地球上で最も肉体的、精神的に過酷マインドセット
ナックの松田です。スポーツの秋ですね。バレーボールのワールドカップ、世界陸上、ゴルフ、相撲、どれも見逃せない、瞬間が盛りだくさんです。その中でも、個人的には、待ちに待っていた、
ラグビーワールドカップが、開幕しました。ここ数週間、選手名鑑が欲しくて、中学生以来、買っていなかったラグビー雑誌を買ってみたり、ものすごく良い対戦カードのチケットが、リセールで、運が良ければ手に入る噂を聞き、チケットサイトをせっせとチェックしたり、大人になっても、こんなに、ワクワクすることあるんだなと、これが、44日間も続くと思うと、楽しみでしかたがありません。もちろん、日本代表の活躍、躍進も期待しますが、世界のトップに君臨する国の試合、すべてが、待ち遠しく思っています。
ラグビーとは、
地球上で最も肉体的、精神的に過酷で、興奮が高まるスポーツだ・・・激烈な80分間。ヘルメットもパッドもなし。全大陸、100か国以上でプレーされている。これは、最近見た、ニュージーランド(以下、NZ)代表、通称、オールブラックスのドキュメンタリーで、語られていた内容です。これとは、比べものになりませんが、私も昔は、少しラグビーをやっておりまして、確かに、練習は毎日キツいし痛いし、傷、怪我は当たり前でした。特に、私は、フォワードといって、主に、スクラムを組むポジションをやっていて、このスクラムの練習が、ものすごく、過酷でした。スクラムは、8対8で、先頭に3人、その後ろに2人、最後尾に3人で、ほぼほぼ、体重100キロ以上、身長190cm以上、が普通の、大男たちが、ざっくりですが、基本的には、肩だけで、全力で押し合います。この時に、首、背中、腰は、まっすぐ、ピンと張った状態を、キープし続けないと、力が伝わらず、相手に押し負けてしまいます。
一説には、世界のトップチームのスクラムは、選手の体に、1.2~5トンくらいの力が、かかっているのだとか。しかも、ただ、力いっぱい、押し合いしているわけではなく、実は、緻密に練られた理論と戦略があり、かつ、それを、実行し耐えられる強靭な体を日々のたゆまない練習により磨き上げ、いざ、組むときには、歯を食いしばり、引いたら負け、意地と意地が、無我夢中でぶつかりあいます。戦術的なところもありますが、良いスクラムほど、互いの力が拮抗すればするほど、ピタッと動かなかったりしますので、地味に見えるかもしれませんが、スクラムの中には、かけひき、戦いがありますので、もしラグビーを見られる機会がありましたら、注目してみていただければと思います。
見えないものを、
ラグビー=根性といったイメージを、持たれる方は少なくありませんが、根性だけではなく、最近、特に欠かせないことがあります。それは、ラグビーに限ったことでは、ありませんが、ITの進化により、データの収集能力と活用方法。スタジアムに100台以上のカメラを設置し、360°の視点を録画できたり、今まで、科学的に解析が難しかった、スクラムも、最新の圧力センサーを駆使し、解析に至ったりなどなど、最先端の技術が存分に、取り入れられています。最先端の技術を取り入れる目的は、今まで、感覚的だった部分を、数値化し、見える化すること。見える化されたデータに、意思はないので、客観的、俯瞰的で、ある意味、個人、チームのありのままを、映し出します。
そして、これを頭で理解しても、体が動かなければ意味がないので、日々の練習により体得を目指します。データを駆使することは、努力、忍耐、根性は、掛け離れているようにも感じますが、実は、表裏一体なのです。ビジネスの世界でも、見える化って最近、特に、よく聞きますが、データを収集し、見える化することで、現状を把握し、その上で、努力、忍耐、根性を、正しい方向に注ぎ込むことで、効率的に技術やノウハウを習得し、成果を出すことが目的ではないかと、私は思います。努力、忍耐、根性と効率は、正反対のようにも思えますが、データを収集し活用すれば、正しい方向に効率的に、根性出して、努力ができるような、時代なのではないかと感じます。それでは、今週はここまで。来週をお楽しみに\(^o^)/