【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H26/2/24号)
MBA
2014.2.24
今回のテーマ:「消費税8%時での売り方と今年の展望」(後編) H26/2/24
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【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
萩原 舞花
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萩原 舞花
いつもご愛読ありがとうございます。 工務店MBA事務局の萩原です。 ソチオリンピックでの日本人選手の方々の 活躍、素晴らしかったですね!!! ♪。☆*(^∇゚*)ノ 私(萩原)はとくに浅田真央選手の フィギアに感動しました!!! 浅田選手・・・ 「この『スマイル』を、 見ている方に伝わればいいなと思いました。 くじけそうなときもつらいときも、 笑顔って素晴らしいんだなと伝えたかった」 そう仰ってましたよね。 真央ちゃんの演技に、日本中の 誰もが勇気をもらいました。 笑顔は、自分だけでなく 相手も幸せにするそうです。 私たちも日々、 人と関わる仕事をしている以上は、 笑顔をこころがけていきたいですね! ■ 人の振り見て我が振り直せ・・・? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★ 先週末、買い物帰り・・・ なにげなく歩いていると、 近所で新築住宅の完成見学会を やっていました。 私一人で、 通りすがりだったのですが、 かわいらしい外観だったので ちょっと覗いてみることに。 (゚0゚)(゚o゚*)ノ が、しかし・・・ 「自由に見ていってくださいね。」 と価格の載った建物の詳細の広告を もらっただけ・・・ 中に入ってみると・・・ かわいらしい内装・・・♪ だけどスタッフの方が誰も居ない状態で シーンとしていました。 家の中には説明のポップなどの 設置がないので、どんな仕様で、 どんな特徴がある家なのか、 イマイチわからない状態。 スタッフの方は、外で受付を なさっているみたいでした。 (うん、かわいらしい家だった) という感じて、 私はなんとなく物足りなさを 感じて現場を出ました。 ・・・ ・・・・ ・・・・・ 皆様の見学会現場は、 どんな感じでしょうか? 私はただ通りすがっただけだったので、 冷やかしだと思って放って 置かれたのでしょうか? でもそれって、 お客様からしたらどう思いますでしょうか? やはり一言もかけられないのは、 お客様側からすると、とても悲しいですよね。 一言でも、 「お分かりにならない点や 気になるところがあったら、 お気軽にご質問ください。」 という声掛けが最低限あったら、 良かったのかな、と思ってしまいました。 また、どうしても無人対応になる場合は、 内部に各所の説明文があったら、親切です。 とても女性向けでかわいらしいお家でした。 しかしやはりどんなに魅力的な建物でも、 現場にいる社員(人)の対応が良くないと、 お客様の購買意欲を動かすのは、難しい のかなぁと、心から体感しました。 見学会ひとつにしても、 ただお客様に「見学してください」と オープンにしていては甘い、ということ。 見学会用の、接客マニュアルのように、 ある程度の見学会対応の一連の流れを 準備しておいた方が良いですね。 たまに、こういったゲリラで現場見学を してみるのも良い経験ですね♪ 参考になりましたでしょうか? それではまた来週♪ ●追伸 「大決算キャンペーン」 たくさんのお申込みをいただき、 ありがとうございました。 皆さまの日頃からのご愛顧のおかげで、 このようなキャンペーンを開催することが 出来ました♪。☆*(^∇゚*)ノ ○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○● 「消費税8%時での売り方と今年の展望」(後編) ■賃貸、分譲、リフォーム…市場の波をうまく捉える 12月の住宅着工統計が出ましたが、 年で見てみると、98万戸を突破しました。 前年比 11.0%の増加です。 利用関係別の前年比は以下の通りになりました。 ・持家 13.9%増 ・貸家 11.8%増 ・分譲 6.9%増 ・マンション 3.6%増 つまり持家(注文住宅)が最も 伸びを見せたということになります。 その分、懸念されるのは、反動減が 大きくなる可能性です。 受注動向から見ても、 着工が落ち込む可能性は 高いと言えます。 4月に増税が実施されると、 景気自体は冷え込みます。 となると、今年はその分、持家以外の ところで稼ぐ必要も出て来るかもしれません。 昨年も、大手ハウスメーカーの 受注動向などを見てみると、 貸家の方が伸びたというところが 多くありました。 また、分譲住宅も3月ギリギリまで 5%で販売可能ということもありますから、 多くの土地を仕込んで、今期の売上を 立てようという動きも見られました。 つまり持家以外を売るというのは、 反動減対策の一つになるということです。 まず貸家に関しては、大手ハウスメーカーの 受注は10月以降も好調な推移を示しています。 これは賃貸のオーナーは 消費税が上がるということよりも、 相続税の増税に備える意識が強く、 消費税が上がることをあまり気にしません。 言わば消費増税には強い分野といえます。 2015年の相続税改正までまだまだ 動く可能性が考えられますので、 しばらくはこの波に乗るというのも一つの手です。 分譲住宅も増税には強いはずです。 そもそも土地には税金が掛からないということも ありますので、建物だけを買うよりも増税の 割合が小さくなります。 一方、住宅ローンは土地の分まで 組んで買うわけですから、借入額は大きくなり、 ローン減税の恩恵を強く受けることになるわけです。 もう一つ、リフォームもあります。 増税前の最後の駆け込みとも言える 現象が起きたのもリフォームでしょう。 2月の段階では既に3月引き渡しは 難しい状態になっていると思われますが、 駆け込みと反動減は、新築住宅に比べて 小さいと見られています。 工事単価が小さいことも一つありますが、 メンテナンスというものは、定期的に行うべ きものであるという考えが浸透している ということもあるでしょう。 点検して、不具合を直すというのは、 常に途切れることなく、循環してくるはずです。 また、増税後、中古流通が活性化の 方向に向かうならば、リフォームも それに伴い増加していく可能性は大いにあります。 ■今年の受注、着工動向はどうなるか? 今年は、注文住宅は昨年に比べれば 苦戦しそうですが、前回述べたように、 買い時感は続いています。 ですから、決して弱気になる 必要はないと思います。 それに賃貸、分譲、リフォームを組み 合わせることで、業績アップを図ることも可能です。 では、今年の受注と 着工はどうなるでしょうか。 まず注文住宅の受注は、やはり9月くらいまで は前年割れが続くと見込まれます。 そして2015年10月に消費税が10%に 上がることを前提に、2014年度の終わり (2015年の年明けから3月)には再び駆け込み 受注が動いてくるはずです。 大手ハウスメーカーの受注も14年度は後半に掛けて 尻上がりに上昇していくでしょう。 つまり着工も2015年3月頃から5月くらいまでは 大きく跳ね上がることが予想されます。 着工ベースでは、31万戸前後でしょうか。 10%強の減少と予測されます。 賃貸は相続税改正に向けて市場は しばらく良いと思われますが、2015年の改正後は、 一端ここまでに供給された長期駆け込みの 反動が出てくる可能性は大きいです。 それでも中高層も合わせて30万戸程度は維持。 15%程度の落ち込みと見られます。 建売住宅は、計画供給故に大幅な反動減はなく、 比較的浮沈みがなく推移するでしょう。 ただ懸念される点は、5%時に 売りきれずに在庫を多く抱えた場合。 その時には棚卸資産削減に動くため、 着工は鈍くなってくるはずです。 ただローン減税の効果などもあって、 12.5万戸程度の着工は行くのではないでしょうか。 一桁減というところでしょう。 総じてみれば、2014年度の住宅着工は、 住宅ローン減税とすまい給付金の効果もあって、 反動減を限定的に抑えられるはずです。 次に控える2015年10月の消費増税に向けて、 徐々に受注・着工は回復に 向かうということになるので、 着工では12〜13%減の85〜 86万戸は維持できそうです。 (情報提供:住宅産業研究所)