奥さんに、完全に論破される営業・接客,コミュニケーション
こんにちは。ナックの冨田です。
先日、友人と飲みに行った時のこと。家族の話や仕事の話など、お互いの近況についていろいろと話をしていました。
そんな中、何やら友人(以下A君)が、最近車を買ったとのこと。私はA君が、大の車好きだと知っていたので、次はどんな車を買ったのか興味津々でした。
しかし、買った車について自慢してくるのかと思いきや、私の想像に反して、A君がため息まじりに、こう話し始めたんです。。。
■ A君、完全に論破される
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A君「新しい車買ったんだけどさ、
ミニバンなんだよね・・・」
新車を買ったのに、
暗い顔をしているA君。
というのも、
今までA君が乗っていた車は、
基本的に、スポーツ車やSUV車でした。
見た目もかっこいい。
男のステータスとしても
もってこいの車です。
A君の車に対する愛情は、
今までも何度も話を聞いていたので
よく知っていました。
そんな中での、ミニバン、です。
ミニバンだって、
かっこよくていい車がたくさんありますが、
A君にとっては考えられないんでしょうね。
ただ、ミニバンに買い替えたのも
私はなんとなくわかっていました。
私「A君。。。奥さん、でしょ?」
A君「そうなんだよぉぉぉ!」
A君は最近結婚をして、
子供ももうすぐ生まれるとあって、
車についても時間の問題だな、
と思っていました。
A君、世の中のお父さんは、
みんなその道を辿っていくんだよ。。。
そうA君をなだめていましたが、
A君の口からは、出てくる出てくる、
奥さんへの不満。
ただ、その内容を聞いていると、
A君の意見が、奥さんに完全なまでに
論破されているのがよくわかりました。
・維持費
⇒車検や税金等が安くなる
・燃費
⇒2倍近く燃費が良くなる
・使い勝手
⇒子供も生まれて荷物が増える
・運転のしやすさ
⇒車を使う頻度が高いのは奥さん
・乗り降りのしやすさ
⇒足腰の悪いお父さんを乗せることもある
・見た目の好み
⇒知ったこっちゃない
などなど。
ぐうの音も出なかったと、
A君は嘆いていました。
よく、女性は感情的、男性は理論的、
というように言われますが、
今回のA君の件に関しては、
理論的にも完敗でしたね。
私はこのA君の話を聞いていて、
大きな買い物について、やっぱり
主導権は奥さんが握っているなぁ、
ということを再確認すると同時に、もうひとつ、
買い物をする際には
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女性特有の感覚があるなぁ
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と感じていました。
■ 自分のことだけを考えていない
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今回、車を買う時も、、、
できるだけランニングコストを抑えて、
家族のために使おう、とか。
足腰の悪いお父さんが
乗り降りしやすいように、
床が低くて段差の少ない車にしよう、とか。
女性が買い物をする際には、
自分の周りの大切な人へ
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与える影響のことを考えている
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ということです。
もちろん、
男性にはその感覚が全くない
というわけではありませんが、
特にその感覚は女性の方が強いのでは、
と思うのです。
ですので、接客の場面で
女性(奥様)を相手にする場合、、、
奥様がいかに決定権を握っていたとしても、
その奥様自身に対するメリットを
伝えるだけでは足りません。
友人や親戚など、自分以外の人たちにとって
どんな影響があるのかを伝えることも、
非常に重要になってきます。
また、言い方を変えると
友人や親戚など、その場にいない人の
意見にも影響をされやすいとも言えます。
ですので、
家づくりにおいて、何らかの形で関わってくる人が
他にいるかどうかを聞いておくことも大切です。
そうすることで、
なかなか口に出しては言えなかったような、
家づくりを進めて行くうえでのハードルが、
浮かび上がってきたりするかもしれません。
奥様に提案をする際には、
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奥様だけでなくその周りの人への
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影響についても語るべし
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少しでも参考になれば幸いです。
PS.
A君も、
スポーツ車に乗り続けることで、
自分や奥さんのメリットを話すのではなく、、
その周りの人への影響について
議論を広げていったとしたら、
もしかしたら結果は変わっていた!?
今回の状況では、
やっぱり厳しいですかね。。。
なんだかんだ主導権を握っているのは、
やはり奥さんですから。
工務店MBA事務局
冨田泰司