「快適な在宅ワークを実現する賃貸商品」商品・トレンド
働き方に応じた3つのワークスタイル
積水化学工業住宅カンパニーは、
セキスイハイムの誕生50周年記念商品として、
賃貸住宅「ハイムメゾン」のニューノーマル対応を強化した
「ステイ&ワークモデル」を昨年4月 に発売しました。
同社が2020年11月に賃貸住宅の入居者を対象に
実施した調査では、「賃貸住宅に欲しい設備・仕様」として
「高速インターネット環境」や、「宅配ボックス」など、
コロナ禍の影響で在宅時間が増加したことを受けての
ニューノーマル対応ニーズが上位を占めていたということです。
また、在宅での生活が長引くことで増加が懸念される
光熱費を削減するための
太陽光発電へのニーズも高まっています。
ハイムメゾン「ステイ&ワークモデル」では、
働き方に応じた3つのプランニングを提案し、
快適な在宅ワークを実現しています。
1つ目のオープンプランニングは、
生活の中心となるLDKにオープン型の
ワークスペースを確保するプランになっています。
ワークスペースで仕事をしながら
子どもにも目が届くような間取りで、
家族とのコミュニケーションを取りながら在宅ワークに
取り組むことができます。
2つ目はセミオープンプランニングです。
LDKとワークスペースが繋がりながら、小壁や腰壁で仕切ることで、
半個室の状態を確保するプランです。
家族の気配を感じつつ仕事ができ、
仕事への集中と家族とのコミュニケーションを
適度なバランスで実現します。
3つ目は、間仕切りや建具などで在宅ワーク専用の個室を
確保するクローズプランニングです。
コロナ禍で利用者が急増したWEB会議などを
静かな環境で行うことができ、
在宅ワークにも集中して取り組むことができます。
また、同商品では全邸高速インターネット設備を完備するほか、
在宅ワーク用のデスクや本棚、照明、コンセントなどを
適切な配置に提案するということです。
さらにフラット屋根を活かした大容量PVも搭載可能で、
ZEHにも対応可能です。
太陽光発電で創った電力を各住戸に振り分けて供給する
入居者還元スタイルでは、
在宅時間が増えたことにより増加が懸念される
光熱費の削減も期待できます。
また、災害などによる停電時でも電気が利用できるため、
入居者への安心・安全な暮らしの提供が可能ということです。
同社では、初年度に年間200棟の販売目標を掲げています。
2つのワークスペースで共働き世帯も快適
ミサワホームは、2つのワークスペースの提案などで、
ニューノーマル時代の多様なライフスタイルを
快適にする賃貸住宅商品
「ベルリード スキップハイ ツーワークラボ」を
2021年1月に発売しています。
そして、同11月にはその3階建て仕様を新たに発売しました。
2階建てよりも住戸数を多く確保できる3階建タイプを
新たに追加することで、賃貸オーナーのさらなる
収益性向上に貢献するということです。
同商品は、2~3帖と程よいサイズのワークスペース2ヶ所を
標準仕様としており、共働きの夫婦それぞれが独立しながら、
快適に在宅ワークができるスペースを確保しています。
1階には同社オリジナルの収納スペースである「蔵」を
配置することで、各階リビングから0.5階分の高い位置に
ワークスペースの設置を可能としています。
スキップフロアでリビングと分離したスペースのため、
資料作成やWEB会議など、
集中して仕事に取り組みたい時に適しています。
また、子ども用の学習スペースとしての活用もできます。
リビングや寝室などとつながり、戸外にも面した
もう1つのワークスペースは、家事や子どもの勉強を見ながら
仕事をする「ながらワーク」に適しています。
1階はガーデン、2 ~3階はバルコニーに隣接しているため、
休憩時などには外に出て
リラックスすることもできるということです。
3階建て仕様では、レジリエンス面も強化しています。
3階にロフト収納を設けることで、
都市部の賃貸住宅においても充実した収納スペースを
確保することができるため、近年増加傾向にある
自然災害などに備えた食料や防災グッズの
備蓄庫としての活用も期待できます。
同社では、今後も入居者のニーズに応える設計や
アイデアで他社との差別化を図り、
賃貸オーナーの長期安定経営を実現する賃貸商品を
開発していくということです。
(情報提供:住宅産業研究所)