【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H22 4/12号)
MBA
2010.4.12
今回のテーマ:オーナーに入居者に選ばれる賃貸住宅 後編 平成22年4月12日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
日下部 興靖
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日下部 興靖
「もっと、お客様のために改善するには?」 と考えて・・・ ●お世話になります。ナックの日下部です。 先週のメルマガで、 「ナックのシステムを全てバージョンアップする!」 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ とお伝えしましたが、一部どんなバージョンアップを 行なったのか、ご紹介します! (^_^) まずは、web2.0サイトビルダーという、集客するための ホームページのシステムから・・・ 先日、3年位前に私が開発したWEBで集客する ホームページの研修会を、はじめて開催しました。 「3年前からはじめたのに、今回がはじめて?」 と思われるかもしれませんが、3年経ってみると ホームページから売れている工務店と、 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 売れていない工務店に圧倒的な差が開いている! ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ ということに気付きました。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 世の中にある、どんなノウハウも同じだと思うのですが、 実践すれば結果はでるが、実践しなければ何も始まらない。 だから、まずは実践してもらう研修にしようと企画して、 研修の中で基本的なWEB戦略と、ホームページの作り方と、 メールで来た資料請求に対応する方法を担当者からお伝えしました。 しかし、今回の研修を企画した”本当の目的”は 別にありました。 この”本当の目的”とは、 担当者やサポートスタッフの顔と名前を覚えて頂き、 気軽に質問しやすい環境を作ることです。 まったく、顔もあわせたことのないサポートスタッフに、 色々と質問するというのは、苦手な人はなかなかできない かもしれません。 特に、WEBという難しそうな世界の質問ですから、 「何をどう質問してよいのかわからない」 状態になりがちです。 ノウハウを自社に取り入れ実践していくにも、 ・サポートスタッフのことを知っている ・サポートスタッフと話した事がある ・自分が何をやるべきかわかっている ・わからないときに気軽に質問できる という環境があると、ノウハウを活用して結果を出すスピードが、 何倍も早くなり、聞けば聞くほど理解も深まり、 「自分にできるだろうか?」 という疑念が・・・ 「やれば結果が出るから楽しい!」 に変わってきます。 だから・・・ 「全員に立ち上がってもらいたい!」 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ というサポートスタッフの想いから、 今回のバージョンアップに研修をつけたのです。 ●研修の様子と、参加者の感想は? 今回、はじめて行なう研修会だったので、 普段は研修に顔を出せない私も参加してみました。 その会場で、ある会員様が、 私に初めて質問された一言は・・・ 「PC初心者が2名で来たけど大丈夫?」 というような質問でした。 私は、 「次はここのボタンを押してください〜というくらい簡単ですよ!」 と答えました。 次に、頂いた質問では・・・ 「PCの電源ってどうやって入れるの?」 というものでした。 私も聴いた瞬間・・・ 「え?!」 と思い、その会員さんのPCの電源を入れようと してみましたが、電源が入らない・・・ 「う〜〜ん、困った・・・」 と思い、調べてみると・・・ 「部屋のコンセントの差込口に電気が来ていない」 という会場の不具合と判明・・・ こんな、ドタバタな状態からスタートした研修会でした。 それから、数時間後。 全員が、生まれて初めてホームページを作り、 簡単な画像修正の方法までマスターしていただき、 はじめての研修が終了しました。 アンケートを見ると、かなりの満足感を得られたようで、 ・もっと相談するために、サポートを活用しようと思った! ・サポートをどんどん活用して早く立ち上げたいです! ・非常に丁寧でよかったです。 ・対応が早いので助かります。 ・実際、(作業を)一緒に進められるので、わかりやすかった! という感想を頂きました。 参加者の全員に喜んでもらえてよかったです。 (^_^) きっと、この研修を参加した方たちは、 「何の遠慮もなく、ナックのサポートを利用できる!」 でしょうね! 本当の目的がはたせて、本当によかったです。 ●御社でも改善するポイントはあるはずです! 「もっと、素晴らしいサポートを提供したい!」 「もっと、わかりやすい研修をしたい!」 「もっと、伝わるサポートをしたい!」 「工務店の皆様が、家を売れるようになってもらいたい!」 という想いから、私たちは全システムバージョンアップという 道を選びました。 これは結構大変な作業で、 調整しなければならない、大変なことが 色々と絡んでくるんですよね・・・(T_T) でも、これをすることで、確実にもっと多くの工務店さんが、 簡単に、スピーディーに、受注獲得への近道になると思っています。 このような改善をすることって、 どこの会社にもあると思いませんか? どんな会社でも、 ・もっと、お客様を喜ばせる方法はないか? ・もっと、お客様に伝える方法はないか? ・もっと、従業員が気持ちよく働ける方法はないか? ・もっと、コスト削減して利益を残せる方法はないか? と考えたらキリがありませんね。 あなたの会社なら、まずは何から改善しますか? (^□^) ●追伸 システムの研修とは別に、 今年は「人」が成長するようなテーマの、 勉強会を次々に開催しようと思います。 人材育成という意味でも、社長だけではなく、 御社のスタッフの皆様が成長するような勉強会です。 お楽しみに! (^△^)/ ●追伸2 ナックが提供している集客するホームページの 仕組みを知らない方は、まずはこの小冊子を 資料請求してください。 http://www.nac-consul.com/web20sb.html (このページは現存しません) ○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○● 今回のテーマ「オーナーに入居者に選ばれる賃貸住宅」 後編 3.生活提案で差別化する賃貸企画 賃貸住宅の差別化企画として、多くの企業が取り組んでいるのが、 ペット共生提案と、シングル女性向け提案です。 家族の少人数化が進むにつれてペットの存在はますます 重要になっていますし、経済力のあるシングル女性が 増えていることから、多少家賃が高くても安全・快適に 暮らせるシングル向け賃貸の需要も増加してきました。 大手メーカーでは、ペットの専門家や外部機関、 女性中心の開発チームを活用するなどして、 開発に力を入れています。 それぞれの提案における具体的なアイテムは次の通り。 ◆ペット共生賃貸の代表アイテム ・丈夫で交換も容易な腰壁用強化クロス ・ステンレス網戸 ・換気ファン付きトイレスペース ・ペット用くぐり戸 ・ペットゲート(侵入防止フェンス) ・滑りにくいフローリングや階段マット ・ペット入浴用に、浴室のシャワーフックを足元にも設置 ・下駄箱と玄関脇の外壁にリード(散歩ひも)フック設置 ・散歩帰りに糞を捨てられる水栓式シューター(屋外共用設備) ・ペット用足洗い場(屋外共用設備) 「ペット可」物件として必要な配慮は、 まず汚れ・傷・臭い対策。 これらへの耐性を強化して、退去時の メンテナンスを最小限に抑えます。 さらに「ペット共生」と謳うには、ペットと飼い主、 他の入居者がストレスを感じずに快適に暮らせる工夫が必要です。 ◆シングル女性向け賃貸の代表アイテム ・防犯ガラス及びシャッター ・人感センサー式ベランダ照明 ・留守中に在宅を装えるタイマー式屋内照明 ・外から洗濯物が見えないインナーバルコニー ・ブーツが入る玄関収納 ・全身用ミラー設置 ・ピクチャーレール ・見せる収納(壁面収納) ・キッチンや洗濯スペース等を目隠しできるスライド式スクリーン 女性向け物件で肝心な点は、やはり防犯。 そのため、立地周辺の治安調査が重要になってきます。 駅からの帰り道が安全でないような立地では、 そもそも女性が寄り付きません。 逆に治安の良い場所では、上記の仕様を積極的に取り入れ、 女性の「おしゃれ心」を刺激するアイテムで差別化すれば、 効果大です。 このほか、楽器演奏や映画鑑賞が好きな人のための 防音仕様や、玄関土間を広くしてバイク・自転車などを 屋内に収納できる物件、全戸インナーガレージ付きとした 車愛好家のための物件など、様々な差別化ポイントがあります。 立地周辺の需要を把握し、的確な差別化を施せば、 時を経ても新築に負けないアピールポイントとなります。 4.入居率だけではない、オーナー満足度の訴求 これまで紹介した差別化ポイントは、入居者のメリットを 訴求して入居率アップを狙うものでした。 もちろんオーナーにとっても、所有物件の人気が高いことが、 一番のメリットです。 これに加え、各部位の耐久性やメンテナンスの 容易性を向上させ、利回りを上げることも、 オーナー満足に繋がります。 最近では、太陽光発電システムを搭載し、各住戸で 入居者が利用・売電できたり、共用部の電気を賄える という物件も登場してきました。 また3月から申請受付が始まった住宅エコポイントは、 共同住宅の場合1戸ごとに30万ポイント支給されますから、 オーナーのお得感も大きくなります。 入居率や利回り以外では、オーナー自身に対する 生活提案も重要なポイントとなっています。 前述のペット共生、防音仕様、インナーガレージ等は、 オーナーの趣味を反映して採用するケースも考えられます。 「どうせなら自分と気が合う人に住んでもらいたい」 というオーナーも多いはずです。 オーナーと住人、また住人同士が親近感を持って暮らせる ということは、防犯・防災面でも大きなメリットになります。 もう少しオーナーの生活に立ち入ったコンサルティングが 必要になるのが、自宅併用の場合。 将来的に賃貸部分を子世帯の住居とする場合もあれば、 趣味を活かした店舗にしたいという需要も少なからずあります。 大手メーカーからは、新築時に将来の用途転換を 見越した設計として、増改築費用を最小限に抑える 商品も発売されています。 良質な住宅ストックの形成が叫ばれている今、 オーナーの生涯設計だけでなく、その子や孫の時代 までを想定した提案が求められています。 (情報提供:住宅産業研究所)