おさがりでコーディネート!?商品・トレンド
ナックの松田です。今年は、もしかして大丈夫?かなと、油断しておりましたが、ダメかもしれません。目がかゆい、鼻がムズムズ、セキがでてきました。。。例年よりは、なぜか、ヒドくはないのですが、間違いなく花粉の影響です(T_T)否が応でも、春がすぐそこまで、来てることを実感させてくれるので、喜ぶべきなのかもしれません(汗)
「おさがり」をゲット!
話は変わり、最近、いろいろなメディアで、目にするのですが、10代~20代の若者の中で、「おさがり」が流行ってるみたいです。「おさがり」と言えば、兄、姉、年長者の服などが、弟、妹、年少者に受け継がれる、古くからあるエコシステムですね。モノを大切に扱う観点からは、素晴らしいのですが、新しいモノが欲しい、弟、妹の思いには、相反する場合はありますね。ただ、現代のおさがりは、私がイメージする「おさがり」とは、ちょっと違うようで、、、息子、娘が、父、母に、進んで、服の「おさがり」を、求めるそうです。ジャケット、ジャンパー、シャツ、ブラウス、ズボン、などなど、求めるモノは様々。中には、父、母に、とどまらず、祖父、祖母の「おさがり」を、求める若者もいるそうです。
あるニュース番組の特集で、20代の若者が、祖母の家に服を探しに行き、祖母の「おさがり」をアレンジして、ばっちり決める様子が映っていました。自分の服を欲しがる孫の様子を、おばあちゃんは、本当に不思議そうに、見つめていました。その映像を見て私も、自分のじいちゃん、ばあちゃんの服を着る感覚が飲み込めず本当に不思議な気持ちで、見つめました。。。この現代の「おさがり」が、流行している要因をいろいろ、検索してみると、どうやら、ファッション界は、90年代ブームのようで、当時、脚光を浴びたブランドのブームが再燃しているそうです。しかも、そこにオーバーサイズ、ダボッとした感じの着こなしも流行っているらしく、両親が当時着ていた服なら、今、流行りのブランドで、かつ、お父さんのサイズなら大きめだし、ということで、需要と供給が、合ったのかなと思います。あとは、ユニクロなどの、ファストファッションに比べ、父、母、祖父、祖母の服は、一点物みたいで、誰ともかぶらないから。という、理由もあるそうです。
そして、もうひとつ、ブームの要因として、例えば、その服良いね~と褒められたときに、あ~これ、お父さんのおさがりだけどね~という、切り返しができること。お父さんの服でも着こなせば、こんなにオシャレで良い感じになれる、ということを、周りにアピールすることができる。特に、SNSなどで、「おさがり」コーデで、ばっちり映える写真をアップし、#パパおさがり、#おばあちゃんおさがり、などのハッシュタグをつければ、それは、インパクトのある投稿ができるのかなと。歴史は繰り返すとは言いますし、絶対歩きにくいのに、腰パンが、爆発的に流行った時代もありますから、今の流行りも不思議なことではないと思いつつ、全ての若者がこうである訳はないのですが、やっぱり、現代の「おさがり」ファッションの、感覚についていけないというか、飲み込めず、本当に不思議な現象だな~と感じます。
そのうちに、、、
現代の「おさがり」は、主にファッション界のことですが、個人的に思うのは、なんとなくですが、現代の服の「おさがり」の流れが、住宅にもつながってくると、面白いんじゃないかなと思います。最近、主に服などを扱うブランドが、服にとどまらず、住宅を扱う会社とコラボし、インテリアやライフスタイルやリノベーションなどをプロデュースしたりする動きがありますね。服と家は、趣味嗜好が影響することがあっても、買うとなったら、価格、選び方など、全然、異なります。でも、こういう動きから、今は、全く別物という訳でも、なくなってきているのかなと。突拍子もないかもしれませんが、両親、祖父母の服のおさがりが、成立するならば、家のおさがりも、同じく成立するような気も。
例えば、、、築年数が経った住宅やマンションを、自分の好きなブランドのプロデュースで、リノベーションし、#おばあちゃん家 おさがりで、ビフォー・アフターや、その後の生活を投稿したら、良いネタとなり、映えますし、インパクトありますよね。違うアプローチで、DIYも流行ってますから、おさがりの家を、自分の好きな世界観で、自分で作ったり、直したり、といったパターンもあるかもですね。ファション界では、90年代のブランド、ダボッとした服、両親、祖父母の服を着こなすテクニックを見せる、ことが組み合わさり、現代の「おさがり」が、生まれたように、住宅業界でも、すぐではないと思いますが、主に服を扱うブランドの住宅業界進出、DIYの流行、相続や空き家の課題なども、鑑みると、条件は揃ってるんじゃないかなと、感じます。それでは、今週はここまで。来週をお楽しみに\(^o^)/