1993年を思い出す夏。
ナックの松田です。夏らしくない天気が続いていますね。。。北日本の太平洋側や関東では、先月下旬ごろからぐずついた天気となる日が多く続きました。日照時間が、平年より少ない状態が続いていて、このうち東京の都心では16日間連続で雨が降ったりとじめじめした夏を迎えています。
各所の影響を与える夏
私の実家は、東北地方で、お盆休みには帰省したんですが、やはり、涼しかったです。
涼しくて過ごしやすいなと、思う反面、涼しい夏で思い出す出来事があります。
それは、1993年の夏から1994年にかけての出来事。当時、小学生でしたが、この年のことはよく覚えています。
1993年は冷夏となり、お米や、野菜や、果物ものきなみ不作でした。特に、お米は、、、秋に収穫されたお米が、日本人が1年間に消費する量よりも、200万トン以上少ない状況でした。
この時に、緊急輸入された、輸入米として細長いタイ米などが、注目されました。
すでに、ニュースなどでも、対応に追われる東北地方の農家さんを、取材されており、稲がかかる病気の「いもち病」の発生など、日照不足による影響は深刻のようです。
誰かを責める問題でもありませんし、ただ、当時「平成の米騒動」と言われたような、パニックが起こらなければ良いなと思います。
その他にも・・・
冷夏が与えるのは、食べ物だけではありません。この夏の日照不足の影響で、エアコンなどの家電や、飲料などの売り上げが落ちています。
それだけでなく、レジャー業界、消費が落ち込み、経済損失は8月だけで、このままの状況が続くと、損失額はおよそ4,800億円にまで膨らむ可能性があるそうです。
確かに、、、暑くはないというか、海、プールは、寒いくらい。山は、雨が降るので、登りづらいし、危ないかも。レジャーランドなども、雨降っってたらあまり行かないですよね。
そうなると、各施設は売上が確保できませんから、経済損失につながるという訳ですね。1993年の話に戻りますが、当時、日本政府は景気回復宣言をいったん取り下げました。
この時に、、、「気象というのは、日本経済全体にも場合によっては大きく影響する」と、政府だけでなく、日本国民全体で感じたのではないでしょうか。
なかなか、冷夏に対する対策というのは、難しいと思いますが、長雨による日照不足などがもたらす、日本経済への悪影響について、これから、注目していく必要がありますね。