注文住宅を買う人の頭の中は・・・集客・マーケティング
今回は注文住宅購入者の考えていることを
分析するような情報をお伝えしたいと思います。
国土交通省の住宅市場動向調査によると、
注文住宅を購入する世帯の年齢の割合は20代、
30代が過半数の51.2%を占めています。
特に「ゆとり世代」と呼ばれる
1987年~2004年生まれ(20歳代)は
モノに対する価値観がその他の世代と異なっています。
具体的に言うと、
新築購入には消極的な人が多く、
モノを所有したい欲が強くない
(カーシェア、シェアハウスで充分)
だから、賃貸や中古でもいい。
購入することで失敗したくない。
という気持ちがあります。
そんなゆとり世代に住宅購入を促していくには、
『賃貸よりも新築を買うほうが得をする』と
知ってもらうことです。
実際、
この年齢層を獲得するべく、
ローコスト系大手ハウスメーカーは
Webサイトの目立つところに
20代の住宅購入検討者のためのサイトを設置して、
「俺たちでも注文住宅は買えるんだ」
と気付いてもらう戦略を展開しています。
「持ち家を所有したくない」というよりも、
「賃貸住宅やシェアハウスでも充分」と思っていて、
コスパを重視して損をしたくない気持ちがあるので、
ゆとり世代を攻略するためには、
注文住宅を購入すると品質が良くて価格も得だ!
という感情に訴えかけるのが得策ではないでしょうか。
また、
ゆとり世代はメルカリのような
フリマアプリを利用している割合が高く、
「ある程度使ったら売る」スタイルに
馴染んでいるので注文住宅をおススメする際にも
将来的に手放すことを前提に、資産価値が落ちない、
性能の高い家を提案することも必要になるかもしれません。
あなたのターゲットに合わせた
販売戦略の参考になれば幸いです。