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最新統計データに見る、住宅業界のネット集客事情集客・マーケティング,市場動向

市場動向
集客・マーケティング
2018.6.25

去る5月30日、国土交通省が「平成29年度住宅市場動向調査」の結果を公表しました。国主導の調査としては、皆さんのビジネスと最も関わりが深いものの1つですから、実際のデータや関連ニュースを目にされたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。この調査には毎年、、、

注文住宅を建築あるいは分譲住宅を購入した方の「情報収集方法」という項目があります。


住宅取得を検討中のお客様がどのように建築会社の情報・物件の情報を集めているのかを示すデータです。今週はこのデータに着目し、住宅検討客の情報収集について考えていきましょう。


注文住宅:「ネット>紙」は都市部だけでなく地方でも顕著に


まずは、注文住宅の結果を見てみましょう。

—————————————-
住宅展示場:48.8%
知人等の紹介:24.3%
自身や親族・知人の勤め先:16.2%
インターネット:15.9%
住宅情報誌:13.0%
新聞等の折り込み広告:12.2%
—————————————-

インターネット・住宅情報誌・折り込み広告の、いわゆる「集客ツール」3つで比較すると、ネットが最多です。2年ほど前まで、3ツールの差はあまり無かったのですが、ここ2年で、ネットと情報誌・折り込みの差が顕著になりつつあります。


今回の調査結果の大きな特徴として、地方でも「ネット>紙」の傾向が顕著になったことが挙げられます。大都市圏(主に首都圏・東海・近畿)では、すでに5年ほど前からネットと紙媒体に大きな差があったのですが、大都市圏を除く地方圏では、前回の調査まで、情報誌がネットを上回っていました。


ところが今回、地方圏でもネット(17.1%)が情報誌(13.1%)・折り込み(12.2%)を大きく上回りました。実は、地方圏でネットが情報誌・折り込みを上回ったのは、今回が初めてのことです。


もともと都市圏と地方圏でネット利用率そのものに差は無いため、この逆転現象も必然的なものと言えるでしょう。


分譲住宅:情報収集はネットが主力、折り込みは落ち込み目立つ


次は、分譲戸建住宅の結果です。

—————————————-
不動産業者:42.4%
インターネット:34.7%
通りがかり:25.8%
住宅展示場:15.3%
知人等の紹介:13.9%
新聞等の折り込み広告:13.4%
住宅情報誌:10.5%
—————————————-

分譲住宅では、集客ツールはネットが情報誌・折り込みを大きく上回る状況が、すでに定着しています。実際の現場でも実感があるかと思いますが、分譲住宅メーンの会社では、集客はネットが主力となることが多いようです。


一方、折り込み広告はこの5年間で34.0%→13.4%と、落ち込みが目立ちます。折り込み広告の効果は地域・ターゲット顧客層により異なるとはいえ、集客ツールとして機能しづらくなっているようです。次回も引き続き、ネット集客に関連する統計データを見ていきましょう。


(情報提供:住宅産業研究所)

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