【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H20 11/25号)
MBA
2008.11.25
今回のテーマ:工務店の生き残りの決め手・アフターサービス前編 08年11月25日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
日下部 興靖
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
日下部 興靖
●お世話になります。ナックの日下部です。 先週のこと。 マスコミ(建築業界の専門誌)に取材を受けました。 マイホーム大学について色々と話を聞かれましたが、 私も記者さんから色々と情報を聞く事ができました。 やはり、記者さんは色々な情報を持っていますね〜。 他のルートからは入らない情報も、聞く事ができ とても勉強になりました(^_^) ちなみに、その他にもマスコミに取り上げていただいて います。 ★他のマスコミ掲載記事 (新建ハウジング) (建設タイムズ) ●さて、もう一つ「安定経営するために」というお話を。 先日、号外メールで小冊子のご案内をしました。 まだ、メルマガ以外で誰にも案内していないのに、 300件を超えるお申し込みをいただいてしまいました。 そろそろ、お手元に届いている頃だと思いますが、 まだ届いていない方は、もう少しお待ち下さい。 小冊子を読まれた方は、もうおわかりだと思いますが、 「お客様が、御社で建てなければいけない理由は何ですか?」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ という問いに、自信を持って答えられれば、自然と家は売れる ようになるはずです。 しかし、もし答えが見つからないようであれば・・・ この悩みを解決した工務店の、成功事例を参考にして下さい。 参考事例は、セミナーで直接聞く事ができるでしょう。 ここで、あなたに紹介しておきます。 以下のページは、現在マイホーム大学の工務店向けの担当を している、福島君が書いたセミナー案内のページです。 彼の実家は建築業(板金屋)なのですが、 倒産の危機に直面した話が、とても印象的なページです。 ここから申し込むと、お近くで開催するセミナー情報を 後日担当者よりお送りします。 http://www.nac-consul.com/event-f.html (このページは現存しません) もし、あなたが・・・ 小手先の解決策ではなく、根本的な解決策を求めているとしたら、 お役に立てるページだと思いますので、是非ご覧下さい。 日下部 ○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○● 工務店の生き残りの決め手・アフターサービス 1.いま何故アフターサービスか 利用する年数が数十年以上という住宅にとって、他の商品 とは比較にならないほどアフターサービスが重要なことは 言うまでもありませんが、ここへ来て一段と重要性を 増しています。 そのキッカケになったのが、国による200年住宅事業モデル の推進です。 200年住宅の条件として、構造が丈夫であることは当然ですが、 定期点検制度やリフォーム履歴の保存システムなど、入居後の アフター・メンテナンス体制が整備されているかが、重要な 要件になっています。 実際ハウスメーカーや大手地域ビルダーは、体制の整備を 急いでいます。 入居後のアフター・メンテナンスは、工務店にとって ハウスメーカーや地域ビルダー以上に重要で、今後の 生き残りに関ってくる最重要テーマです。 ハウスメーカー等のように、多大な広告宣伝費や、営業マンの 数を使って攻めることができない工務店にとって、引き渡した お客様(OB施主)は最大の財産だからです。 ●OB施主を大切にしなければならない3つの理由 ・紹介やクチコミ効果 ⇒次の見込み客が見つかる ・サポーター効果 ⇒現場見学会等イベント参加、 モデルハウス提供 ・リフォーム効果 ⇒将来のリフォーム受注につながる 地域の人間関係が薄れ、最近は地方でも地縁・血縁で受注 できるケースは非常に少なくなっています。 また、個人情報保護法の施行により、知り合いなどの情報を工務店 に教えることに対し、お客様が臆病になってしまいました。 従ってあなたの会社の良い評判を広めてくれるOB施主が、 見込み客を見つける最大の手段になったのです。 現場見学会は多くの工務店が開催していることと思いますが、 あなたの会社の集客状況はいかがですか? 規模や地域によりますが、1回当たり20〜30組くらいは 集めたいものです。 「とてもそんなに集められないよ」と思われるかもしれませんが、 新規客が全てというわけではありません。 新規客、管理客、OB施主それぞれが3分の1づつ、 というのが目安です。 特に忘れられがちなのがOB施主で、これによって客が客を呼ぶ という賑わいを演出することが重要です。 展示場のない工務店にとって、モデルハウス代わりにいつでも 見込み客を案内できるOB施主がいることは、契約促進に大変 役立ちます。 3つめのリフォーム受注の重要性は、今更言うまでもないでしょう。 以上どれをとっても、日頃OB施主を大事にしているかどうかで、 協力度が決まってきます。 その決め手になるのが、アフターサービス・メンテナンスなのです。 2.ハウスメーカーのアフターサービス制度 それではハウスメーカーのアフターサービスや定期点検制度は、 どのようになっているのか、見ていきましょう。 ●主要ハウスメーカーの定期点検制度 <2年目まで> <3年目以降> A社 3・6・12・24ヵ月 10年、20年以降は10年ごとで有償 B社 6・12・24ヵ月 5〜60年まで5年ごとで無償 C社 1・6・12・24ヵ月 5〜40年まで5年ごとで無償 D社 6・11・23ヵ月 5・10・15・20年 E社 3・8・18・24ヵ月 5〜30年まで5年ごと F社 3・12・24ヶ月 5・10・20・30年、40及び50年は有料 G社 3・12・24ヵ月 5・10・15年 H社 3・13・23ヵ月 10年 I社 4・12・24ヵ月 10〜50年まで5年ごと J社 3・6・12・24ヵ月 10〜50年まで5年ごと ハウスメーカーの無料点検期間は、長い間引渡し後2年間でした。 上記のように2年間に3〜4回訪問し、入居者の住み方に問題が ないかぎり、各種クレームは無償で対応しています。 最初の訪問は3ヶ月目が殆どですが、入居直後の不具合に対応 するには、C社のように1ヶ月目の方が妥当でしょう。 B社やD社のように6ヶ月目というのは遅過ぎです。 「入居直後クレームまでは施工担当者の責任」という考え方から、 最初の点検は工事監督が行う企業も多くありますが、 2回目点検以降はアフター担当者が定期訪問します。 最近は3年目以降についても、ほぼ全てのハウスメーカーが 無償の延長点検制度を導入しています。 無償点検期間については、各社によってかなり差があり、 B、I、J社などは50〜60年間全て無償であるのに対し、 A社は10年まで、F社は30年までに限定しています。 点検回数が増えるほど、またストックが増えるほど、 担当者の増員などコストアップ要因になりますから、 一定期間以降は有償が妥当でしょう。 3年目以降の最初の点検は、当初は各社とも10年からスタート していました。 これは瑕疵保証義務の10年間を超え、20年までの延長保証をする のに、10年目の点検が不可欠だったためです。 しかし3年目から10年目までの期間が空きすぎること、設備機器 などの取替え需要は7〜8年目から発生することなどから、 最近では5年点検が中心となっています。 それ以降も、リフォームなどを受注するには、10年間隔では 長過ぎるということで、5年間隔が主流です。 (情報提供:株式会社 住宅産業研究所) ●次回予告 次回のテーマは、 ”工務店の生き残りの決め手、アフターサービス 後編” ・先進工務店のアフターサービス事例 ・貴社のアフターサービス制度の作り方 を予定しています。 ご期待下さい!!!!!