【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H24 6/25号)
MBA
2012.6.25
今回のテーマ:「耐震+αの提案」(前編) H24/6/25
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
萩原 舞花
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萩原 舞花
いつもご愛読ありがとうございます。 工務店MBA事務局の萩原です。 さて、先日小学校からの友人とランチを していたときのこと・・・ 最近とあるビジネススクールに通い始めたそう。 働きながら、学校に行くなんてすごいなぁ・・・。 p( ̄o ̄)qオッ! グループプロジェクトなんかもあるそうですよ。 学生から異業種の方々が集まって、ひとつの 課題に取り組むそうです。 話を聞いただけでワクワクしました♪ そして「寝るのがもったいない。」と言う彼は、 夜中の1時に就寝して、朝の4時に起床。 4時から6時まで“勉強”して、 6時半に出勤しているそうです。 (ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ- 平日の8時間勤務の後、22時ごろ 家に帰ってきて・・・また1時まで 勉強しているそう・・・。 「ほら、小学校の時とかって朝に漢字ドリルとか やってから家出てたじゃん?」 「それと一緒で朝の方が頭が冴えるんだよね〜。」 果たして健康なのか!?と疑問ですが、 彼の中のタイムマネージメントが完成しているのと 体のサイクルも出来上がっているそうなので、 そういう人も居るんだな〜、と関心して しまいました。w( ▼o▼ )w しかし、同い年の私としては・・・ 「負けちゃいられない!!」といつもの 負けず嫌いの血が燃えるワケです。 「朝1時間早く起きて朝読書」 ことを目標に・・・ 「1週間に1冊は本を読む」 というのをゴールにして・・・ 6月の5週目をスタートしました。 ですが・・・ まだ一回も目が覚めた形跡がありません。 しかし、やることに意味がある!!と 思い明日も朝早起きできるように、 続けていきます! (ノ*゚▽゚)ノ ウォォォォォン ■ ビジネスの知識は自分から得る時代 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★ そんな友人と必ず話題に出るのが・・・ 「最近なんの本読んだ??」というお話。 お互いに読んだ本をシェアし合って、 また会ったときに感想を発表するという 「読書クラブか!?」みたいなことをしています (笑)( ̄ー ̄; ヒヤリ でも実は学生が終わって、大人になってみると なかなか社会的な知識を得る場所って 無いんですよね。 しかし、「本」を読むことによって、ビジネスの世界での 視野が広がり、自分自身の成長に繋がる知識を 得ることができます。 では改めてビジネス本を読むことの メリットを調べてみると・・・? ● ビジネス本を読むことのメリット ・ 自身のペースに合わせて勉強することができる。 ・ 自身の置かれているポジションにおいて、今後成長を していくにあたり何が不足しているのかを発見できる。 ・ 自分自身のマニュアル(教科書)になる。 ・ 自身の経験を埋めることができる。 ・ 自分の「迷い」を、「確信」に変える情報となる。 ・ 著者の体感・実感してきた道を本を通して共感することにより まるで自分もその人生を歩んできたような気持ちになる ・ お客様とのトークが広がり、営業に役立つかも・・・!? ・ 社員同士の知識の共有に役立つかも・・・!? また本を読むことに共通するメリットは 情報力や判断力、そして発想を豊かにする とも言われています。 自分だけにしか当てはまらない「教科書」を何冊も 見つけられたら嬉しいですよね(*^-^*) 会社でお互いのスキルアップに努めるには、 例えば、皆が共有できる「本棚」を 設置するのもお勧めですよ。 今年の夏は、読書でスキルアップに努めて みてはいかがでしょうか? では、また来週♪ ○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○● 今回のテーマ「耐震+αの提案」(前編) 震災以降、「エコ・省エネ」と「安全・安心」という キーワードは、住宅各社の商品戦略、広告宣伝の 2大テーマとなっています。 「エコ・省エネ」のテーマでは、大手ハウスメーカーが 先導する形で「スマートハウス」の商品化が進められて いますし、太陽光発電、蓄電池などの省エネ・創エネ 設備の導入を検討するお客様は増えているようです。 「安全・安心」のテーマでは、地震対策の制震システム 免震システムへの注目度が高まっています。 ■震災後ユーザーの価値観は「安全>お得」 住宅産業研究所が住宅購入検討者に対して実施した アンケート調査(2011年9月実施)で、震災以降の 設備・仕様選びの傾向を見てみましょう。 アンケート結果によると、採用意向が高い設備は 省エネエアコンとLED電球でした。 省エネエアコンは、「震災前も採用予定で、 震災後も採用予定」が64.1%、「震災前は 採用予定ではなかったが、震災後採用予定」 が22.0%で、回答者の86.1%が採用を 予定しています。 LED電球は震災前・震災後合わせて84.7%でした。 省エネへの意識が高まっていることに加え、 価格が安く導入が容易なことが、採用 意向を高めていると思われます。 一方、「震災前は採用予定ではなかったが、 震災後採用予定」という回答だけを見ると、 制震システムが29.8%で最も多い 結果となりました。 免震システムについては、高耐震や制震システムと混同 しないように、回答欄に「※通常300〜400万円」の 注釈をつけたにも関わらず、震災前・震災後を 合わせると回答者の半数に近い47.2%の 採用意向があります。 同調査では、震災後の住宅購入予算の変化 についても調べました。 回答は「ほぼ同額」が最も多く8割以上を占めますが 「増額」が16.1%で、「減額」の2.8%を 大幅に上回ります。 この中の増額派に限って見ると、免震システムは40% 以上の採用意向があり、震災後は、予算を上げてでも 「安全・安心」を手に入れたいというユーザーは 確実に増えていると見られます。 ■標準化が進む制震システム 免震システムの導入価格は1棟当たり300〜400万円と高額のため、 まだ普及は進んでいませんが、震システムについては、 導入価格が1棟当たり30〜50万円と手ごろな こともあり、大手ハウスメーカーでは 震災後に採用率を伸ばしています。 鉄骨系メーカー【積水ハウス】では、震災の前年までは 制震システムの採用率は50%程度でしたが、震災から 半年後の2011年9月時点では70%超、現在は 80%近くに達していると見られます。 被災地に関してはほぼ100%の採用率です。 軽量鉄骨の主力商品には、標準提案の中に織り込んでいるため、 よほど予算が厳しくない限り採用するという ケースが大半のようです。 木質系メーカーの【ミサワホーム】では、エリアや販社に よって採用率にバラつきはありますが、全体では震災前の 10%から50%超に急伸しています。 首都圏の一部の販社では、制震システムを標準仕様 としているため、東京・神奈川での 採用率はほぼ100%だそうです。 主要メーカー各社の制震システムの仕様を見ると、高減衰ゴムを 制震デバイスとするダンパーを壁に設置する仕様が大半を 占めますが、2×4メーカーの【住友不動産】では、 基礎と一体化したL字型のRC壁上部に制震装置を 設置し、2階床と緊結する仕様を採用しています。 壁に設置する制震システムが一方向の揺れに 対応するのに対し、同システムは水平方向 のあらゆる揺れに対応できることで 差別化しています。 この制震システムは、建物の1階、1ヶ所の設置で 3階建まで対応するため、プランの自由度が高く、 今後の新商品では標準化する意向です。 地域ビルダーの中でも、一部商品に制震システムを標準化 する動きが、今春から徐々に出てきています。 ただし、建物の構造や制震システムの仕様によっては、 標準化が難しいケースもあります。 制震システムを設置する壁は耐力壁としてカウントされない ことがあり、多雪地域では耐震性能評価が下がるという ケースもあるため、エリアによっては制震システムの 採用に消極的なハウスメーカー・ビルダーも 少なくないようです。 (情報提供:住宅産業研究所)