いつの間にか囲まれている。商品・トレンド
ナックの松田です。先日、1年の間に話題になった出来事や発言、流行などの中から世相を表現したことば選ぶ、「新語・流行語大賞」の候補が発表されましたね。今年は、どんなことばが、年間大賞となるのか?12月2日の発表を楽しみにしています。
2019年の話題、出来事、発言、流行から、
「新語・流行語大賞」は、多くの候補の中から、30のことばに絞り込まれており、今年の特徴としては、まず、ワールドカップがあったことから、ラグビーに関することばが、5つノミネートされています。候補となることばを見ていると、消費税増税、自然災害に関することば、芸能、事件、スポーツなど、平成の終わり、令和の始まりとなった、2019年の出来事を全てではありませんが、振り返ることができると思います。その中で、個人的には、毎年、候補の中に1つか2つ、え?聞いたことないけど?といった感じの、ことばもあったりします。
今回の候補でいうと、私は、「サブスク(サブスクリプション)」という、ことばでした。そんなに、世間を席巻するほど、話題になってたかな?と、パッと見た時に感じました。が、、、よくよく、考えて、振り返ってみると、そういえば、自分の日常に、「サブスク」が、かなり根付いていて、それって、本格的には今年からかもしれないと、思ってきました。「サブスクリプション」を略して、「サブスク」は、製品やサービスなどの一定期間の利用に対して、代金を支払う方式のことを指すそうで、私の場合、映画やドラマを見放題の、「アマゾンプライムビデオ」や「ネットフリックス」、ラグビーを見るために、「Jスポーツオンデマンド」などは、確かに、今年から本格的に利用しています。他にも、たぶん、新聞の電子版もそうだと思うのですが、気づけば、「サブスク」に囲まれた生活を、しておりました。
そういえば、そういえば、
仕事においても、よく使う、Excel、WordなどのMicrosoft Officeや、AdobeのIllustrator、Photoshopなども、昔は、電気屋さんなどで、インストールディスクを買ってましたが、今や、「サブスク」が主流で、Web上で、月額か年間かを選べ、最新のバージョンが簡単に手に入ります。その他にも、定額制で、雑誌、漫画が読み放題や、音楽聞き放題、バッグや服が借り放題、コーヒーが飲み放題、ラーメンが食べ放題などなど、様々な種類のサブスクが世の中に存在し、数量に対していくら?ではなく、契約期間中、○○放題が大きな特徴で、加えて、好きなときに登録・解約可能、何千、何万曲、冊といった膨大な数を取り揃え、コスパが良く、気軽に始められるのも、現代のニーズに合っていて、盛況な理由かもしれません。一部では、全国各地に拠点を用意し、年会費を払えば、どの拠点でも、住み放題といったサービスもあるようです。見渡せば、手頃な価格で、サービスがたくさんあり、便利な世の中だなと感じます。
ちなみに、サブスクリプション市場は、2023年には、8,000億円以上の規模になると、見られており、そうなるのであれば、今後、この市場は、サービスの拡充が見込まれ、ますます、活況となっていくことでしょう。そういった状況で、少し気になるのは、「所有」から「利用」へ消費者の価値観が、変わってきているということ。この先、そういう感覚が、今以上に、浸透して、そもそも「所有」する意欲が低い消費者が、増えるとしたら。。。売る側としては、そういう世代へのアプローチは、一筋縄ではいかないのではないかと、便利になる反面、そんな側面のことも、ちょっと考えてしまいます。それでは、今週はここまで。来週をお楽しみに\(^o^)/