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圧倒的な集客力

2018.3.26

ナックの松田です。3月も残すところあと1週間。東京では、過去3番目の早さで、桜が満開を迎え、天気も良く、この週末は絶好のお花見日和でした。全国的に厳しい寒さの冬が明けはじめ、いよいよ、日本中が華やぐ季節の訪れを感じる、陽気になりつつありますね(^^)


桜の魅力がもたらす効果。。。


他の花とは一線を画す魅力を感じ、多くの人が目にしようと、桜の元に足を運びます。ある記事には、桜の経済波及効果は、6,000億円以上に上ると紹介されており、この数字は、建設関連の費用を除けば、オリンピック開催と同等の規模だとか。。。


日本だけでなく、友好のあかしとして1912年に日本から、アメリカのワシントンD.C.へ贈られた桜にも、毎年、約150万人の人が訪れ、100年以上、アメリカの人たちに愛され続けているようです。


改めて、、、桜の集客力って、もの凄いですね(゚д゚)!


ちなみに、江戸時代には、この、桜の人を集める力を、利用した逸話があります。当時、長雨ですぐに水かさが増し、農村部に度々、被害を及ぼす、隅田川の対策をする必要がありましたが、でも、川全体に堤防を作るということは、幕府の予算ではどうにもなりません。


ここで登場するのが、暴れん坊将軍で有名な徳川吉宗。吉宗は、対策として、川沿いに桜の木を植えることを命じました。


一見、関係なさそうにも思えますが、狙いは、、、桜の木を植えると当然、圧倒的な集客力により、多くの人が集まり、そして、地面が踏み固められます。それが、天然の堤防の役割を、果たすようになり、驚くほど水害が減り、限られた予算で、治水工事が行えたそうです。


現代で、川沿いに桜が多いのは、この対策の影響だとも言われています。はるか昔から、、、目に見て美しいだけでなく、経済や生活にも恩恵を与える桜は、これからもずっと、欠かせない存在で、有り続けるんではないでしょうか。


日本人が感じる桜の魅力。


桜は、ご存知の通り、1年のうちにたった1度だけ、ごく限られた短い時間に限り、華やかで美しい花を咲かせ、その後はさっと散ってしまいます。この美しく儚く潔い様が、日本人の感性に似ており、無意識的に魅力を感じさせている、という見方もあるそうです。


ちなみに、ラグビー日本代表のエンブレムは、桜なんですが、そこに込められた意味は、「正々堂々と戦い、敗れるときには美しく散れ」桜と自分たちの戦いを重ねた、日本人らしい美学が込められています。


この言葉を聞くたびに、私の拡大解釈になるかもしれませんが、桜は、散った後、また、咲き誇るために1年以上かけて、じわじわとこつこつと、成長を続け、つぼみから、1分咲き、3分咲き、5分咲き、8分咲き、そして満開となり、毎年、花を咲かせます。


この、咲いては散ってのくり返しに、散っても、成長し続ければ、また、花を咲かせることができる、また、次がある。という思いも、込められてるのかなと、一昔前、世界で結果をだせない時期を見て、勝手にこんな解釈していました。


これは、私の勝手な思い込みですし、真意は分かりませんが、ラグビーに限らず、美しさだけでなく、桜の生き様も、私たちに、希望を与えてくれる要素なのかなと、満開の桜を目にするたびに、春の訪れと共に感じます。

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