【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H24 6/11号)
MBA
2012.6.11
今回のテーマ:「地域全体で取り組むスマートな街づくり」前編 H24/6/11
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
萩原 舞花
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萩原 舞花
いつもご愛読ありがとうございます。 工務店MBA事務局の萩原です。 AKB48の総選挙、ご覧になりましたか!? 週末のニュースも総選挙の話題で持ち切りでしたね。 *゚o゚)ノ*゚o゚)ノ*゚o゚)ノ 「AKB??MKB??MBA!?」 (いやいや・・・それはこのメルマガです。) 「AKB??アキバ??秋葉原でしょ??」 (なんて言っている場合ではないのです。) AKBを知らずして、今の若い世代の話に ついていくことは出来ませんから!(笑) o(゚▽゚o)(o゚▽゚)o 新しいアイディアを発見&発掘するため、 若い世代から常にフレッシュな情報を得ることは 非常に大切だと思いますよ〜♪ ・・・さてさて、AKB48の総選挙の話。 私はこの週末、録画していたDVDをお友達と我が家で お酒のつまみにしながら鑑賞しました(笑) (何やってるんだ・・・って?笑) 私も“にわか”ファンなので、AKBの全てを知ってる わけじゃないんですが、話題性のあるイベントには とりあえず参加したいのです。 世の中が騒ぎすぎてるんじゃないかとちょっと 冷ややかな目で見てた部分もあったのですが、 「おっ、この子かわいいね〜。」 「あ〜!この子順位落ちたね〜。」 「この子は整形かな〜!?(←最低。笑)」 「やっぱ、徳光さんの司会素晴らしいね〜。」 あれ、気付いたら見入っているσ(^_^;)アセアセ... しかし、この「総選挙」、じっくりと観ていると 私達が学ぶべきポイントが多く隠されていたのです・・・。 “AKB総選挙の魅力ってなんなのか?” “住宅会社が学ぶべき部分ってあるのかな?” 今日は国民的アイドルの視点から学んでみましょう♪ ■ AKB総選挙の魅力とは・・・ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★ この総選挙を見ていての率直な感想は・・・ 「日本の未来への明るい希望や期待が見えた」こと。 近年のメディアを観ていると世の中への不安が募るばかりの ニュースが多いです。増税するのか、電気代は値上げするのか 日本の政治はどうなってしまうのか・・・。 ( ̄ー ̄; ヒヤリ そんな中で今回の総選挙は、10〜20代の若い子たちが、 上位を目指して一生懸命に頑張る姿勢が見えました。 “選ばれる人になるために” “ファンの人の期待にこたえるために” “応援してくれる人の夢に答えるために” 彼女達は嬉し涙や悔し涙で、顔をぐちゃぐちゃにしながらも しっかりと壇上に立って、自分の言葉でスピーチを述べていました。 その中でも特に印象に残ったスピーチは・・・ ●後輩に席を譲れと言う方もいるかもしれません。 でも席を譲らないと上に上がれないメンバーは AKBでは勝てないと思う。 ●いままでは遠慮して、先輩についていくように 活動をしてきましたが、これからは私たちのような若い世代が 新しい道を切り開いていかなくてはならないと思います。 来年も総選挙があったら、1位を獲ってセンターになりたいです! とても力強い、そして説得力のある、素敵な言葉だと思いませんか? 夢や目標を叶える為に、切磋琢磨で頑張っている方々は やはりキラキラしていました。 そしてこれらの言葉はAKBのファンだけでなく 多くの方に対しても心に響いたのではないでしょうか? AKB48の魅力とは、やはり日本の未来を明るくするような 並外れたパワーを持っているところだと思います。 不安は数え切れないほど、誰もが持っているもの。 でも、シャカリキで、がむしゃらに頑張らなければ 新しい道は開かないんですよね♪ こういった選挙があるからこそ、目標を掲げて頑張っている。 一生懸命さが視聴者に伝わるところがとっても素敵です。 ■ お客様に選ばれる会社にならなければいけません ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★ もちろん、AKB48のような総選挙はありませんが、 住宅会社も、お客様に「選ばれる会社」に ならなければいけません。 ● 目標を掲げていますか? ● 夢を持って仕事をしていますか? これらは当たり前のことだとは思いますが 選ばれる会社になるために・・・ ・ 自社ブランドの確立(競合との差別化) ・ サービス精神 ・ ポジティブである ・ 努力を忘れない/時には貪欲に野心を持ち続ける ・ お客様に情報を発信し続ける ・ お客様にとって近い存在であり続ける ・・・などなどお客様にとっても自社にとっても メリットの高い目標を立てることが大切です。 更に、地域の住宅会社だからこそ持っている「魅力」への 気付きが、選ばれる会社になる為の一歩前進だと思います。 そして地域で選ばれる会社ナンバーワンを目指すため、 惜しみない努力と勉強を続けることは 言うまでもなく「必須」なのです。 更に、自社のファンになってくれるお客様を 愛することも非常に大切です。 お客様を好きにならなければ、きっとお客様 からも好きになる(選ばれる)ことは難しい と思います。 選ばれる会社になるため、AKB48に見習って(?) お客様を大好きになりましょう♪(*^-^*) AKB48の総選挙から、ちょっと視点を広げて お話をしてみました。 参考になりましたでしょうか? ではではまた来週♪ ★゚・:,。゚・おまけ゚・:,。゚・:,。★ ちなみに私はご卒業する、前田敦子さんが 一番好きです。あとは河西智美さんが好き。 皆さんは、誰推しですか?(*^-^*) ○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○● 今回のテーマ「地域全体で取り組むスマートな街づくり」(前編) 今年のゴールデンウィーク商戦では、大手メーカーやビルダーから スマートハウスが相次いで発売され、「ゼロエネルギー」を 謳う商品も増えてきました。 ゼロエネルギー住宅が現実のものとなった今、地域全体の スマート化を目指す街づくりも各地で進行しています。 スマートシティの実現には、まず地域内の住民や 事業者の意識を向上させるため、自治体等の 行政が指針や制度を定める必要があります。 またその指針を実現するためには、各種の技術を 擁する多様な専門企業や研究機関等の 参画も不可欠です。 今回は、様々な課題を抱えながらも未来に向けて 動き出した、各地の取り組みについて 紹介していきます。 ■エネルギーの地産池消を目指す〜埼玉エコタウン 国が主導するスマートシティの取り組みとしては、経産省が2010年に 「次世代エネルギー・社会システム実証」のマスタープランを公表し 横浜市、豊田市、けいはんな学研都市(京都府)、北九州市の 4地域で先行した取り組みが行われています。 もちろん、独自にスマートシティ構想を策定し、実現に向けて 動き出した自治体も数多くあります。 中でも積極的で大規模な取り組みを 行なっているのが、埼玉県です。 今年2月末には、県としては全国で初めて、電気事業法の 規制緩和が適用される構造改革特区申請を行ないました。 認定されれば、複数の家庭やオフィス等を1つに まとめて、大口の電力需要家として電力会社と 契約することができます。 これによってスマートグリッド(次世代送電網)が短期間で 実現しやすくなり、同県のビッグプロジェクトである 「エコタウン」の進行もスムーズになるという算段です。 埼玉県では、昨年10月に「埼玉エコタウン」のコンセプトを発表し、 今年5月には本庄市と東松山市をモデル都市として選定しました。 この2市では、2〜3年のうちに電力を自給自足する住宅群や スマートオフィスを整備してスマートグリッドを構築し、 実証実験を開始することを目指します。 長期的にはメガソーラーや、農林業の副産物を活用したバイオマス 発電、水路等での小水力発電なども導入して、エネルギーの 地産池消や地域経済の活性化を実現させます。 この2市のほかにも、さいたま市、越谷市、熊谷市、寄居町等、 県内の多くの自治体がエコタウンの整備に乗り出しています。 寄居町は、大和ハウスや自動車メーカーのホンダ等と研究会を設置し、 来年秋までには400戸の住宅を用意して、地域内での 電力融通の仕組みを構築する予定です。 ■世界水準の次世代環境都市〜柏の葉キャンパスシティプロジェクト 三井不動産、伊藤忠商事、清水建設、NTT、シャープ、日本HPなど、 名だたる企業群が2009年にジョイントベンチャーを立ち上げ、 「スマートシティプロジェクト」が発足しました。 昨年度には積水ハウスや東京ガス、NEC等6社が加わり、 現在23社のリーディング企業が参画しています。 そのスマートシティプロジェクトが旗艦事業に掲げるのが、 千葉県の「柏の葉キャンパスシティプロジェクト」です。 柏市のほか、千葉大学や東京大学も事業に携わり、太陽光や ガス発電に加え、生ごみバイオによる発電も活用して、 マンションやオフィスビルなど複数の施設間で 電力融通していくそうです。 この地区は「環境未来都市」及び「総合特区」に認定され、 国の支援のもとに、世界に誇る先進的な 街づくりに取り組んでいます。 ■スマートシティが東北復興の一助に アメリカのIBM社では、世界100都市のスマートシティ化を 支援する事業を行なっています。日本では札幌市、 仙台市、そして昨年新たに石巻市が 対象都市に選ばれました。 これを受け、日本IBMは石巻市の復興を総合支援していくという 合意文書を石巻市と取り交わしました。 (1)新エネルギーを活用した中心市街地の活性化、 (2)バイオマス等を活用した循環型エネルギー社会の構築 (3)効率的なエネルギーを活用した次世代水産業の構築。 これら3点を復興事業のテーマとして、居住・産業の両面において、 災害に強くスマートな街を目指すとのことです。 秋田市が掲げるスマートシティ構想は、高齢化が進む寒冷地 というハンデを、地元の力によって克服し、都市を再生 しようというユニークな内容です。 バイオマスや地熱といったエネルギーの地産はもちろん、 90歳前後の市民から電力が不足していた時代の生活の 知恵をヒアリングし、街づくりに活かしています。 また被災地復興支援の一環として、スマートシティの 基盤システムを、岩手県大槌町と共同運用 していくことも決定しています。 仙台市では、沿岸部の人々の集団移転候補地などで スマートタウン作りが始まっています。 また仙台の北側に位置する富谷町には、積水ハウスの スマートタウン第一号「スマートコモンシティ明石台」 が誕生しました。 次回はこの明石台のほか、住宅会社が主導して展開する スマートタウン、スマートシティの 詳細を紹介いたします。 (情報提供:住宅産業研究所)