「人材がほしい」経営・人材育成
社員を採用するとき、なるべく優秀な人を採用したい!
と誰もが考えると思います。
「どうやって、どんな人を採用したらいいのか分からない」
このような相談は多いですが、
また別の機会にその解消方法をお話しますので、
今回は「人材を採用するということ」についてお話します。
とにかく、
採用で失敗する住宅会社様は多いです。
例えば、面接の印象は良かったけれど、働きぶりは期待以下だった・・・。
前の職場での経験に頼って、自社のやり方を素直に実践してくれない・・・。
または、面接ではイマイチだったけれど、
とにかく仕事が回らないから採用したら失敗するパターン。
だんだん慣れてくるだろうし、入社してから育てられるだろう。
でも、実際は足を引っ張られてばかりで、
ただでさえ忙しいのに、さらに仕事が増える・・・。
教育する時間もない・・・。というケースもあります。
そもそも、
社員を1人雇うと、給与以外に労災保険、雇用保険、
健康保険、厚生年金などの社会保険料や通勤費、住宅手当、
パソコンなど会社の経費、営業車・・・
一般的に給与の2~3倍のコストがかかる。と言われています。
給与が年間400万円だとしたら、2倍で年間800万円。
その人が10年間働いてくれたら8,000万円の人件費になります。
給与の3倍のコストとして計算すると、
10年で1億2,000万円です。
1億2,000万円を10年間で払うのと同じ意味になります。
人を採用する = 10年で1億2,000万円の投資なんです。
15年なら・・・20年なら・・・
かなり大きな金額になりますよね?
それをあまり深く考えずに
短絡的に採用してしまう住宅会社が多いように感じます。
そんな巨額な投資をする前に、
適切なお金の使い方をしたほうが良いのでは?
と感じることもあります。
かといって、社員を雇うのが悪いと言っているのではありません。
慎重に、費用対効果に見合うかどうかを
入念に確かめてから採用してもいいと思いますよ。