「ビルダーの最新ショールーム」商品・トレンド
関西初進出の生活提案型ショールーム
コロナ禍以降、総合住宅展示場などの
集客施設の在り方は見直され、
WEBやSNSに注力する住宅会社が増えています。
一方でウィズコロナ・アフターコロナを見越して、
WEBやSNSでの訴求が難しい、
感性や快適性といった実際に体感しないと
伝えらない部分を訴求することで、
対面での接客機会の獲得を目的に
体感施設の新規開設といった動きも活発になっています。
大手ハウスメーカーでは、
セキスイハイムのハイムミュージアムや、
ギャラリーパーク、積水ハウスでは
住まいの夢工場をリニューアルするなど、
個別案内といった感染対策を実施しながら活用されています。
このような動きは、大手ハウスメーカー以外にも増えており、
オープンハウスグループで建築請負を中心に
事業を展開するオープンハウス・アーキテクトでは、
オープンハウスの梅田営業所に併設する形で
「ライフデザインパーク 大阪梅田」を
10月1日にオープンしています。
オープンハウスグループとしては関西初進出ということです。
「ライフデザインパーク」は、
オープンハウス・アーキテクトが開発した
注文住宅のコンセプトショップです。
同社では、注文住宅の最大のメリットは
「ライフスタイルに合わせた設計ができること」としており、
顧客が感じる憧れの暮らしへのイメージを膨らませてもらい、
家づくりの楽しさを感じてもらうことを
テーマとしています。
東京、名古屋に続き「ライフデザインパーク」シリーズの
3店舗目となる「ライフデザインパーク 大阪梅田」は、
「アート」 をテーマとした生活提案型ショールームで、
まっさらなキャンバスに線を引き、
絵を描いていくように、
暮らしを彩る住まいづくりが体感できるということです。
施設内には、暮らしを充実させる住設紹介エリアや、
壁や床・内装材などの組み合わせを
試すことができる素材選びエリア、
生活のイメージができる店内モデルハウスや、
コロナ禍で需要が増えたワークスペースの
展示エリアを設置しています。
同社では関西初進出にあたり、
大阪市内を中心としたエリアでも、
これまで培ってきたノウハウと実績を活かし、
多様化するニーズやライフスタイルに合わせた
住まいとサービスを提供していくということです。
夏の快適さを再現した体感施設
ヒノキヤグループは、
同社が開発した新時代冷暖システムZ空調の
体感ラボ「ZOOON(ゾーン)」で、
冬だけでなく夏も快適に過ごせるZ空調の効果を
体験できる夏バージョンの運用を開始しました。
同社では、Z空調の冬の暖かさを
1年中体感できる施設として、
2020年6月に「ZOOON 栃木」、
2021年5月に2施設目として「ZOOON 埼玉」を
オープンしています。
今回、「ZOOON 埼玉」において、
夏バージョンの運用を開始するということです。
「ゾーン」には、「Z 空調の家」と「ZEH仕様の家」の
2つの部屋が体感ルームとして再現されています。
夏バージョンでは、
2つの体感ルームの外気を約40度に設定し、
24 時間連続運転で家中まるごと空調の
「Z空調の家」で、居室全体だけではなく、
廊下や脱衣所、トイレまで快適ということを
実際に体験することができます。
また、体験と同時にリアルタイムで計測されている
サーモグラフィの画像でも確認することで、
顧客の視覚などにも訴求し、
より顧客の理解を深めることを狙っています。
さらに、「ZEH仕様の家」では、
「Z空調の家」と同じ間取りでZEHの条件を満たし、
利用する居室にだけエアコンを設置し使用するという
間欠運転を想定した場合との比較ができるため、
ZEH仕様の高性能住宅での壁掛けエアコンと
「Z空調」の快適性の違いを体感することができます。
来館には、ヒノキヤグループ各社の
展示場からの予約が必要で、
実際の見学の所要時間は、1時間程度ということです。
夏バージョンは10月から3月、
冬バージョンは4月から9月の公開を予定しており、
同社では今後、「ZOOON 栃木」でも
夏バージョンを展開していく計画です。
(情報提供:住宅産業研究所)