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家から出る必要がなくなる(゚д゚)!市場動向,IoT/AI/VR関係

IoT/AI/VR関係
市場動向
2017.12.4

ナックの松田です。12月になり、今年もいよいよラストスパートへ突入しますね。寒くなってもきましたし、体に気をつけながら、今年を過ごしたいものです。12月は師走とも言われる通り、老若男女、仕事もプライベートも、バタバタと忙しいイメージが昔からあります。さて、そんな中、先日、気になるある統計を目にしました。


休みの日くらいゆっくり休みたい


「20代は70代より外出回数が少ない」


これは、、、国土交通省が5年に1度実施している「全国都市交通特性調査」の結果から、読み取れる傾向です。「全国都市交通特性調査」は、人々がどのような目的で、どのような交通手段を利用して移動しているかなどを調査しています。


この調査の結果、、、20代が1日に移動する平均の回数が、70代よりも下回ったことが判明。家の外に一度でも出た割合を「外出率」として表しますが、こちらも、20代男性で休日が51.1%。なんと、平均して、休日のうち半分は、家から一度も出ていなかったことが分かりました。


厳密な因果関係はわかりませんが、考えられる要因として、インターネットやスマホの急速な普及や、通信販売の利用増加や、せっかくの休みは休みたい。。。外出するとお金がかかる。。。お金がない。。。といった、財政的な理由をあげる若者も、増えているようです。


厳密にみれば、この結果は2015年度の確報ですので、現在どうなっているかは、次回の調査の結果待つしかありません。


ただ、BtoCで商売をする企業としては、一概には言えませんが、結構、怖い傾向だなと思います。極端な見方ですが、イベントに来てほしくても、家から中々、出てきてくれないし、そもそも、お金がない。。。景気に左右される財政的部分は抜きにしても、外出率の低下はこれから、デジタルの進化に比例して、増加していくような気がします。


可能性が広がる仮想空間


個人的に、外出率の低下が増加しそうだなと思ったきっかけがあります。それは、SNS最大手の「Facebook」が発表した、VRアプリ「FacebookSpaces」


このアプリにより、VR(仮想空間)でFacebookアカウントがあれば、VR専用ゴーグルと音声とアバターと組み合わせて、仮想空間で友達とのボディランゲージを含む、現実に近い形のコミュニケーションが、実現されます。


現在でも、世界中でSNS上のコミュニケーションは、されていますが、メインは文字でのやりとり。ここに、VRという視覚的、音声が加わることによって、新たなコミュニケーションの形が生まれるんじゃないかと思います。


可能性として、普及したら、距離や言葉の壁はなくなり、仮想空間で友達と集まり、会話をしたり、遊びに行くことができる。どんどん広がれば、仮想空間での催し物=コンテンツが発展する。


例えば、現実にあるような、動物園やコンサート、演劇などなどが、遠いところにいる友だちと自宅で、より現実に近い形で体感することができる。


Facebookだけで、、、20億人以上のユーザーがいますので、仮想空間という新たなコミュニティーが誕生する可能性は大いにあります。この話は、現在では予想や想像の域を出ませんが、近い将来、仮想空間でのコミュニティー、共有コンテンツは、どんな形になるか分かりませんが、必ず生まれると思います。


こんなことが、現実になったら、家から出る必要がかなり減るような気がします。仮想空間でアバターで友達と合うなら、身支度しなくて良いですし、どんな格好してても良いわけですから、めんどくさがりの私には、ピッタリかもしれません(汗)


そして、我々、住宅業界においても、お客様は自宅にいる状態で、仮想空間での住宅展示場や見学会の接客や、はたまた、打合せまで行われる日が、もしかしたら、くるかもしれません。

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