【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H24 8/6)
MBA
2012.8.6
今回のテーマ:「省エネ推進と支援拡充で普及加速か〜スマートハウス」(前編) H24/8/6
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
萩原 舞花
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萩原 舞花
いつもご愛読ありがとうございます。 工務店MBA事務局の萩原です。 ロンドンオリンピック!! 盛り上がってますね!! (o^∇^o)ノ 今朝、男子陸上100メートルで ウサイン・ボルト選手が見事 金メダルを獲得しましたね! 五輪至上新記録の9秒63だそうです! 世界最速ってことですよね!! そしてやっぱり見せてくれましたね ボルトのキメポーズ(^0^)! いやぁ〜かっこいい! 早速ボルト選手のツイッターを拝見してみると 「信じて支えてきてくれたファンの皆さん 本当にありがとう。皆さんがいてくれたから ここまでの道のりを乗り越えてこれました。」 なんてコメントが載っていました。 (※ここでまたツイッターの迅速さに感動 するわけですが。。。それは置いておいて) そして驚いたのが私、ボルトと同い年・・・!? そんな風には到底見えないのですが・・・! そこだけでも共通点があって光栄です(笑) 今はボルトに夢中ですが、もちろん 日本人選手も応援してますよ! \(^▽^)/ 日本人選手のインタビューを聞いていて思うのは皆さん 非常に「負けず嫌い」だなぁ〜!!と思います。 「金メダルが取りたかった。」 「自分の結果に満足していない。」 悔し涙ながらに、コメントを残す選手が多いですね。 「すごいなぁ!」と思ってしまいます。 この「現状に満足しない」負けず嫌い 精神を見ていると、私達の仕事においても、 非常に大切な心構えだなぁと思うのです。 ■ 「現状に満足しない」会社が目指す金メダルとは・・・!? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★ 先日、中部地方のとある住宅会社さんに お会いしたときの出来事です。 2013年に100棟を目指して頑張っている 大注目の会社様なのです(o^^o) 若い社員さん達が大きな目標に向かって、キラキラと 輝いて働いている、そんな明るい職場なのです♪ オリンピックもそうですが、やはり若い方々が、 切磋琢磨しながら頑張っている姿は輝かしいですよね! 若い方が活躍している会社様の印象って・・・ 伸びているのかなぁ!なんて思ってしまう のです(^0^)ノ 社長様とお話していく上で非常に印象的だったのが 『地域で年間1棟、2棟で満足している会社も 多くいるが、自分達は違う。もっと上を目指している。 経営者としては良くても、社員もそれで満足なのか・・・ というのがポイント。』 『実は若い社員さん達の中に、会社を伸ばす要素が 隠れている。その子たちが、うちの会社でどんどん 成長していけるような環境づくりをしなければいけない。』 『大きな目標に向かって頑張っている会社であれば、 若い人たちが希望を持って、働くことができる。』 『経営とは、顧客満足はもちろんのこと、同時に社員の 満足も考えてバランスを取っていかなければいけない。』 0棟から始まった会社様が現在年間40棟に至るまで、 多くの困難や課題にぶつかったというお話を聞きました。 それでも諦めなかったのは、やはり「目標」と「夢」が あったからなんですね。 そして経営者として、お客様の幸せだけでなく 社員さんの幸せも同時に考えていらっしゃる とっても素敵な社長様でした。 社員さんともお話することができたのですが、 「社長は、自分の意見を親身になって聞いてくれる。 だから意見の通り易い社内の雰囲気が楽しい。 やりがいを感じる。」 と仰ってました(^―^)素敵ですね。 ■ 成長する会社に「満足」の文字は存在しない・・・? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★ この「現状に満足しない」という精神は 自分自身を成長させるために、非常に 大切なのです。 満足してしまったらそこで終わってしまう。 やりきってしまうと勿体無い、と思います。 例えば大きな企画が終了して・・・ その後次回もっと良くするために、 反省会や反省点の洗出しをしてみたり。 そうすることによって、次の企画は もっともっと良いものになります。 お客様とのトークが思ったとおりにいかなかった・・・。 その後に「どんなところに気をつければもっと良く なったのか・・・。」と自分自身に聞いてみる。 自分の弱みを知ってこそ、弱みを強みに変える 武器をつくるチャンスがあるということなのです。 オリンピックの選手達も、私達には想像できないくらいの 挫折と、努力を積み重ねて世界のフィールドに出て活躍 なさっていらっしゃいますよね。 そんな頑張っている人たちを見ていると、 「私も頑張らなければ!」と、勇気付けられます。 オリンピック選手達に負けないくらい、私達も 努力を重ねて、自分の目標に向かって夢をかなえて 行きましょうね(^0^)ノ!! では、また来週♪ ○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○● 今回のテーマ「省エネ推進と支援拡充で普及加速か〜スマートハウス」(前編) ●省エネ基準改正、8年後に適合義務化へ 7月、経産省・国交省・環境省が合同で進める 「低炭素社会に向けた住まいと住まい方推進会議」 において、推進方策の中間とりまとめが行われ、 その工程表(ロードマップ)が発表されました。 これによると、今年度以降早期に省エネ基準を 改正し、2020年までに全ての新築住宅に対して 適合義務が課されます。 義務化の水準は、まだ具体的に決まっていません。 方向性としては、断熱性だけでなく、空調・給湯等の 省エネ設備や、創エネ・蓄エネ等の先進的な 取り組みも含めた客観的で総合的な 評価方法を確立するとのことです。 一方で、伝統木造住宅や中小工務店、地域の気候風土、国民の 負担増に対する慎重な配慮の必要性も説かれていますから、 突然高レベルな水準が義務化されると いうわけではなさそうです。 8年後の義務化へ向けては、評価・審査体制の整備や 人材育成、中小工務店のための省エネ施工技術習得支援 (講習・実務研修など)、伝統木造住宅等の評価方法 の検討、省エネ建材・設備の開発及び供給支援、 消費者の意識改革などを推進していくとのことです。 ●2020年、新築住宅は「ゼロエネ」が標準に 改正される省エネ基準は、住宅として必要最低限の基準であり、 目指すべきは更に高度な省エネ住宅ということになります。 そのため、義務化水準とは別に「誘導水準」として、より高い レベルの省エネ住宅の認定・評価・性能表示制度と支援策を 設け、普及を促進していくことも、ロードマップに 盛り込まれています。 具体的には、「2020年までに標準的な新築住宅として ZEHを実現し、2030年までに新築住宅の平均でZEHを 実現すること」を目指すとのことです。 ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、年間の 一次エネルギー消費量が正味ゼロまたは概ねゼロ となる住宅を言います。ZEHを上回る省エネ住宅は LCCM(ライフサイクル・カーボン・マイナス) 住宅と言われ、建築から居住・解体・再利用 までのライフサイクルを通じて、 CO2収支をマイナスにします。 エネルギー収支をゼロ以下にするには、 太陽光発電や燃料電池といった創エネ 設備が不可欠ですし、創エネの効果を 充分に活かすには、蓄電池やHEMSと いったスマート設備も必要です。 しかしライフサイクルを通じたCO2削減ということを 考えた場合、地域材の活用や、地域密着型の長期 メンテナンス・サポート体制など、先進技術以外の 要素も重要な意味を持ちます。 今後の住宅性能評価においては、こうした総合的な 環境性能も重視される予定ですので、技術革新と ともに地場業者ならではの良さを改めて 追求していくことも必要になるでしょう。 ●既存ストックの省エネ化も重要 数量的な面で低炭素社会の実現を考えた場合、新築住宅以上に 重要になってくるのが、既存住宅の省エネ化です。 国のロードマップでは、既存住宅の省エネリフォームを 2020年までに現在の2倍程度に増加させることを 目標としています。 方策としては、既存住宅の省エネ性を簡単に測定できる 手法の開発や省エネ診断の促進等により、居住者が 自分の家の省エネ性能を把握できるようにし、 改修に対して支援策を講じていくとのことです。 また、不動産取引において省エネ性能が正当に反映される ような評価・表示制度を設け、ストックの改善とともに 中古市場の活性化を図ることも検討されています。 ●省エネ化のカギは「NEB」 政府は省エネの意義と必要性について、国民と事業者に 対してより一層の啓発を行なっていく意向です。 しかし義務や負担を強いるということではなく、省エネ 住宅がもたらす快適性、健康性、知的生産性の向上と いった便益(NEB=ノン・エナジー・ベネフィット)を 強調することで、消費者の理解が促進されるという 考え方のようです。 特に東日本大震災の経験から、省エネ・創エネ・蓄エネが 防災・備災にも役立つという認識が広まった状況下では、 NEBの訴求効果はかなり高いものと思われます。 実際、被災地においては、様々な先導的モデル事業が 進行、検討されています。 次回は、経済性も含めたNEBの観点から、省エネ化の 要とも言えるスマート関連設備について見ていくことにします。 (情報提供:住宅産業研究所)