【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H22 9/25号)
MBA
2010.9.25
今回のテーマ:今必要な経営力とは何か? 後編 H22/9/25
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
日下部 興靖
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日下部 興靖
スタッフが活き活きと輝き、 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 自ら前向きに仕事に取り組んでいく姿を ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 御社でも見たくありませんか? ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ staff-happy.pdf ●お世話になります。ナックの日下部です。 今まで、 ・集客を高めるテクニック ・住宅営業の効率的にするノウハウ ・工務店のインターネットマーケティング などなどをメルマガで語ってきましたが、 今日はそれよりも大切なお話をしてみたい と思います。 それは、どんなことかというと、 「スタッフの育成」 ^^^^^^^^^^^^^^^^^ です。 いや、ちょっと違うかな? 「スタッフが仕事を楽しみ輝くような仕事をしている会社にする」 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ そのために、 ・経営者がスタッフの育成方法を学ぶ ・スタッフがもっと能力を発揮できるようにする という事が必要で、それをどうやって行なっていくか・・・ という話がしたいんですよね。 ●やる気のある社員、やる気のある社員 私たちが生活している中で、 色々なスタッフに出会いますよね? 料理が美味しい居酒屋も、スタッフの態度が悪ければ、 「二度と来ないぞ!」 と思うこともあるし、 けして美味しいとはいえない居酒屋でも、気さくな態度で 接客してくれるお店なら、何度も足を運ぶ・・・ そんなことありませんか? これって、「スタッフの教育」の問題と話を 切り捨ててしまえばそれまでなのですが、 スタッフが・・・ ・仕事を楽しんでいるか? ・仕事にやりがいを感じているか? ・リーダーシップを発揮できるスタッフがいるか? などなど、仕事をさせているお店の仕組みや、 育て方に問題があるような気がするんですよね。 売れない・・・ 儲からない・・・ だから、 社員に厳しく八つ当たりする・・・ こんな会社だったら、皆辞めてしまいますね。 (T_T) ●御社の社員は輝いていますか? 活き活きと・・・ やりがいを感じて・・・ 自ら率先して・・・ 必要とされていることを感じて・・・ 働けていますか? また、そんな環境で働かせてあげる事が、 経営者としての器量というものかもしれませんね! 生意気を言うようですが、 私は皆様の会社がそんな会社になり、 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 売上・利益が上がることだけではなく、 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 働くスタッフにも幸せになってもらいたい・・・ ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ そう思っています。 でも、そうなってもらうには、どうすればいいか? 残念ながら、私にはその解決策がありませんでした。 でも、自分に解決策がなければ、 解決できる人にお願いすればいいじゃん! と思うタイプなので、私の周りにいる人で この問題を解決してくれそうな人を探しました。 そうしたら、すぐに見つかりました!! (^_^) まさに、灯台下暗し。 ●誰なのかは、もうちょっと後で・・・ さて、スタッフを輝かせるかどうか、 それは、「社長がそうしたいかどうか?」で決まります。 このメルマガを読んでいる人の全てが社長ではない と思うので、どのようにして伝えれば、社長にまで 私の想い(メッセージ)が届くかどうか考えました。 メルマガでは、いつも読んでくれている人しか 共感してくれないので、メルマガを読んでくれている人の メルマガを読んでいない会社の社長にまで、 この想いを届けるためには・・・ 「研修のお誘いのメッセージを、さりげなく見てもらう!」 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ という必要があります。 そのために私が考えたのは、 「研修会の案内原稿を、そっと社長の机に置いておいて もらえるようにしよう!」 という事でした。 そのために、下記のPDFデータのような原稿を作ったので、 まずはあなたの目で確認してみて下さい。 staff-happy.pdf (原稿には、私にできないことをお願いした 講師の名前が書いてあります) ●この研修は、こんな人に参加してもらいたい ・社長 ・社長が期待しているスタッフ ・縁の下の力持ちの女性スタッフの方 さて、社員が活き活きと輝いている会社にするには、 社長1人だけが参加してもダメだと思うのです。 社長と社員が一緒になって、 スタッフが輝く環境作りに取り組まなければ、 どんなに素晴らしい内容をお伝えしても、 机上の空論になってしまいます。 でも、それでは意味がないっす。 (T_T) やっぱり、贅沢を言えば、 社長をフォローするスタッフの方も一緒に参加することで、 より確実に会社を変革出来るのです。 もし、これを読んでいる人が社員の方だとして、 あなたに言いたい事は・・・ 会社の愚痴を言っても始まらないので、 あなたも一緒に会社を良くする行動に、 参加してもらいたい。 ということです。 そして、これを読んでくれている社長さんに お伝えしたいのは、 社員が変われば、業績が変わる! ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ ということなんです。 人間は、気持ちで動いている動物なので、 社員が燃えれば、 「まさか、あいつがここまでやるとは〜」 と思うような凄い力を発揮するんですよね! (^_^) ●さぁ、会社を変えていきましょう! ・強い会社に変えましょう! ・楽しくてワクワクするような仕事ができる会社にしよう! ・皆で燃え上がって、業績を伸ばそう! 私はそんな事ができるような機会を、 皆様にご用意したかったのです。 (^_^) ・集客を高めるテクニック ・住宅営業の効率的にするノウハウ ・工務店のインターネットマーケティング というのもいいのですが、 それを行なう人が、楽しくなければ、 業績が伸びませんからね! ●1点だけ、ゴメンナサイ 今回の研修で、1点だけゴメンナサイと 謝らなければならない事があります。 staff-happy.pdf それは、開催までそれほど時間がないという ことなのです。 言い訳はしません。 ゴメンナサイ。 ●追伸 業績が上がらないという会社の多くは、 社員が楽しそうに働いていない。 きっと、社長ならそんなことくらいわかっているでしょうね。 だけど、その解決策が、私と同じようにわからないんですよ。 きっと。 でも、社員が楽しそうに働き業績を上げていく・・・ こんな理想を、どんな社長だって持っているはずです。 もし、この研修に興味を持ったら、社長に直談判してでも 参加してみると、会社の中の何かが変わり始めるかも しれませんよ! (^_^) ●追伸2 もし、忙しくて社長1人しか参加できない ということなら、社長だけでも参加してもらって 下さい。 また、社長がこの原稿を読んでも、 「う〜ん・・・どうしようかな・・・」 と渋っていたら、このメルマガの文章も印刷して 机の上に置いておきましょう。 そして、こんな事を言っているやつは、 「どこのどいつだ!」と言ったら、 がんばろう!!工務店 「この本の著者です!」 と答えてみて下さい。 きっと、あなたの行動ひとつで、 あなたの会社は変わるはずです。 「スタッフが仕事を楽しみ輝くような仕事をしている会社にする」 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ この、はじめの一歩を一緒に踏み出しましょう! (^□^)/ ○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○● 今回のテーマ「今必要な経営力とは何か?」 後編 2.成長性は高いばかりがいいわけじゃない 企業にとって、成長性も重要な経営指標の要素ですが、 急成長して一気につぶれたビルダーをいくつ見てきた ことでしょう。 成長性は高いばかりがいい経営とは限りません。 では成長性はどれくらいが適正かというと、それも 明確なものはありませんが、言葉にすれば 「安定的な成長」と言えるでしょう。 例えば、以下はどちらが良い経営と言えるでしょうか。 A社:3年間倍増のペースで大きく成長して、4年目でガタンと落ちる B社:毎年10%ずつでも安定して成長する この2社の場合では、B社の方が売上は少ないかも しれませんが、経営的には良いはずです。 A社のように、売上を倍増させるためには、それなりの 投資が必要で、多大な先行投資を行っているはずですから、 成長が止まった時に、歪みが起きます。 投資分を回収できずに、赤字に転落するということは よくある話です。 急成長を続けるということは、新しい人材や拠点を急速に 増やしていくということですから、いろんな意味で、 端々まで目が届きにくくなります。 売上は上がっても、施工品質やアフター等の面で、 万全とは行かなくなるでしょう。 つまり急成長は逆に危ないということが言えるわけです。 会社の成長は、堅実であることが理想です。 急激ではなくても、少しずつ増収を続けているところは、 その成長性を評価できると言えるでしょう。 今の時代、売上高は横這いであっても評価されるべきです。 市場縮小の中で、前年と変わらない売上を上げる。 つまり市場でのシェアは上昇したと言えます。 また、売上が横這いでも利益が増えたというところは、 経営的に成功ではないでしょうか。 こういった会社は好景気になった時には一気に伸びるはずです。 成長性がマイナス、つまり減収を続けているビルダー というのも、残念ながら少なくありません。 実際にハウスメーカーや老舗ビルダーでも減収を 続けているところはありますし、少し上がっても また落ちるといった低迷会社も多くあります。 こういった会社は何も手を打たないと、売上・利益は 上がらず、経費削減のために人を減らし、成長の逆回転で ますます事業を縮小していくことになります。 将来的になくなってしまうこともありえるわけです。 以上のことから、利益を確保しつつ、少しずつでも 安定した成長をしている会社は、その経営力を 評価すべきと言えるでしょう。 3.将来に備えた経営には何が必要か? 財務が良いビルダーは、大抵の場合、地域での 信頼を得ています。 しかし財務が良ければ全て良しというわけでもありません。 いくら今財務が良くても、業績が急降下で悪くなれば、 そのうち事業は立ち行かなくなります。 当然ながら、売上があっての利益です。 よって市場が縮小する時代で、如何に売上をキープして いくかということがポイントになります。 では、将来に備えた経営力を養うには何が必要でしょうか。 それには、今よく言われているように、ストック市場に 対応したビジネスモデルを作っておくことです。 今後は新築よりも、中古住宅やリフォームの時代になる というのは、以前から言われています。 既に長期優良住宅普及促進法が施行され、09年には 新設住宅着工が80万戸を割り込みました。 今後、新築住宅が継続的に大量供給されることは、 まずないでしょう。 時代は少しずつストック活用へとシフトしています。 新築がなくなるわけではありませんが、ストックでも 稼げる仕組みを作っておく必要はあります。 まず自社のOB客をしっかりとフォローすること。 自社で建てたお客様からリフォームをもらったり、 将来的には建替えにもつなげたい、最も重要な宝です。 更には、他社が建てた一般ストックからも リフォーム受注は取りたいものです。 古民家再生まで行くと、技術的にも難しいかもしれませんが、 例えば新築で無垢材の家を売りにしているならば、 無垢材リフォームの提案もいいでしょう。 デザインが得意なら、ハイセンスな住まい方の リフォーム提案もできるはずです。 リフォームも、単なる設備交換や外壁塗り替えでは、 価格競争に陥るので、こういった独自の差別化提案 が必要になってきます。 多少リスクが伴う事業ではありますが、中古買取再生に 取り組んでいるビルダーも増えてきました。 中には新築の実績を上回るといった会社も出てきたくらい、 ニーズはあるようです。 中古物件の買取をしなくても、中古購入客からの リフォーム受注が取れる仕組みを作れば、 これもこれからのビジネスモデルとして生きてきます。 インテリアショップ、介護ビジネス等、幅広い事業展開を 行うことも、失敗のリスクは伴いますが、1つの事業に 特化していない分、リスクヘッジにはなります。 こういった多角化には、地域密着で信頼を築くことが まず必要です。基盤となる新築事業での信頼がなければ、 他の事業でもうまく行かないでしょう。 つまり将来へ向けての経営力とは、 信頼の構築と事業の多角化です。 まずは自社のOB客を見なおしてみましょう。 (情報提供:住宅産業研究所)