どうやって目標を決めたらいいの!?集客・マーケティング,経営・人材育成,目標達成
こんにちは!ナックの長です。
事務所のある新宿センタービルからは、解体された国立競技場が見えます。2020年オリンピック後のマンション価格下落懸念から、消費者の目が戸建に行くという見方もあるそうですよ。
本号の後半部分でもお伝えしますが、2014年の住宅着工数動向を見ると、富裕層とまではいかないアッパーマス層あたりの小規模土地活用が、住宅着工数の下支えとなっているそうです。
この層がこれから私たちがターゲットとする層かもしれませんね(^^)
さて、前回までのメルマガでは、
私が潰れかけた自分の店を建てなおした話を
お伝えしてきました。
簡単に振り返ると、
「自社を見つめ直す」
↓
具体的には
「お金の面では『利益』を重視する」
↓
そのために
「まずは『支出』を見直す」
↓
「項目にいくらの経費が掛かっているのか、
その比率が売上の何%になっているのかを調べる」
↓
「その比率を、何%にするのか目標を立てる」
という話でした。
今週は、
経費の立てた目標数値に向けて、
どんな行動を取っていったか・・・の予定でしたが、
先週のMBAメルマガに関して、
複数の方から、同じようなご相談を頂いたので、
番外編としてシェアさせていただきますね。
■ 頂いたご相談とは・・・
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☆前回の詳しい内容については、
コチラからご覧ください☆
頂いたご相談は・・・
「イケてる会社の数値を知りたいんだけど、
どうやって教えてもらえばいいんだろう」
「そもそも聞ける会社がいないんだけど・・・」
「なんとか自社の中だけで、
目標数値を決める方法はないかなぁ」
このような内容でした。
大きく分けると次の2種類です。
1.他の会社に、経営に関わる数値を教えてもらうコツは?
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2.自社だけで目標数値を立てる方法は?
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前回のMBAメルマガで、
経費を項目分けし、
売上対比○○%と、目標を設定しましょう、
という話に対してです。
ちなみに、例に挙げたうちの店の目標%は、
以下の通りでした。
・仕入原価・・・30%(もとは25%)
・人件費・・・・25%(もとは30%)
・水道光熱費・・5%(もとは8%)
・販促営業費・・3%(もとは4%)
・その他備品・・5%(もとは3%)
・家賃・・・・・10%(もとは25%)
■ 1.他の会社に、経営に関わる数値を教えてもらうコツは?
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1つ目の相談に関してですが、
私が「一番大変だった!」と言ったものです。
なぜなら、
自分の店の経営にかかわる数値なんて、
仲のいい悪いに関わらず、
他人に教えたくないからです。
私たちの業界でもそうだと思います。
逆に、同じの住宅会社の人から、
「おたくの会社、売上いくらで、
そのうち人件費いくらなの?」
「販促費って売上の何%かけてる?」
・・・って聞かれても、絶対教えないですよね(^^;)
なので、
イケてる会社の数値を知りたい場合には、
<1>自社と商圏がかぶらないこと
<2>(非常に)仲が良いこと
<3>相手に対してもベネフィットがあること
この3つが重要でした。
私の場合は、
<1>自分のお店から2つ離れた区のお店に、
友人に連れて行ってもらい、
<2>通い詰めて、結構なお金を使いました(笑)
<3>さらに自分のお店の売れ筋ドリンクと
フードの情報を教えました。
特に、3つ目のポイント。
相手に対して有益な情報や対価を与えること。
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「ギブ&テイク」
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これが最も大切なのかなぁと感じました。
ただ、それでもなかなか他社の情報を集めるのが
難しい、という相談も頂きました。
■ 2.自社だけで目標数値を立てる方法は?
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どうしても自分で目標数値を決めることができない!
その場合は、
入手可能なデータから工夫しましょう。
例えば、自社の実績データや、
業界水準のデータを参考にしながら、
数値を決めていくという方法です。
仕入原価であれば、
一般的な数値を見て調べてみると、
住宅会社の売上原価は70〜80%が多いようです。
あまり在庫を抱える業界ではないので、
ほぼほぼ仕入原価と同じですね(^^)
なので、
粗利25%以上取りたい!なら・・・
⇒仕入原価の目標は75%以下
というように、
1棟の粗利から逆算すると
考えやすいかもしれませんよ(^^)
広告宣伝費であれば、
一般的には5〜10%、
住宅業界では2〜7%くらいが多いそうです。
チラシにかかる費用は
年間のイベント目標回数×1回あたり配布枚数×1枚当たり価格
というように費用を算出するといいですね。
DMも同様にです。
広告宣伝にかかった費用を
それぞれ算出して合計すれば出せます。
水道光熱費であれば、
電気代に関しては事務所を開けている時間と
使用量から逆算できますよね。
他にもネット上にシュミレーターもあります。
自宅兼事務所の場合は
按分比率を見直すという手もあります。
ただ、申告などを考慮すると、
経費にした方が得ですけども・・・(^^;)
などなど、
自身で集められる情報や、
上の例だとイベント回数といった、他の目標数値から
価格に落とし込んでいくことで
見えてくる経費数値もありますよ(^^)
以上。
前回のメルマガに対して
複数の方から頂いたご相談につきまして
シェアさせて頂きました。
次回はいよいよ、
経費の立てた目標数値に向けて、
どんな行動を取っていったかに関してお伝えします♪
工務店MBA事務局
長 正之(ちょう まさゆき)