自由に値付けができる。集客・マーケティング
ナックの松田です。最近、我が家に、断捨離の波が押し寄せてきていまして、私以外の家族の話題も、あれはこれは、いるか、いらないかの、話題がよく出てきます。家の中で、洋服や家財道具以外で、恐らく一番スペースを占有しているのが、、、
私の本棚だというのは、家庭内では、周知の事実。せっせと集めた本などを、手放したくはないのですが、知らんぷりできるのも限界でしたので、とりあえず、洋服から手をつけ、協力する意思をアピールすることにしました。
いざ、手をつけてみると。
ちゃんと、見てみると、割とたくさん、あるものですね。。。1年着なかった服は、もう着ないという言葉を、どこかで聞いたことがあり、その言葉からすると、1年どころか10年近く着ていない服も、ちらほら。
高校、大学時代の部活の練習着、新卒の頃に買ったスーツ、好きだったブランドの服や靴、などなど、在ったことすら、忘れているものがたくさんあり、たぶん、引っ越しの度に、また着るかもと思い、捨てなかったのでしょう。
子供の服やおもちゃがこれから、どんどん、増えていくことですし、この際、思い切って処分しようと、クローゼットから引っ張り出すと、45リットルの袋で、3袋分になりました。
出してみたのは良いのですが、さて、服をどうしようかと。。。まだまだ、着れる服もたくさんあるので、捨てるのももったいない。リサイクルショップにもっていけば、状態に関わらず、重さで、買い取ってもらえるようで、45リットルの袋×5で、だいたい500円くらい。ただ、捨てるよりは良いかなと。
でも、、、ここで、ネックになるのが、好きだったブランドの服。。。なんで、この柄を選んだんだろ汗?と、当時の考えは全く思い出せなくても・・・若いころの私にとって、結構なお値段がしたのは、はっきり覚えています。
ですから、保存状態も良く、ほとんど着ていない、履いていないのばかり。ん~これを、まとめて500円は、もったいない、と言うよりも、もう少し高くならないかな?たぶん、この考えが、今までの引っ越しの度に、処分できなかった要因じゃないかと、因果関係がつかめた気がしました。
お悩みの解決方法。。。
貴金属や、高級ブランド品なら、引き取り手は数多あるでしょうけれども、それとは違って、使わないけど、新品、状態が良い、まあまあのお値段みたいな物って、意外とありますよね。
ただ、処分するにはもったない。何か方法はないのか?そんな時に、現代では、新しいビジネスの形とも言える、「フリマアプリ」ひとつの選択肢として、存在感を大きくしています。
すでに利用されている方も、いらっしゃると思いますが、フリマアプリの市場規模は、3,000億円以上にのぼるそうです。以前から、オークションサイトなどはありましたが、この市場の大きな特徴は、名前に、フリマ(フリーマーケット)とついている通り、「CtoC」つまり、個人間取引がメインとなることです。
ですから、誰でも、購入もできるし、出品もできます。大手のフリマアプリ1社だけで、全世界で7000万ダウンロードと、認知度、利用者数、市場規模ともに今後、ますますの成長が期待される市場。
ちなみに、認知度、利用率で、10代女性は40%以上、次いで、20代女性35%以上、10代男性30%以上と、若年層がこの市場の中心となっています。不用品を効率的に売りたい、欲しいものをできるだけ安く買いたい、といった需要と供給がうまくバランスを保っているのかもしれません。
若年層に限らず、世代を問わず、ネット上で物を購入することは、浸透してきています。そこに、売ることが可能になると、相場はありますが、個人が商品の価値を考え、自由に値付けができるということになります。
私はここに、価値観の変化が生まれる可能性があるように思えます。企業やメーカーが値付けした価格を基準に物の価値を捉えていたのが、自分で、値付けすることが、今以上に浸透したら、その人なりの価値観が芽生え、その人なりの具体的な値付けの基準を持つ層が増えてもおかしくないのではと。
仮にこういう変化が起きたとしたら、営業手法にも変化が求められることでしょう。何かを売るという商売の中で、今後一層、扱う商品の魅力、価値、値付けの根拠などを理路整然と伝えることの大切さが、重要になってくるのかもしれません。