【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H26/3/31号)
MBA
2014.3.31
今回のテーマ:「太陽光発電の価格メリットで住宅を売る」(前編) H26/3/31
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【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
萩原 舞花
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萩原 舞花
いつもご愛読ありがとうございます。 工務店MBA事務局の萩原です。 週末、薬を買おうと思い ドラッグストアに行くと・・・ レジは信じられないくらいの 長蛇の列・・・・!!! (なんで今日はこんなに混み合っているんだろう) 列に並ぶ人のカゴの中身を見ると、 トイレットペーパーやキッチン用品など 見るからに「ストック」するための 商品が沢山入っています。 そうです、 消費増税前の「駆け込み」ですね。 (*'o'*) この週末、最後のラストスパートで 日用品を買いだめする方が多かったみたいですね。 ある主婦の方の買い物カゴには・・・ 市販のヨーグルトパックが約10個 シリアル(コーンフレーク)が約10袋・・・ w( ▼o▼ )w (すごいな・・・) と思いました。 私たち日本人は メディアや口コミに左右され易い 傾向にあると思います。 一昔と比べると 情報が至る所に溢れているので、 世の中が便利になる半面、 本当に自分に必要なものが何なのか 少し見失いがちになることもあります。 メディアの戦略かもしれませんが 日用品はこの週末、在庫がなくなるほど 売れた商品もあったそうで・・・ 「やっぱり必要なかった」 なんて失敗しないように・・・ 本当に自分とってメリットがあるものと そうでないものを見極めて、賢い買い物が 出来るようになりたいですね。 お客様への、 家づくりの提案も同じですよね。 家づくりで「失敗」や「後悔」をしないように、 お客様にとって本当に必要なものを見極めて しっかりと情報伝えられる住宅会社を 目指していきたいですね★ ■ 2年間ありがとうございました! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★ さて、消費税の切り替わり?? と一緒に、私(萩原)がお届けする メールマガジンもいよいよ本日が最後となりました。 約2年間、つたない文章にも関わらず お付き合いいただき本当に ありがとうございました。 (*^o^*) 今まで続けてこれたのも 読者の皆様の支えがあったからだと 心から深く、感じています♪ 私はライターではありませんから、 正直毎週メールマガジンを書き続けるのは 「大変」でした。 しかし微力ながらも、「情報発信」することが 私の使命であると、開始当初より感じていましたので ここまで続けてこれたのではないかと思います。 それもこれも、新しい事にチャレンジし続け、 一生懸命で芯の強い工務店の経営者様や社員様に お会いできたからだと思います。 いつも皆様にパワーをもらっています♪ 誰しも失敗するのは怖いことですが、 失敗を恐れていては、成功にも近づきません。 とある工務店社長様は 「失敗をしていいんだ、失敗をしたら 私はそれを、チャンスだと思っている。 どうやって挽回するか、面白いじゃないか!」 と、目を輝かせながら仰っていました。 はたまた別の工務店社長様は、 「イベント開催したけど、思ったように お客様が集まらなかったよ・・・! でも大丈夫、これを糧にして、問題を 洗い出しにして次回に挑むよ。 イベント開催しなきゃ、お客様にも 出会うことも出来ないしね!」 と、仰っていました。 全国各地に、 挑戦し続けている工務店様が 本当に沢山いらっしゃいます! ナックというネットワークをひとつの 踏み台(ジャンプ台)にしてもらい、 これからも新しい事にどんどん チャレンジし、成長していきましょう (o゚∀゚)ノ 人生とは、常に挑戦!失敗を恐れず、 学び続けて実践する事なのかもしれませんね♪ 生意気にもそんなことを述べてみました。 (*^-^*) 私は一度、メールマガジンからは 離れますが、今後も皆様のご繁栄を全力で サポートして参りますので 共に頑張っていきましょう! ■ 次週からのメールマガジンは・・・ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★ 次週からのメールマガジンは・・・ 私の大先輩である「冨田泰司(とみたやすし)」が お届けします♪ 同じ部署で、とっても 頼れる私の先輩です (*^o^*) 集客・営業・ネット戦略に特化した 手厚いサポートは、全国多くの工務さんから 高い支持を得ています♪ 集客や営業に関するメールマガジンも、 書いていますので、すでに「冨田ファン」の方も 多いのではないでしょうか? 今までとはまた違った視点から、 皆様にとってお役に立てる情報を お届けして参ります! ぜひ来週からのメールマガジンを 楽しみにしていてくださいね (*^o^*) それではまた来週♪ ○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○● 「太陽光発電の価格メリットで住宅を売る」(前編) 昨年10月に省エネ基準が改正され、 外皮の断熱性能だけでなく、冷暖房や照明、 給湯などの一次エネルギー消費量も指標として 評価されるようになりました。 住宅の省エネ化の向上は、 今後の商品戦略においては 必須の項目となります。 また省エネ性の向上に伴って、 住宅に付加する設備提案として 定番となりつつあるアイテムの一つが 太陽光発電です。 ■太陽光発電普及を促す制度と背景 太陽光発電の普及の背景には、 各種制度による後押しがあります。 一つは補助金制度です。 現行の制度では、41万円以下の機器の場合は 1kW当たり2万円、41〜50万円の機器だと 1kW当たり1万5千円の補助が受けられます。 太陽光発電補助金の交付決定件数は 年々増え続けています。 太陽光発電普及拡大センターの 発表によると、24年度は27.6万件。 25年度は第三四半期の時点で、 新築はすでに前年度通期実績を上回る 9.1万件の申請がありました。 太陽光発電の普及を後押しする制度の もう一つが、平成21年11月から導入されている 余剰電力買取制度です。 太陽光発電によって過程で発電した電力を 売電することで収入が得られるということで、 家計の財布に直結するアピールが増えました。 大手ハウスメーカーでもこの頃から 太陽光発電の搭載率が一気に上昇しています。 そしてもう一つの転機が、 平成23年3月の東日本大震災です。 被災3県はもとより、東電管内では停電によって 一時的にライフラインが絶たれ、電力会社が 供給するエネルギーへの信頼が揺らぎ、 自然エネルギーから家庭で電力を生み出す 「創エネ」設備としての太陽光発電への注目度が高まりました。 単に経済的なメリットだけでなく、 環境や防災への意識の高まりが、 太陽光発電の普及を後押ししたと言えます。 政府の方針でも再生可能エネルギーへの転換が推し進められ、 大手メーカー各社が発表する新商品は、 創エネ設備としての太陽光発電や、 エネルギーを管理するHEMSを搭載するスマートハウス一色です。 大手ハウスメーカーの24年度の太陽光発電搭載率を見ると、 「おひさまハイム」のセキスイハイムが85%、 「グリーンファースト」の積水ハウスは72%に達し、 早期から大容量太陽光を推進していた 一条工務店では90%の搭載率です。 ハウスメーカーの大半は、 太陽光搭載率が5割を超えています。 ■OB客の満足度高める省エネコンテスト 地域のビルダー・工務店の中にも、太陽光発電を推進し、 搭載率が5割を超えている住宅会社は少なくありません。 最も早い時期から太陽光発電を 導入していた会社の一つが、 岩手県の千田工務店です。 同社では、平成15年から自社で 手掛ける住宅の全棟に太陽光発電を標準搭載しています。 地元では「太陽光発電のことなら千田工務店」という評判を得て、 口コミを中心に年間40棟内外を安定して受注しています。 同社の評判が口コミで 広まるきっかけとなったのが、 平成20年から毎年開催している 『省エネ大賞コンテスト』です。 ホテルの宴会場を借りてOB客を集め、 食事を楽しみながら省エネ談義に花を咲かせてもらいます。 コンテストでは、1年間の電気代と売電額との差額と、 エネルギー収支の2つの項目で、上位の家庭を 金賞〜銅賞で表彰します。 前年から大きく順位を上げた家庭には ジャンプアップ賞を授与します。 賞から漏れた家庭にも抽選で賞品が当たる チャンスがあるので、参加者全員が楽しめます。 今年1月のコンテストには約100組、 330名が集まりました。 今年からは芸能人を招いて会場を盛り上げ、 参加者の満足度は高くなっています。 千田工務店では、引き渡した全棟で 発電量と光熱費の実測データを収集し、 太陽光発電を勧める裏付けにしています。 しかし、太陽光発電を設置したOB客からは 「光熱費をどれだけ節約できたかを自慢したいが、 近所でまだ太陽光発電を設置していない人に自慢するのは、 自分だけ儲かっているみたいで後ろめたい」 という声が多く聞かれました。 そこで、太陽光発電を設置したOB客同士で自慢し合い、 省エネの工夫を相談し合える場所を提供する場として 『省エネ大賞コンテスト』を開催しています。 とにかくOB客の満足度を高めて口コミで評判を広めて もらうことが受注の安定につながるという考えで、 新規集客にかける広告宣伝費は年々縮小し、 OB客向けのイベントに経費をかけるようにしています。 (情報提供:住宅産業研究所)