと、超長期住宅の先導モデルや、 住宅ローン減税の拡充、中古流通への意識の高まり、 また業界全体として環境への取り組みが活発化した ことでしょうか。 あとは倒産や赤字、受注減と、どちらかというと 悪いことの方が多かったことは間違いないでしょう。 3)の着工については、7月以降は前年の反動で 大幅増のように見えますが、例年と比較すると 低水準で、大手メーカーの受注は11月以降、 急激に冷え込みを見せています。 年度末の着工戸数は100万戸に近づく恐れもあるくらいです。 (情報提供:株式会社 住宅産業研究所)