【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H22 5/11号)
MBA
2010.5.11
今回のテーマ:リフォームをしよう! 後編 平成22年5月11日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
日下部 興靖
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日下部 興靖
お客様感謝セミナー【東京】の開催が 明日になりました。 参加する方は、しっかり学んで 年内の受注をたくさん取って下さい! ●お世話になります。ナックの日下部です。 ついに、明日からはじまります。 ナックが40周年を迎えるにあたり、 これまで支えていただいた会員工務店の 皆様に、「利益を還元」しようという企画を 立てました。 どうやって「利益を還元」するのかは お客様感謝セミナーの中で公開しますが、 「今年の受注数に大きく貢献できる」 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 内容です。 参加できない方には申し訳ありませんが、 参加できる方は話を聞いてから即行動 に出ることをオススメします! (^O^)/ 東京会場にお申し込みいただいた方の中で、 メールでお申し込みいただいた方には、 本日会場案内図を【別途メールでご案内】させて いただきます。 ●配布中止しようと思います! もう、何年も前に私が書いた小冊子を あなたはご存知でしょうか? http://www.nac-consul.com/dantotu.html (このページは現存しません) 私個人的には、 もう何年も前に書いたものだし・・・ 紹介しているページもなんかダサいし・・・ 「そろそろ、自分の書いた小冊子の無料配布を 中止したいなぁ〜」 と思っていました。 今まで何回も増刷してきていて、 増刷をするたびに、 「今回を最後にしよう・・・」 と思っていました。 でも、 「何か代わりになるものがないとな〜」 という思いもあり、今までなんとなくそのままに していました。 でも、今回は覚悟を決めました! この2冊の無料配布を、現在の在庫がなくなり次第、 中止しようと思っています。 もし、まだあなたがこの小冊子を手にしていないなら、 在庫がなくなる前にお申し込み下さい。 http://www.nac-consul.com/dantotu.html (このページは現存しません) ●昔話ですが・・・ 以前、こんな事がありました。 ある工務店さんから、突然電話があり・・・ 「あの小冊子に書かれていることは本当ですか?」 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 「是非、一度お会いして、お話を聞いて見たい!」 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ と全く面識のない工務店さんに言われました。 その方とお会いすることになり、 小冊子に書いている内容を、 より具体的に事例をまじえてお話をしました。 話を聞いて納得していただけたようだったのですが、 さらに・・・ 小冊子の中で紹介している営業手法を実践している 工務店さんに、後日ご紹介しました。 本に書いていること、私が説明したことを 頭で理解したとしても、「なんとなく」レベル程度の 理解でしかないと思ったのです。 実際に、小冊子の営業手法を実践している工務店さんに、 より具体的にどうやっているのか、メリット・デメリットも 説明して頂き、さらに深く理解してもらいました。 その工務店さんはその後どうなったか? 家族経営で社長自らが、設計も営業も現場もこなす という状況で、目標を年間10棟に設定して、同じように その営業手法に取り組み始めました。 あれから数年・・・ 目標にしていた年間10棟を2年目で達成し、 それからずっと年間10棟ペースを守っています。 その社長の机の引き出しには、今でもその小冊子が 入っていて、赤ペンで線が書き込まれたり、メモ書きされた 文字で、ページはぐちゃぐちゃ・・・ 手垢で汚れて、表紙もボロボロになっていて、 かなり読み込んでもらったのがよくわかります。 たまに近況報告のお電話をいただくのですが、 「俺にとっては、人生最高の1冊だよ!」 といつも言ってくれます。 私にとっても思い出のある小冊子です。 読んでいただいた方にとっても、思い出のある 小冊子かもしれません。 でも、色々考えて、今回の在庫がなくなり次第、 無料配布を中止します。 http://www.nac-consul.com/dantotu.html (このページは現存しません) 追伸 あまり在庫が残っていないので、 記念にもらっておこう・・・という方は、 お申し込みしないで下さいね(^_^) 経営のヒントに役立てていただける方のみ、 お申し込み下さい。 ○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○● 今回のテーマ「リフォームをしよう!」 後編 3.中古住宅が流通すれば、大型リフォームが増える? 住み換え時などの中古住宅とリフォームを絡ませるビジネスは、 これから大きく拡大する可能性があります。 以前にも中古住宅について書いたことがありますが、 今、「嫌消費世代」という言葉でも呼ばれている、 20〜30代前半のポスト団塊ジュニア世代が、 中古住宅をあえて買うようになっています。 なるべく合理的に、賢く、堅く、お金を使うという世代です。 ですから家に大量の投資をするのではなく、 立地を重視して中古住宅を選んだり、 大きなローンを背負わずに家を購入したいと考えます。 またビンテージ物などと呼ばれるジーンズを穿くような 世代でもあり、中古に対する価値観も変わってきています。 彼らがこれからの住宅購入のメイン客となってくれば、 中古住宅の動向は無視できません。 そして中古売買時に発生するリフォームを取るというのが、 今リフォーム業界において、注目の的ともなっています。 この中古+リフォーム(リノベーション)は、 現在のところ都会ではマンションが中心です。 売りに出されたマンションを、業者が1戸単位で 買い取ってリノベーションして再販するという ビジネスモデルもありますが、 そうなると不動産業に近いビジネスになりますから、 リスクを伴います。 また地方都市へ行くと、競売などで仕入れた 中古戸建住宅を買い取って、表層改修をしてから 販売するという会社も、近頃よく見られるようになっています。 地方の有力ビルダーが行っていることが多いのですが、 この場合もやはりある程度リスクはあります。 ただ仕入れ単価が安いために、収益は良いという話も聞きます。 工務店としては、ユーザーの中古住宅探しのお手伝いをしながら、 リフォームを受注するというケースが良いかもしれません。 ポスト団塊ジュニアを中心とした若年ユーザーは、 住宅購入金額を安く済ませたいという思いとともに、 古くても立地が気に入って、自分の好きなような 間取りにリフォームする方が合理的だと、 中古+リノベーションを選択するケースも増えています。 このリノベーションと呼ばれるビジネスは、 現在はマンションを中心に首都圏で活気づいています。 昨年はリノベーション住宅推進協議会が設立され、 保証もついた優良なリノベーションの普及促進への 取り組みが始まりました。 安心して中古住宅が買える仕組みが整えば、 今後のユーザーにとっては、大きな選択肢 となってくることは間違いないでしょう。 4.エコポイントは絶好のチャンス! 今リフォーム業界で最も熱いのが、3月から スタートした住宅版エコポイント制度です。 初めから、エコポイントは新築よりもリフォームに 恩恵があるのではないかと言われていました。 新築に比べて、ポイントの還元率が高いことや、 対象になるリフォームが比較的簡単にできるという こともあるからです。 スタート直後の3月の申請状況は、新築住宅が163件、 リフォームが3527件と、圧倒的にリフォームが多く 申請されました。 単価自体が小さく、数も多いリフォームが、全体の 95.6%を占めたわけです。 発行ポイントでは、窓の断熱回収が圧倒的に多く、 リフォームのうち97%、全体の中でも78.9%を占めました。 断熱窓はサッシメーカーなどの宣伝効果もあって、 飛躍的に認知度も高まったと言えます。 住宅会社もその追い風に乗らない手はありません。 昨年、補助金の復活で、太陽光発電の設置が 飛躍的に伸びたのと同じです。 こういったユーザーメリットがあると、築年数の 経ったOB客訪問へのキッカケにもなってきます。 3月のエコポイント申請は、リフォームに集中しましたが、 今後は、大手メーカーを中心に、住宅着工の6〜7割が エコポイントの申請をしてくる予定だと言います。 建売住宅を大量に手掛けるパワービルダーでさえ、 全棟エコポイント対象物件として力を入れてきています。 よって完成物件が増えれば、新築も増加してくるわけです。 しかし、エコポイントは国の予算で賄われていますから、 無限には発行されません。 こうなると、予算枠内での争奪戦になってきそうです。 窓断熱リフォームが多いのは、家電量販店が専用スペースを 設けてエコポイントをアピールしている点も大きいと思われます。 量販店の強みは、何といっても家電エコポイントでも 沸き立つ集客力です。 既に家電エコポイントで要領を得ている量販店では、 住宅版のエコポイントもスムーズに導入ができるはず。 エコポイントを抜きにしても、家電量販店やホームセンターは、 住宅会社にとって、今後大きなライバルとなってきそうです。 (情報提供:住宅産業研究所 詳細は 同社刊「'10リフォーム・ストック産業の競争力分析」)