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いつも、いつまでも、あると思ってました。市場動向

商品・トレンド
2017.5.29

ナックの松田です。週末、「カール」を探して、近くのコンビニを数件まわりました。


「カール」とは、、、「♪それにつけてもおやつはカール♪」のフレーズで、皆様ご存知のスナック菓子ですよね。その「カール」が夏以降、東日本の店頭から消えるニュースを見て、安易な私は、無性に食べたくなり、近くのコンビニへ足を向けた訳です。。。

無くなると決まってからでは、後の祭り(T_T)


いざ、コンビニへ足を向けましたが、残念ながら一足遅かったようで、「カール」GETならずでした(T_T)


無いとなると、ますます、食べたくなりますし、もう食べられないかもとよぎる考えが、さらにその衝動に輪をかけます。ん~これが、「駆け込み需要」の心理なんですかね。


ちなみに、、、店頭から消えるニュースの詳細は、8月生産分をもって中部地区以東での販売を終了する。西日本では「チーズあじ」「うすあじ」の2品となり販売が継続。「カレーあじ」は販売終了。

東日本での販売終了に踏み切った理由は売上減少。1990年代には190億円あった年間売上は、他のお菓子の人気に押され、2015年には60億円までに落ち込んでおり、収益性の確保が難しいようです。この、ニュースが出てからは、店頭でも品薄状態、やはり買い占めが始まっているようです。


また、SNSなどで東日本を中心に惜しむ声が多数、上がっているよう。でも、どんなに大きな声を上げても無くなると決まってからでは、後の祭りといったところでしょうか(T_T)


製造元も惜しむ声を受けながら、でも、収益が見込めなければ、慈善事業ではないので、続けていけない。

製造元からは、、、「東日本と西日本で売り上げ比率は同等。」


「実はカールそのものをやめるという話もあったが、多くのお客様にご愛顧をいただいている代表的なブランド。」「生産・物流コストなどをはじめとする収益性を重視して、存続できるシナリオを探った結果、愛媛に生産を一本化し、西日本地域のみで販売するシミュレーションが最適だと判断した」売れない現実と惜しまれる声の間で、苦渋の決断だったのではと想像できます。

西日本地域のみとは具体的に、「岐阜県、三重県は販売を終了。愛知県も終了。京都、滋賀、奈良、和歌山 以西は販売継続」となるそうです。


寂しくなりますが、、、8月以降、東日本向けのお土産には、「カール」が喜ばれるかもしれませんね(^o^)

駆け込み需要とその後の冷え込み対策


先程、買い占めも始まっていると書きましたが、買い占めだけでなく、ネットオークションでは、「カール」1袋/数万円で出品されてる、ケースもあるようです。

普段なら絶対買わなくても、もう手に入らいない、今、買わないと損するのでは、という思いがあると、元の価格が何倍になろうとも、欲しくなってしまう。

こういった、漠然とした思いが、駆け込み需要を生み出す原動力になるのかもしれません。

「駆け込み需要」。聞いて久しいですが、住宅業界にも、大きな影響を与えましたね。

そうです。2014年にあった17年ぶりの税率の引き上げ、つまり「増税」。この時には、増税前の駆け込み需要をいかに取り込み、増税後の冷え込みにいかに備える、耐えるが重要なポイントでした。


そして、着々と近づいているのが、次の増税ですね。また同じ状況になるかは、不明ですが、準備は必ずしておいた方が良いですよね。他社、他業界の事例や状況に、ヒントを見いだせる場合もあります。

目的意識を持って、アンテナを広げて、情報収集をコツコツしていくことも、準備のひとつなのではないかと思います。

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