【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H26/3/3号)
MBA
2014.3.3
今回のテーマ:「2013年住宅着工総括」(前編) H26/3/3
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
萩原 舞花
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
萩原 舞花
いつもご愛読ありがとうございます。 工務店MBA事務局の萩原です。 先週の木曜日は、 1年に一度の大きなシンポジウムを 開催させていただきました!!! ♪ヽ(^-^ ) (v^ー゚) 「シンポジウム」って 聞き慣れない言葉ですよね。 大きな公共の場で開催する、 勉強会とでも言いましょうか。 日頃よりご愛顧いただいている 工務店様を招いての、会合を 開かせていただきました (*^-^*) ・設計事務所の先生を招いた講演 ・照明の先生による講演 ・人材教育、モチベーションアップの 先生による講演 ・テレビでも、引っ張りだこの とある有名講師による講演 などなど、多数のゲストが登場し 情報盛りだくさんで、実りの大きい 勉強会になったのではないかと思います。 そしてやっぱり盛り上がるのは 「表彰式」です。 参加者様が、心を込めて、 お客様とつくりあげた 大切な1棟・・・ 自慢のお家を、コンテストに 出品していただきました♪ 受賞された会社様、 本当におめでとうございます。 是非、お施主様と、その喜びを 分かち合って欲しいなぁ、と思います。 お施主様も、マイホームが大きなコンテストで 表彰状をもらったと知ったら、間違いなく 嬉しいと思うんです(*^-^*) 私だったら・・・ 「ウチの家が、全国大会で受賞された!」 って両親やお友達に自慢しちゃいますね☆ お施主様との信頼関係が、 またここで繋がるきっかけになれば とても嬉しいです(^0^) ■ 常にアンテナを高く持ち、新しいことに挑戦する ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★ 私(萩原)も1日シンポジウムの サポートをさせていただきました。 (*゚∀゚)*。_。)*゚∀゚)*。_。) たくさんの会社様にお会いできて、 とても嬉しかったです。 また、いつも工務店MBAをお読み いただいている会社様からもご挨拶を 頂戴しましてありがとうごさいました♪ やはり、大きな勉強会に集まる方々は とても「向上心」に溢れており、 モチベーションの高い方々ばかりです。 お互いに、知らない方同士が名刺交換をし、 新たな出会いのきっかけにもなっていた ようです。 全国各地で、受注実績を上げていくという 仲間がいるのは心強いことですよね。 仲間でもあり、ライバルでもある。 とても素敵な関係ではないでしょうか? これからも、 常にアンテナを高く持ち、 新しいことに挑戦する気持ちを 大切にしていきたいですね。 私達は、 今後も全国の工務店様にとって 成長のきかっけとなるイベントを 開催していきたいと思っています。 日本全国の建設業界の成長を 私達と共に、向上していきましょう♪ (^0^)ノ!! 今回ご参加いただけなかった会社様も、 ぜひ次の機会にご参加くださいませ♪ ・・・・ ・・・・・ さてさて、 3月に入りました。 今月は皆様に、 重大な発表をご用意しています。 私(萩原)もただ今せっせと 準備をしています。 ((((((ノ゚?听)ノヌオォォォ なのでどうか、 毎週月曜日! 工務店MBAをお見逃しなく! ○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○● 「2013年住宅着工総括」(前編) 100万戸に迫る2013年住宅着工動向 ■あらゆる指標で伸びが見られた2013年住宅着工 2013年の新設住宅着工総数は980,025戸、 前年比11.0%増、4年連続の着工増となりました。 リーマンショックなどによって着工が 大きく落ち込んだ2009年の78.8万戸から、 81.3万戸→83.4万戸→88.2万戸と徐々に 増加してはいましたが、2013年は一気に10万戸 近く伸ばし、100万戸に迫るところまで回復しました。 その内訳を、利用関係別に見てみましょう。 ◇2013年住宅着工戸数内訳及び前年比伸率 持家 35万4772戸 (+13.9%) 低層分譲(建売住宅) 13万7422戸 (+10.2%) 中高層分譲(マンション)12万6509戸 (+ 3.6%) 低層貸家(アパート) 22万9595戸 (+12.1%) 中高層貸家 13万1727戸 (+10.1%) ※国土交通省 住宅着工統計より (貸家には社宅等の給与住宅を含む) 上記全ての項目で着工増、それもマンション 以外は2桁増を達成し、2013年の新築市場の 活況ぶりが表れています。 中でも13.9%と最も高い伸率となった持家は、 前年から4万戸以上増加して35.5万戸。 7年ぶりに35万戸を突破し、 リーマンショック前の2007〜2008年を 上回る水準となりました。 建売住宅も、持家と同じく7年前の 水準まで着工を回復させました。 全国平均10.2%増に対し、東北(26.2%増)、 北関東(21.5%増)、中国(19.0%増)、 九州(18.8%増)と、地方での伸びが 好調要因となっています。 一方マンションは、4年連続で増加を維持したものの、 全国平均で前年比3.6%増とこの4年間では 最も低い伸率となりました。 東京(前年比▲6.5%)千葉(同▲44.8%) 埼玉(同▲3.6%)と、メイン市場である 首都圏での減少が響いたようです。 ただ、発売戸数は増加傾向で、 6年ぶりの高水準となりました。 今後のプラス要因としては、東京オリンピックが 決定したことで東京湾岸エリアが 再注目されていることが挙げられます。 中古流通も含め、今後数年間は同エリアの マンション市場の盛り上がりが期待されます。 アパートは12.1%増と持家に次ぐ伸率。 マンションとは対照的に、東京(21.2%増)、 神奈川(18.4%増)と大市場での 大幅増が目立ちました。 大都市圏では、消費税・相続税のダブル増税を背景に、 自宅併用も含め土地活用の訴求が盛んに行われています。 また、岩手(24.3%増)、宮城(20.1%増)、福島(27.8%増) といった復興需要も、アパートの着工を押し上げたようです。 2012年に前年比14.0%増と大幅に伸ばした中高層貸家は、 2013年度も10.1%増と引き続き2桁増となりました。 こちらは東京で▲9.1%と減少したものの、 神奈川(15.3%増)、愛知(27.9%増)、 大阪(35.1%増)と、その他の都市圏で増加。 また岩手・宮城・福島の3県では、 2011年(915戸)→2012年(2,355戸) →2013年(5,739戸)と 倍増以上の伸びが続いています。 さらに着工数で神奈川(8,614戸)や愛知(7,148戸)を 上回る沖縄(10,062戸)も、前年比34.1%増と大幅に増加し、 移住や別荘需要への期待の高さが伺えます。 このほか、国策として推進されている 「サービス付き高齢者向け住宅」による需要開拓も、 少なからず賃貸住宅の着工増に貢献していると思われます。 今年1月末時点でのサ高住の登録件数は138,254戸、 直近1年間で44,343戸増加しています。 国の目標は2020年に60万戸ですから、 あと6年で46万戸強、1年あたり7.7万戸の 整備が必要になる計算です。 ■駆け込み着工は11月がピーク 次に、低層住宅(持家・建売・アパート)について、 月別に着工推移を見てみましょう。 ◇2013年 低層住宅月別着工戸数及び前年比伸率(単位:万戸/%) 持家 建売 アパート 月 戸数 / 伸率 戸数 / 伸率 戸数 / 伸率 1 2.36 / 8.6 1.08 / 10.3 1.61 / 0.3 2 2.30 / 2.3 1.02 / 1.6 1.41 /▲1.3 3 2.49 / 11.4 1.06 / 7.7 1.58 / 16.4 4 2.84 / 17.5 1.08 / 16.4 1.70 / 11.3 5 2.89 / 13.5 1.10 / 10.1 1.62 / 9.3 6 3.07 / 13.8 1.18 / 8.9 1.99 / 21.6 7 3.15 / 11.1 1.18 / 10.9 1.99 / 14.8 8 3.14 / 11.2 1.22 / 10.4 1.87 / 11.2 9 3.21 / 14.2 1.16 / 12.4 2.02 / 14.9 10 3.40 / 17.6 1.20 / 11.6 2.29 / 4.7 11 3.46 / 22.6 1.23 / 12.6 2.50 / 16.3 12 3.19 / 19.1 1.23 / 10.0 2.39 / 23.1 2012年8月に消費増税の法案が可決されて以降、 折からの低金利や各種補助金・優遇政策等の 「買い時要因」アピールが続きました。 またアベノミクスによる景気回復ムードも相まって、 住宅着工は16ヶ月連続で前年を上回っています。 利用関係別で見ても、上記のとおり2月に アパートが前年割れとなった以外は すべて増加、3月以降はほぼ2桁増となりました。 企業側で供給量を調整できる建売住宅は、 毎月1〜1.2万戸前後と安定して 着工されていますが、持家とアパートでは、 終盤に向けて消費増税前の「駆け込み需要」と 思しき着工増が見られました。 持家は6月から月間3万戸を超え、 着工数、伸率ともに11月(34,580戸/前年比22.6%増)がピーク。 10〜12月の3ヶ月合計は10万戸を超え、 前年比19.7%と2割近くの増加となりました。 アパートも後半から月間2万戸前後で推移し、 戸数では11月に2.5万戸、前年比伸率では 12月に23.1%と、年末にピークを記録。 マンション等の中高層住宅も含めた総着工数は 9月以降、月間9万戸前後で推移し、 季節調整済年率換算値は4ヶ月連続で100万戸超、 12月には105.5万戸という高水準をマークしました。 おおむね好調となった2013年の住宅着工を もう少し詳細に分析するため、 次回はエリア別・工法別の動向を 見ていくことにします。 (情報提供:住宅産業研究所)