大工職人から元請けとして新築29棟経営・人材育成
今回は、
プロの職人集団による家づくりを強みにしている工務店様をご紹介します。
約4年前にナックのセミナーに初参加されました。
テーマは下請けを脱却し、元請けとして注文住宅を受注する秘訣。
今後、仕事が減ってきたとき、協力業者さんたちが
ハウスメーカーの下請けになって苦しい思いをしないために、
自分が頑張って協力業者に仕事を渡せるようになりたい
と思ったのがきっかけだったそうです。
強みは、職人たち。メンバーが会社の強みです。
このメンバーで成功しないと意味がない!
とみんなを鼓舞し続けました。
セミナーに参加して2ヵ月後、
初めての資金セミナーを開催しました。
当たるチラシをもらって、その通りに真似して撒くと、
7組限定の募集のところ、10組もの予約が入ったのです。
その後、商談に進むお客様もいたけれど、
どんな家を建てているか、坪単価はいくらか、
まったく説明することができず、パンフレットすら渡すものがない。
これじゃだめだと思って、
それから1ヶ月で住宅商品を作りました。
そして、商品発表会を組合の会議室で開催。
2日間のイベントで最初に来場したお客様から
1棟目の受注ができました。情熱で1棟目を取ったのです。
この社長様の考え方は、会社の強みである職人を大切にすること。
「職人が潤わないといけない」と常に言っています。
大工手間は48,000円/坪を渡し、それでも、
利益率30%を確保してお客様への提示金額は坪単価30万円台。
商品には、このくらいのコストパフォーマンスが絶対に不可欠。
なぜなら、
お客様の気になるところ=価格だからです。
「私たちでも買えるの?」とお客様は思っているのです。
それを実現して、現在は29棟の受注。
「今後も職人たちと一緒に成功したい」と抱負を語っていただきました。