少し先のターゲット層市場動向
ナックの松田です。先週、研修にいらした会員様が、「東京、涼しいですね~」と、おっしゃられていました。確かに、言われてみれば、涼しいというか、外は、若干、ヒンヤリするかなと、感じるほどのような気がします。涼しくて助かるのですが、これから、いきなり暑くなってしまったら、体がついていけないんじゃないかなと、一抹の不安を感じております。
これも時代なんですかね。
休みの日に雨なことも結構あって、3歳になる息子と家で遊ぶことが多いのですが、先日の休みの日も、息子が1人で遊びに没頭していたので、私は、本を読んでいました。しばらくして、なんか盛り上がっている息子の声が聞こえてきて、ふと、何してるか見てみると、、、お気に入りのおもちゃを空き箱に詰めて、テーブルに並べ、その前に立ち、満面の笑顔で、両手で手をふり、なにかを話しています。楽しそうでなによりなんですが、、、向いてる方向には、誰もいませんよ(汗)・・・えー、いやいや、誰に話かけてるんですか(汗)と、少しビビりながら、よくよく聞いてみると、
(キラキラの笑顔で、両手で手をふりながら、)
「はーい!みなさん、こんにちわ~!」
(聞いたことのない、トーン高めの明るい声で、)
「今日は~このおもちゃで遊んでみたいと、思い~ます\(^o^)/」
「まずは、この箱を開けてみますね~」
(空き箱なので、すぐ開くはずですが、)
「あれ~、なかなか開かないな~」
「あ!こうやって開ければ良いのか~(^o^)」
と、、、一部始終を見て、納得しました。うちの息子は、どうやら、YouTube(ユーチューブ)によく投稿されている、商品紹介などをしている動画の真似をした、YouTuber(ユーチューバー)ごっこに、没頭していたようです。聞いていると、セリフが、淀みなく、熟(こな)なれていて、エアですが、結構、場数は踏んでいるみたいです。。。ままごと、ヒーローごっこなど、いろいろなごっこ遊びがありますが、現代では、YouTuber(ユーチューバー)、なんでしょうかね。。。怪獣役だったお父さんは、目立たないように、紹介する、おもちゃを出し入れする黒子役、になるかもしれないですね。ちょっと前は、動画を選んであげて、見せてましたが、いつからか、自分で操作してるなと思ってましたが、着々と成長しているようです。
これからのメインのターゲット層は、、、
賛否両論あると思いますが、スマホなどで、子どもに動画を見せることで、切り抜けた場面が何度かあります。現代の子どもは、早ければ、0歳から動画と出会うことも、あると思います。知育や教育をテーマとした、アプリだけでも星の数ほど、あると感じるくらい、たくさんあります。それだけ、利用が、見込めるということだと、思うのですが、ちなみに、最近の、インターネットの利用率は、10代~40代で、ほぼ100%だそうです。ひと昔前、こんな時代が来ることを、どれだけの人が想像していたでしょうか。今後、ますます、発展していくのでしょうが、インターネットに関して、個人的には、想像していなかった部分に、ここ数年、注目が集まっているようです。
インターネットの利用率を、年代別に見た時に、60代では、7割くらいで、思うほど、普及していない状況でも、ここが、これから、メインのターゲット層になってくるのではないかという見方があります。そう考えられる、要因として、人生100年時代、100歳まで生きることが、一般化する社会が予想され、また、定年退職の年齢が、引き上げられるかもしれない、そして、全人口に対して、65歳以上の人口が、21%を超える、「超高齢化社会」に日本は、2007年から突入している状況で、少子化も伴い、この先、人口が、増加していくことが見込まれています。今まで、シニアとされていた層が、これから、元気にバリバリ働くことが、普通になり、こうなれば、シニア層の概念は変わるでしょう。現状、60代の利用率が7割ほどということは、そこに、まだ、余地があると考えられ、そうなると、インターネット関連も、ビジネス上では、新シニア層向けの、ハードやコンテンツを、充実していくことが必要になると考えられます。
とても、深刻な社会問題ですが、仮に、このまま、少子高齢化が進み、予想通り人口が推移すれば、現代とこの先では、メインのターゲット層は、変わるでしょう。変わった場合の影響は、インターネット関連だけでなく、服、飲食、車、テレビ、雑誌、住宅など、あらゆる業界で、メインのターゲットに向けた、商品開発の部分などに表れてくるのではないかと思います。まだ、少し先のことで、どうなるかは分からなくても、未来の形が少しづつ、見えてきてるのかもしれません。それでは、今週はここまで。来週をお楽しみに\(^o^)/