「ご安全に!」この言葉に込められた“熱き想い”営業・接客,経営・人材育成,目標達成
こんにちは!ナックの長(ちょう)です。
いつも温かい言葉をいただきありがとうございます!また、皆様から頂いた、「こんな情報ほしいな〜」といったような希望にも、私の知ってる範囲から可能な限り調査をしてお伝えしていきたいと思います。
ですので、どしどしご意見をお待ちしていますね。
■ 職人の体温は100℃!!
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あなたがお客様の家を建てる時には、
多くの業者さんや職人さんたちと協力をしますよね?
ナックの会員工務店様の中にも、
もともと職人さんで、下請けから、
今は元請になった方がたくさんいらっしゃいます。
大工出身の会員様からは、
「長さん、俺はまだ元請になって日が浅いから、
お施主様に直接会ったことは少ないけど、
家作ってるとき、住む人のことだけを考えてんだよね。
その気持ちを、お施主さんにも伝えたいなぁ」
なんてお話を受けたこともありました。
また、別の職人あがりの会員工務店様は
「ここに住む人の
10年後20年後を思い描きながら仕事してる。
そんな俺らの体温・想いは100℃なんだよね!
溶けてるよ!(笑)」
と、熱く語ってくれました。
私も、そんな職人さんの熱い気持ちに、
もっともっと触れてみたい・・・
ということで・・・
先日、関東の職人さんが
300社以上も集まるイベントに
参加してきました。
このイベント、
観覧者も含めると参加者は約2000名!
今日は、そこから気づいたこと、学んだこと、
「これは活かせるな!」と思ったことをお伝えしますね。
■ ご安全に!
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日本の職人さんが、
「共に学び、共に実践、共に輝く」
ことを目的に開催されたこのイベント。
かつて日本は、建築職人の技において、
世界でもトップクラスの技術力を誇っており、
働く職人さんたちは、住宅をはじめとして、
日本の歴史を「建築」という側面から支えてきました。
自らの仕事に強い想いと誇りを持ち、
何より、そこで暮らす人々のために
仕事に取り組んできました。
しかし、
その職人さんの世界も、
情熱低下、業界離れ、人手不足、
後継者不足、技術の低下・・・
などといった問題に直面しています。
結果、
古来より受け継がれてきた、
「職人魂」
を失っている職人さんが
多くいることも事実。
今回のイベントは、それらの問題に向き合い、
建築業界の最前線で戦う、職人という職業に注目し、
職人さんたちの、
『魂』『価値』『魅力』『技術』
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を、同じ志を持つ仲間と共に
地域から全国へ輪を広げ、
新しい職人の価値創造を目指していく。
そのために、
それぞれの職人さんが、
・自身や自社の歴史
・仕事にかける想い
・仕事の上での取り組み
などをプレゼンテーションという形で
競い合い、共有することで、
これからの仕事に活かしていく。
そういったイベントでした。
中には、会社が無くなってしまうほど大きな失敗をし、
何もかも失ってしまうような、
そんな辛い経験をしたことから生まれた
取り組みを発表する職人社長もいました。
職人さんは、請け負った仕事を
単に行っているのではない・・・
自身の仕事に果てしない誇りを持っていて、
その家でこれから暮らす人たちのことを
徹底的に想っている。
その、職人さんたちの熱い気持ちが
溢れるイベントでした。
■ 世界は誰かの仕事でできている
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参加した「職人さん」、観覧した「職人さん」は、
みんなが感銘を受けて涙してました。
先週のメルマガでも似た内容に触れましたが、
人は「私と同じだ!」と思うと
感銘を受けるんですね。
では次に、
観覧していた「一般の人」。
つまり、
実際に家を建てるエンドユーザーですが、
「職人さんの想いを見てどう感じたのか?」
「どのような気持ちでプレゼンを見ていたのか?」
私としては、そこが一番気になったんです。
イベント後に、会場ホールやエントランスで、
観覧した一般のお客様が、どんな話をしているのか
聞き耳を立てていたところ、
次のような声が聞こえてきました。
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≪30代後半らしき夫婦、割と最近家を建てた様子≫
「うちらの家も、あんな風に
職人さんたちの手でできてたんだ!
大切に住まなきゃね!」
次に、
≪4人家族、見た目30代前半の夫婦、
賃貸からの引っ越しを考えている様子≫
「うちらもあんな職人さんに
家を作ってもらいたいよね〜」
・・・ナニ!?
これは、今から家を建てようと思ってる人の本音!?
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これはもっと詳しく聞いて、
工務店MBAメルマガで伝えなければ!
そう思って、
わたくし、長 正之。
思い切って尋ねてみました。
長:「僕も知り合いに進められて今日来たんですけど、
家はああいう熱い気持ちを持った人に
建ててもらいたいですよね〜
近々家を建てられるんですか?」
夫:「今考えてる途中なんですけど、
マンションにしようか戸建にしようか悩んでて・・・」
長:「でも、今日見たような、
暮らす人のことを本当に思ってくれる職人さんが
建ててくれる家っていいですよね!」
夫:「そうですよね〜、確かにマンションだと、
住む人が決まる前に建てるから、
建ててる人も、住む人のことが全く分からなくて、
その暮らしもイメージしづらいですもんね!」
妻:「確かに建てる職人さんも、住む人も、
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お互い相手の顔が分かると安心ですよね〜」
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職人さんの熱い想いに触れた、
家づくりを考えているエンドユーザーの気持ちでした。
■ 家は誰かの仕事でできている
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なるほど、、、
確かにお客様の視点からすると、
自分たちがこれから何十年も暮らしていく家を
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作ってくれる、職人さんの顔や想いを知れると
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安心につながるんですね!
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つまり、お客様は、
「家は『この人』の仕事でできている」
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・・・そう、
自分たちの家を実際に
作ってくれている人は誰なのか?
そして、『その人』がどんな人なのかを
知ることで安心につながるんです!
「大工さんが建てた家」よりも
「大工の『●●さん』が建てた家」に。
もっと言うと、
「(住む人に対して)『こんな強い想いを持った』
大工の『●●さん』が建てた家」
の方が安心して暮らしていけるんです!
家は、多くの人の力で作られています。
お客様の希望要望をヒアリングする人
それを図面に落とし込む人
その魅力をお客様に伝える人
・
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・
そして、
基礎屋さん
水道屋さん
足場職人さん
大工さん
左官屋さん
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などなど、
多くの人の力と想いで作られてます。
特に、マンションや建売とは違い、
注文住宅では家を建てる前に、
住む人の顔がわかります。
だから家を作る職人さんたちは、
そこに暮らす人の顔を思い浮かべながら
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そこに暮らす人に強い思いを持って、
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家を作ることができるんです。
この、たくさんの職人さんが、
これから住む人にかける強い想い。
これを差別化ポイントにしない手はないですよね!
実際に作っている職人さんにフォーカスすることは、
自社にとって強力なアピールポイントにもなりますよね♪
もちろん、職人さんも住む人に、
想いを伝えてもらえた方が嬉しいはず!
そしてそれができるのは、
お客様と職人さんをつなぐ
あなただけなんです!
あなたも、業者さんも、そして職人さんたちも、
みんなでお客様へ想いをたくさん伝えていきましょう!
それでは、また来週!
工務店MBA事務局
長 正之(ちょう まさゆき)