「住まいづくりの最新WEB活用事例」商品・トレンド
一次取得者向けWEB販売限定住宅
パナソニックホームズは、独自の「地震あんしん保証」付きで、
ZEH仕様も選択することが可能なWEB販売限定の戸建住宅商品
「ヴェッセ」を4月22日に発売しました。
「ヴェッセ」は、30~40歳台が多数を占める一次取得者層を
主なターゲットにした、WEB上で家づくりを進めていく商品です。
頑強な鉄骨構造を採用しているため、
万一の地震で建物に全壊・半壊の被害があった場合には
同社が原状復帰するという独自の制度
「地震あんしん保証」が付いています。
また、ZEH仕様にも対応可能な快適性を備えた
高品質・高性能な住宅でありながら、
1,900万円台からというお手頃価格である点も、同商品の特長です。
「ヴェッセ」専用のWEBサイトでは、
家づくりに必要な2つのシミュレーションを導入しています。
1つは、日本カラーデザイン研究所とグーグルクラウドの
AI分析ツールを活用した「ライフスタイルシミュレーション」で、
顧客の住まいに対する好みを分析します。
もう1つは「家づくりシミュレーション」で、
具体的に間取りやデザイン・仕様などを選択しながら
住まいを完成させていきます。
「ライフスタイルシミュレーション」では、
簡単な質問に答えるだけで、顧客の価値観を診断することができます。
顧客はライフスタイルや住まいの好みが
イメージできるようになるほか、
グーグルクラウドのAI分析ツールによって
同社オーナー1万人のデータと比較して導き出される
「住まいの嗜好性」が分かるということです。
「家づくりシミュレーション」では、
間取りや外観などの5つのカテゴリを順番にセレクトするだけで、
概算の建物本体価格を確認しながら、好みの家を簡単にシミュレーションすることができます。
プラン・設備などはプロが厳選したこだわり仕様になっているため、
自分にとって必要なもの・価値を取捨選択することで、
WEB上で価格明瞭な家づくりができます。
WEBの特性を活かして自宅はもちろん外出先の隙間時間でも
プランや仕様を検討することが可能で、
非対面かつ自分のペースで家づくりを楽しめる
新しいスタイルとなっています。
パナソニックホームズでは、
デジタルコミュニケーションが普及し、
非接触・非対面営業の価値が見直されている現代において、
最新の基本性能を持った住まいをお手頃価格で新築できる同商品を
「新しい住まいづくりを実現する戸建住宅商品」として、
今後拡販していく計画です。
3Dキャラが接客するバーチャル内覧
スウェーデンハウスは、
3Dキャラクターによる接客機能を搭載した
室内360度バーチャル内覧サービス
「VRモデルハウスウォークスルー」を
野原ホールディングスと共同開発し、
4月20日よりスウェーデンハウスの公式サイトで公開しました。
「VRモデルハウスウォークスルー」は、
全国各地にあるスウェーデンハウスのモデルハウスを
バーチャル上で内見できるサービスです。
内見中は、オリジナルの3Dキャラクターが接客し、
内見をサポートします。住宅購入を検討する際、
現存するモデルハウスをバーチャルで内覧するというサービスは、
同社を含め他社でも展開しています。
その中において「VRモデルハウスウォークスルー」のメリットは、
3Dキャラクターを組み込むことで、
漠然と部屋を内覧するだけではなく、
実際に現地で営業スタッフに説明を受けている状態に近い感覚で、
ボット機能を活用した会話をしながら内見できることです。
「VRモデルハウスウォークスルー」に搭載された3Dキャラクターは、
スウェーデンハウスのオリジナルキャラクターである
ヘラジカの「ムース先生」と、
スウェーデンの民族衣装を着た男女のスタッフ2名。
これらのキャラクターが、建物の性能やインテリア、家具、
間取り、設計についての特徴を案内するなど、
営業スタッフの役割を担います。公開中のWEBサイトでは、
地域やライフスタイル、建物の外観画像のほか、
地図上に表示された位置情報からもモデルハウスを探すことができます。
スウェーデンハウスでは、
2020年よりモデルハウスをWEB上で内覧できるサービスを
導入していました。
しかし同社が訴求したいポイントと
顧客の関心のある部分が一致しないことが課題となっていました。
今回、3Dキャラクターに接客機能を搭載したことで、
訴求ポイントへの誘導を図ります。
同社では今後もWEB対策を強化し、
若者世代の関心をさらに集めていきたいということです。
(情報提供:住宅産業研究所)