【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H22 2/16号)
MBA
2010.2.16
今回のテーマ:続々登場、生活提案型プラン 後編 10年02月16日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
日下部 興靖
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日下部 興靖
なぜ、お客様は工務店で 家を建てたのか? (”建てる”ではありませんよ) ●お世話になります。ナックの日下部です。 昨日の日曜日、マイホーム大学事務局の黒川君に、 大阪に出張してもらいました。 出張した理由は、マイホーム大学で家を建てたお客様と、 受注した工務店さんを取材するためです。 マイホーム大学に関わらず、インターネットで家づくりする工務店 を探している人が多くなってきました。 以前、マイホーム大学を通じて工務店で家づくりされた エンドユーザーさんは、ハウスメーカーに不満を感じて、 地元の工務店を探そうとしたとき、正直どうやって探せば よいかわからないと言っていました。 http://www.myhome-univ.jp/honne_1.html (このページは現存しません) (動画をご覧下さい) 今回、マイホーム大学を通じて、工務店で家を建てた エンドユーザーさんも、ハウスメーカーを検討していたのですが、 結局、家を建てる住宅会社として工務店を選びました。 なぜでしょうか? なぜ、ハウスメーカーではなく、工務店を選んだのでしょうか? その答えを、来週までに動画を編集して、 お見せしたいと思います! (^_^) ●エコ住宅パッケージのサポートを利用しましたか? 先日、エコ住宅セールス研修に参加いただいたり、 研修には参加できないけど、パッケージだけ購入して マニュアルやツールの特典を手に入れた方・・・ もう、サポートは利用されましたか? ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ ひょっとしたら・・・ ・イベントを仕掛ける準備をしています! ・OB客にオススメしています! ・既に1棟取れました! など、それぞれ違う状況だと思うのですが、 何かわからないときは、サポートを利用してくださいね! ----------------------------------------------- サポートTEL(03−3343−3000) 太陽光のサポート担当:木津 ----------------------------------------------- もっと、購入者の皆様に、売れるようになってもらいたいので、 遠慮なくサポートを使いましょう! (^_^) ○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○● 今週のテーマ「続々登場、生活提案型プラン」後編 3.若年層への「子育て+共働き」提案 子育て提案と共働き提案は、ターゲットとなる世代が同じであるため、 両者を取り入れた提案をする企業が大半です。 共働き提案は、 「家事負担を軽減して家族の団欒や自分のための時間を増やす」 という趣旨のものであるため、 専業主婦にも喜ばれるアイディアが多く含まれています。 C社が昨年秋に発売した共働き提案は、下記のように 3つの趣旨に沿った5つの法則をまとめ、様々なアイテムを用意しています。 1)効率よくきちんと済ませる家事 ・法則1…スムーズな洗濯 洗う・干す・取り込む・収納するという一連の家事をまとめてできる 「洗濯専用室」や「室内物干しスペース」を設置。夜洗濯にも便利。 ・法則2…さっと隠せる厨房 食材・食器・家電などをまとめて収納できるスペースを確保。 手元が隠れる腰壁キッチンで、急な来客でもさっと片付けができる。 2)留守宅の心配や不便を解消 ・法則3…家族のために働く家 外出先から携帯電話で玄関の施錠や照明・空調の操作ができるシステムで、 防犯と「帰宅時スタンバイ」が容易に。 3)家族の時間も自分の趣味も大切に ・法則4…夫婦それぞれの時間 自分専用のクローゼットや、夫婦の部屋の一部を間仕切りで 独立させた空間を提案。 ・法則5…カフェコーナー ダイニングの椅子をL字型ソファとし、「食事兼くつろぎ」の場所に。 昨年末に子育て支援の生活提案を発売したB社では、 開発に際し、生活実態に踏み込んだ調査を行いました。 その結果、家族それぞれの生活リズムのズレが大きいことが分かりました。 そのため、 「家事を合理化しても、一緒に過ごす時間を確保することは困難である」 という前提で提案を行うことにしたのです。 つまり、「一緒に過ごせる短い時間をいかに濃密なものにするか」 を考えたわけです。 そこでB社が注目したのが、家族全員が揃いやすい朝食の時間。 忙しい朝に、家族が協力して朝食準備や片付けを行えるよう、 オリジナルの半島型キッチンを用意しました。 カウンタートップを広くし、ダイニング側からの 作業のしやすさにも配慮して、朝の団欒を演出します。 団欒の時間を作るためではなくても、家事負担軽減は重要な提案で、 B社でも夜洗濯のための室内物干しなどを用意しています。 玄関に家族それぞれの専用ロッカーを作るというのも特徴的な提案で、 母親の片付けの手間をなくすと同時に、子供の自主性を育てる装置 として役立つようです。 4.テーマ豊富な暮らし提案 以上、年代や家族形態別に暮らし方提案の例を見てきました。 それ以外にも、前回冒頭で紹介したように、既にたくさんの 提案が存在します。 中でも菜園生活とペット共生の提案については、 多くの企業がオリジナルの部材を開発するなどして注力しています。 住宅メーカー2トップのC社とD社も菜園提案を商品化していますが、 この2社が共通して使用しているキーワードが「自産自消」と「食育」です。 「自産自消」は、食糧の輸送エネルギーを減らすための究極の手段であり、 時代に即したアピールと言えます。 「食育」は、手間をかけて野菜を育てることで、 植物の生育や食の大切さを学ぶというものです。 広い庭を確保できる地域だけでなく、都市部でも菜園生活を楽しめるよう、 ベランダや屋上、壁面を有効活用する技術開発で、各社が差別化を図っています。 ペット共生は様々な暮らし方提案の中でも、 早くからパッケージ化が進んでいたテーマです。 どの企業でも、しつけ、臭い、傷・汚れ、えさ、散歩の支度と片付け、 健康管理、思わぬ事故の予防など、 様々な角度からの細かい配慮がなされています。 夫婦2人世帯や1人っ子世帯が増えれば、 「家族」としてのペットの役割は一層重要になってくると思われます。 今後は、人間側の快適・利便性だけでなく、 ペット自身の心地よさを考えた提案が重視されそうです。 暮らし方提案商品は、社会情勢の変化や新たなライフスタイルの流行、 企業側のアイディア次第で、今後も様々なテーマが追加されていくことでしょう。 市場が縮小していく中で受注単価を上げるには、 こうした付加価値提案が益々重要性を帯びてきます。 世の中の流れを読み、人々が求めるものを先回りして形にする という意識が必要です。 (情報提供:住宅産業研究所)