【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H24 1/17号)
MBA
2012.1.17
今回のテーマ:「市場を開拓、深耕する新工法」後編 H24/1/17
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
中條 達也
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中條 達也
社長「うーーーーー、さぶーーーーいーーーー!」 「うわーーーーぁーーーーーー!」 「こごえるーーーーーっーーー!」 社員「あーーーーー、さぶーーーーいーーーー!」 「うわーーーーぁーーーーーー!」 「もうだめーーーーーっーーー!」 事務「2人とも!!」 「うるさい!!」 「ごちゃごちゃ言わずに、仕事してください!」 社長「寒くて、仕事にならんよーーー」 社員「まったくですよーーー」 「こんな日に外出たら、死んじゃいますよーーー」 事務「いい加減にしないと、言いつけますよ!」 「もう!2人でストーブ占領して〜」 社長「そんなん言ってると、いい人に巡り合わないぞ〜」 社員「やさしい女性がモテるんだぞ〜」 事務「もう嫌!」 「あっ、おはようございます奥様!」 奥様「おはよう〜っ」 「少し冷えるわね?!」 (横目でジロッ!) バタバタバターーー ガタガタ、バシッーーー 社長「おおーーーー」 「さて、ごあいさつ回りに行くとするかっ!」 社員「わたしもお客さんのあいさつに行かなくちゃ!」 社長&社員「行ってきまーーーーーーす!!」 ●こんにちわ、中條です。 毎年、新年を迎えるとたくさんの経営者が あいさつを述べられます。 ご存知の経団連でも 会長が毎年あいさつを述べられます。 一年の目標や 一年の抱負を または、行動指針を お話しするのが、年頭のあいさつです。 皆さんは、自社内で あいさつをされましたか? (^0^) 会社のトップが 目標や行動指針を話するのはとても大事です。 しっかりした会社や、上り調子の会社は、 方向を明確に見定めているものですよね。 (@0@) 会社の大きい、小さいは まったく関係ありません。 まだの方は、早いうちに 是非やってみましょう! (^o^) ここで、自分が聞いて、ためになった! そう感じた年頭のあいさつの内容を 少しご紹介しますね・・・。 (^_^;) 「何を話したらいいのかさっぱりわからないから 年頭のあいさつは出来ないよ〜」 そんな方は、是非参考にしてみてください。 (^o^) ●経営の鉄則(基本編) 安定した経営をしていくためには、 2つのポイントがあります。 (@_@) 1つ目は、 【己を知る】という事です。 今、自分が行動しようとしていることが、 本当に正しいことなのかを問い直すことです。 今、やっていることが「これで大丈夫か?」と 問い直すことでもあります。 業務上で言えば、 会社の方向性や方針に沿った行動なのか? とあえて自問自答してみるということにつながります。 (〜_〜) 現在の自分を見つめ直し、余分なものがあったら そぎ落としましょう! 2つ目は、 【相手を知る】という事です。 相手とは誰のことでしょうか? 相手とはお客様に限らず、世間一般の全体ということです。 お客様との付き合いで言うと、 お互いがWINーWINの関係なのか? ということです。 ひとりよがりの関係は長続きできませんので、 相手が何を望んでいるのかをしっかりと見つめることが大事です。 業務上で言えば、 他社はどのような方針を取っているのか? 各分野で優良企業はどんな戦略を進めてくるのか? しっかり見つめ、配慮していきたいものです。 この2つのポイントは、 経営者のほとんどが読んだことのある一説 【敵を知り己を知れば百戦危うからず】です。 皆さんご承知の【孫子】に出ている内容ですよね。 (^_^) 経営者が孫子などの兵法を引き合いに出して あいさつするのは、よく使われるパターンです。 会社のトップがしっかりと方向を示すことはもちろん大切ですが、 どんな事を考えて、経営判断をしているのかが伝われば、 従業員はとても満足した仕事をするはずです。 ただし話は説教くさくならないよう、みんなが抵抗なく 受け入れられる内容と、話しぶりが求められます。 冷静に且つ大胆に しっかりあいさつをし、 社内の力を合わせて頑張りましょう! (^0^)/ ≪スキルアップ研修のご案内≫ ◆顧客満足を高め、紹介受注を獲得する方法◆ http://f.msgs.jp/r/c.do?6O_7lo_frn_bir (このページは現存しません) 日程:2012年1月18日(水)新宿会場 ◆訪問しないで売れる営業に変わる方法◆ http://f.msgs.jp/r/c.do?6P_7lo_frn_bir (このページは現存しません) 日程:2012年1月19日(木)新宿会場 ◆建築写真の撮り方・活用セミナー◆ http://f.msgs.jp/r/c.do?6N_7lo_frn_bir (このページは現存しません) 日程:2012年2月6日(月)大阪会場 ◆コピーライティングマスター研修◆ http://f.msgs.jp/r/c.do?6M_7lo_frn_bir (このページは現存しません) 日程:2012年2月9日(木)新宿会場 ※各研修は定員が限られているため お早めにお申し込みされることをお奨めいたします。 ○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○● 今回のテーマ「市場を開拓、深耕する新工法」後編 ■新構法とスマートハウスで新分野にチャレンジ 前回紹介したA社やB社に加え、大手家電量販店に 買収されて話題となったC社でも、昨秋から 木質パネルの新構法を導入しました。 省施工・短工期化を実現するために、 工業化率を高めたものです。 様々な検証を基に躯体のスリム化を行なったことで、 構造躯体部品を22%削減し、建て方工期を3日から 2日(約40坪の場合)に短縮しました。 部品の削減や工期短縮は、コストパフォーマンスの向上や 環境負荷の低減にもつながります。 もちろん構造自体の性能も向上しています。 防腐防蟻性の高い国産芯持ちヒノキを1階床パネルに 採用するほか、通気経路を単純化して壁体内換気能力を 16.7%改善し、耐久性をより高めました。 また、数百年に一度の地震の1.5倍の力でも 倒壊・崩壊しない耐震性も確保しているそうです。 設計の自由度も飛躍的に向上し、 より広がりのある住まいづくりを実現。 強さと柔軟性を兼ね備えた「ずっと強い住まい」 として、お客様のニーズに的確に応えられる 構法であるとアピールしています。 新構法の導入により、地下(車庫)付住宅、 狭小地(3階建)住宅のほか、集会所や高齢者施設等の 非住宅施設等での受注拡大も狙っていくようです。 ハウスメーカーの中では中堅に位置するC社ですが、 新構法導入による新分野の開拓、家電量販店の 子会社化によるスマートハウス普及促進と、 今年以降は要注意企業となっていきそうです。 ■縦・横・斜めに15cm刻みで設計可能な鉄骨住宅 鉄骨メーカーのD社は、昨年、35年ぶりに新構法を開発しました。 その特長は、ビルに用いられる座屈拘束技術を活用した 高耐震の耐力壁と、間口・奥行・斜めのそれぞれについて 業界最小の15cmピッチで設計対応が可能な柔軟性です。 実大住宅を用いた実験では、 140回もの振動実験に耐える強さを確認。 さらに東日本大震災を再現した地震波や、 阪神・淡路大震災の4.3倍のエネルギー量という 地震波でも、構造体の交換が必要となるような 損傷がないことを実証したとのことです。 展示場では、実験の様子を収めたビデオを上映して、 耐震性をアピールしています。 通し柱を用いない鉄骨軸組構造で、 階ごとに柱の位置を変えることができます。 これにより、敷地の形状を問わず、隣地境界ぎりぎりまで 空間を広げることができるほか、どの階でも256.5cmの 高天井にすることが可能となります。 2〜3階にリビングを設け、さらに高天井とすることで、 十分な通風・採光を確保しやすくなります。 また、2階オーバーハングを最大195cmまで張り出し、 階下にガレージを設けることもできるようになりました。 梁間最大6mというワイドスパンも実現し、 柱が視界を遮らない大空間を可能にします。 昨秋には、重鉄ラーメン構造の3〜5階建住宅にも 15cm刻みの設計を取り入れ、都市部での敷地対応力で訴求しています。 ■開放感創出で「居心地の良さ」アピール 同じく鉄骨メーカーのE社も、2010年秋から新構法を導入。 新たに型式認定、製造者認証を取得し、 柱や耐力壁の強度アップを図りました。 さらに制震装置を標準化することにより、耐震性と、開放的で 心地よい空間が両立できることをウリとしています。 新構法を採用した商品では、最大6mのフルフラットサッシ、 最大6×6mの吹抜け、室内外の連続性を高めた フルフラットバルコニー、軒下をガレージにできる 大型庇などが取り入れられました。 これらのアイテムは、実大棟を用いて被験者の 「心地良さ」を探る実験を重ねることで開発されたそうです。 自然とのつながりを感じながら、ゆったりと 時を過ごせる「心地良い居場所」の提案は、 2011年度のグッドデザイン賞を受賞しています。 他社の工法は、性能を活かして「空間を無駄なく使える」ことを アピールしていますが、E社では「空間をぜいたくに使える」 というアピールをしている点が、差別化ポイントと言えます。 いずれの新工法も、耐震・耐久・断熱性や設計自由度など、 お客様に訴求しやすい部分で性能を向上させています。 奇しくもこの新工法戦略と合致するかのように、 震災や住宅取得支援制度の影響で、従来以上に スペックを重視するお客様が増えてきました。 大手の技術開発に真っ向から勝負するのか、 技術力とは別の良さをアピールして差別化を図るのか、 自社のスタンスを決めておく必要がありそうです。 (情報提供:住宅産業研究所)