「SEOって何をすれば良いの?」HP・WEB関係
ホームページへ自社の見込み客を集める手法の1つに
「SEO(検索エンジン最適化)対策」というものがあります。
20年近く前から提唱され続けている手法なので、実際に取り組んだことが
なくても、名前だけは聞いたことがある…という方も多いでしょう。
今回は、SEOの基本的な考え方を紹介します。
現状はコンテンツの質が重要、一昔前のテクニックは通用しない
SEOとは、自社ホームページの内容や構成を工夫することで、
Google・Yahoo!など検索エンジンの検索結果において、
自社ホームページを上位に表示させやすくすることです。
「○○市(自社のエリア名)+注文住宅」などのキーワードで
検索したお客様に自社のホームページが上位表示されれば、
より多くの見込み客を自社に誘導することができるため、
SEOはWEB集客において重要な施策の1つと言えます。
Googleなどへの上位表示の手段としては「検索エンジン広告」もありますが、
SEOは軌道に乗れば検索エンジン広告よりも低コストで集客できる
というメリットがあります。ただし、検索エンジン広告も固有の
メリットがあるため、両方を併用するのが良いでしょう。
SEO対策は、検索エンジン最大手であるGoogleのガイドラインに沿って
ホームページの内容・構成を考えることになります。
Googleが「ユーザーにとって有益である」と判断したホームページほど、
検索結果において上位表示されやすい傾向にあります。
技術的な細かい話は難解になってしまうため、今回は省略します。
皆さんに知っておいていただきたいのは
「SEOはコンテンツの『質』が極めて重要である」ということです。
簡単に言えば、自社ホームページの内容が、住宅検討者の求める情報と
一致しているほど、上位に表示されやすくなるということです。
Googleのガイドラインは頻繁に変わっていますが、
コンテンツの質を重視する点は、ここ数年変わっていません。
一昔前まで、SEOのための細かいテクニックが流行していましたが、
その大半は、現在では通用しません。
グレーゾーンにあたるテクニックを多用しているホームページは、
逆に上位表示されにくくなるリスクもあります。
そのようなテクニックを用いているホームページが現在でも散見されるため、
注意が必要です。
住宅会社が考えるべきは「お客様に喜ばれるホームページ作り」
以上の点を踏まえ、住宅会社はSEOで何をすれば良いでしょうか。
皆さんがやるべきことは、「『お客様が自社ホームページに求めている
情報は何か』を考え、分かりやすく伝えること」です。
特に、冒頭に例示した「○○市+注文住宅」のようなキーワードで
上位に表示させたいのであれば、そのようなキーワードで検索しているお客様が
どのような情報を求めているかを考え、コンテンツ化しなければなりません。
例えば、自社ホームページだから自社PRだけすれば良いというわけではなく、
住宅を検討中のお客様に役立つ情報や、地域ならではの情報を
盛り込むことが求められます。地域内の施工事例やお客様の声を
充実させることも有効でしょう。
スタッフブログも、住宅の情報を求めているお客様に対して発信して
いることを考えれば住宅と無関係のプライベートな話題は控えるべきでしょう。
SEOでは情報の量や鮮度も重視されるため、頻繁な更新・情報追加も求められます。
「皆さんの会社のエリア名+注文住宅」などのキーワードで検索した際に
上位表示される会社が、どのような情報を載せているかも、大きなヒントになると思います。
もちろん、サイトの作り方も重要です。前述のようにグレーゾーンの
テクニックはNGですが、情報がわかりやすく表示されている
・スマートフォンで使いやすい構成になっている、
などの技術的な要素は重視されます。
この点は、ホームページ制作会社にしっかり対応してもらわなければなりません。
しかし、SEOで重要なのは、制作会社の技術よりも、「お客様が求めている
情報を、住宅会社の皆さんがどこまで的確かつ分かりやすく伝えられるか」
という点です。手間も時間もかかりますが、地道に情報の量と質を
高め続けることが、SEOにおける最善の方法と言えるでしょう。
(情報提供:住宅産業研究所)