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45万人に影響する決定

2018.10.1

ナックの松田です。昨日から本日にかけての、台風は午前中には三陸沖を抜けたようですね。東京は、昨夜の21時過ぎくらいから、風が強くなりはじめたような気がします。網戸が勝手に左右に動いたり、うちだけかもしれませんが、マンションが若干揺れたり、とにかく、今までに経験したことのない、雨、風の音に、正直、大人でも、恐怖を感じる夜でした。

確認できる限り過去に例がない


今朝の東京は、台風の影響からか、各路線で運転見合わせや、遅延が相次いでいました。駅に入場規制がかかるのは、以前にもあったように思えますが、今日は、出るのにも規制がかかっている駅もあり、東京各所は騒然としていました。


私も、途中まではいつも通りで、あと、電車で10分くらいの距離で、足止め。。。なんだかんだで、通常10分くらいのところ、1時間以上かけて、なんとか出社しました。


昨日はいろんなメディアで、台風の情報と注意、警戒が、1日中、取り上げられていましたね。その中で、JR東日本の決定は、使う人はもとより、直接関係のない方でも、目を引いたのではないでしょうか。


昨日、午後8時以降に出発する、首都圏の在来線全線の運転を取りやめる。これのニュースを見たときには、正直、目を疑いましたし、全く想像ができませんでした。


それもそのはず、計画的に首都圏の在来線全線見合わせするのは、「確認できる限り過去に例がない」とJR東日本が合わせて発表しているので、おそらく、誰も経験したことがないことだったんだと思います。


本当に、そんなこと、可能なのかと半信半疑でしたが、ニュースで見ると、普段、人で溢れかえっている、主要の駅のガランとした様子を見て、すごく不思議な気持ちになりました。


45万人に影響する決定


今回のJR東日本の決定で、45万人以上に影響が出たそうです。この決定が下されるまでに、一体、どれだけたくさんの人が、どれだけたくさんの情報を元に、懸念、検討を重ねたのかは、到底、想像には及びません。


その中で、影響に見合うだけの、成果が伴ったかどうかは、いろいろな見方があると思いますが、個人的には、今回の決定は、今後の日本に大きな影響を与えるのではないかと思います。


まだ、、、何も起こっていない段階で、「早めの判断」をし、3,000万人以上が暮らす首都圏で、1,000本以上の在来線を、計画的に運休とした実績は、危機管理のモデルケースとして、今後、日本に多大な影響を、もたらすんじゃないでしょうか。


近年の日本で発生する、自然災害に対し、「何か起こってから行動する。」では、通用しないことは、明らかなこと。なぜなら、未曾有、今までに経験したことのない、といった、私たちに経験値の無いことが、次々と起こっているから。


自然の脅威に、人間の力が到底及ばない限界もあります。だからといって、何もしないのは違うような気がします。。。最大限の準備や対策をし行動した結果、何も起こらなかった。徒労に終わったと、感じてしまうかもしれません。


でも、何も起こらないが、もしかしたら、1番の成果ではないかと感じます。企業防災、減災について、考えさせられるJR東日本の決定でした。

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