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【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H21 12/07号)

MBA
2009.12.7

今回のテーマ:低価格で取り入れられる省エネ設備 〜前編 09年12月07日

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【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
日下部 興靖
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2010年は今年よりも厳しくなります。

なぜ、そうなるのかを知っておきましょう。




●お世話になります。ナックの日下部です。


2009年は不景気で、日本中の景気が低迷し、
デフレも発表され、先行きの見えない不安感で
住宅の着工棟数も激減しているようです。


しかし、何も知らない人は・・・

「今が景気の底だから、来年は良くなる・・・」

という希望的観測で、来年度以降どうなるのか
という予測も立てずに、行動しようとしています。


工務店MBAのメルマガ読者には、
キチンとした状況を把握してもらった上で、
さらに厳しくなる来年度以降の対策を
立てて貰いたいと思っています。


だから、今日は、耳の痛い話です。



●2つの不安と3つの対応策


まず、2010年には、どのような不安材料があるのか、
そして、それに対してどのような対策が考えられる
のかというお話をします。


【不安材料 1 】

住宅を契約して生計を建てている工務店さんに
とって、最も厳しくなるのは・・・・

「お客様の年収の激減」
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

という問題です。


この不景気で、年収が激減した、リストラされた、
会社都合で離職した・・・

収入に不安や問題を抱えている人が増えています。
このような人を見て、今でも収入に問題がなく、
きちんと仕事をしている人も、将来に不安を抱えて
財布の紐をキツク締めてくるでしょう。


また、年収が激減すると・・・

「住宅ローンが通らなくなる」
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

という問題が発生します。


今年、3,000万円の住宅ローンが組めた人でも、
年収が下がったら、来年は3,000万円の
住宅ローンが組めるかどうかわかりませんよね?


ということで、2010年度は今年と同じ価格帯の
住宅を売っていてはダメ・・・ということです。



【不安材料 2 】

2009年(今年)は・・・
お客様が住宅購入に当たり、住宅会社を探す際に
利用する媒体が、チラシをインターネットが上回る
ことになったようです。

これは、都心部だけではなく、北海道や九州でも
同じような傾向にあります。


しかし、2010年度は・・・

「ネットで集客が困難になる!」
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
という可能性があります。


工務店からすれば、チラシもダメ、ネットもダメという
状態に陥る可能性があるとうことです。


なぜかと言うと、米国ではマイクロソフトとYahoo!が
提携することになり、日本で最も検索されているYahoo!
の検索エンジン(検索結果を表示するプログラム)が
2010年には入れ替わってしまうのです。


簡単に言うと、Yahoo!が生まれ変わるのです。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

住宅購入に関してのネット集客は、ほとんどYahoo!から
集客している住宅メーカー・工務店が多いため、
新しいYahoo!に対応できるのは、一部の資金力のある
ハウスメーカーやネットに強い工務店だけになるでしょう。


現在、生まれ変わったYahoo!が、どれだけ集客に有益な
ものなのか、誰もわかりません。


恐らく、最初の段階ではネット広告に費用を掛けられる
会社か、誰よりも早くノウハウを構築できる会社だけが
大儲けできるようになるでしょう。


そのため、集客に苦しむ工務店が、さらに増えるというのが、
私が考えている「不安材料」です。



●3つの解決策


しかし、どんな問題にも解決策はあります。


あくまでも、「私の考えでは・・・」とさせて頂きますが、
解決策を事前にお教えしたいと思います。


【解決策 1・2 】

ここでは、2つの解決策をお教えします。


まず、問題点は

「年収低下による、住宅予算の低下」
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
です。


住宅購入を見合わせる人が増えるので、
そもそも買う気が無くなった人は別として、
年収が下がっても買う気のあるお客様に、
どう対応していくかが重要になります。


住宅予算が低下しているので、

・年収の高い人をターゲットにするか?
・年収が低くなった人でも購入できる住宅を用意するか?
・その両方を用意して、受注棟数を維持するか?


という選択肢になります。


年収の高い人というターゲットは、大手ハウスメーカーが
既にアプローチ済みですが、競合すると勝つ確率は
高いので、わざとぶつかるようにしてもいいと思います。

ただし、それなりの営業ができない工務店は、
避けたほうが得策かもしれません。


年収が低い人でも手の届く住宅というのは、
販売価格を低く設定しなければならないので、
解決方法は2つあります

この解決方法を選択したい方は、コチラのセミナーで
対策方法を学んで下さい。

■コスト削減セミナー
http://www.nac-consul.com/nac-net/nac-net2.html(このページは現存しません)

■超ローコスト「スモールハウス」を売る方法
http://www.nac-consul.com/kodate/kodate.html(このページは現存しません)



ターゲットの年収が2極化するということは、
「年収が高い人」「年収が低い人」のどちらかを狙う
必要が出てきます。


この両方をターゲットとしたい人は、

・年収の高い人を狙える営業力を身につける
・年収の低い人でも手の届く価格の住宅を用意する

という2つとも取り組んでみて下さい。


ただし、この2つのターゲットを一緒に集客すると、
広告内容がブレてしまうので、別々に集客する
必要があります。

チラシを分けたり、ホームページを分けたりする
手間・コストがかかりますが、分けずに集客するより
効果は上がります。



【解決策 3 】

ネット集客時代に突入した住宅業界も、
来年はさらに厳しく困難になるでしょう。

今、ネット集客に苦労している工務店は、来年度から
独学ではじめたとしても、成功する確率はさらに低く
なりそうです。

だからこそ、それなりの、ネット戦略を学び、しっかりと
指導を受けながら、実践することをオススメします。


ネット集客の解決策としては2つあり・・・


・自社のホームページで集客したい人
http://www.nac-consul.com/45homepage/(このページは現存しません)

・お任せで楽ちんにネット集客をしたい人
http://www.myhome-univ.jp/moushikomi.html(このページは現存しません)


こちらから、セミナーに参加するか、資料請求してください。



●2010年は新しく学ばないと乗り切れません!


私は既に、「2010年はヤバイ!」と思っていて、
起こりうる問題点に対して、全て解決策を模索しています。


そのために、既に業者さんとも打ち合わせをしたり、
新しい業者さんを比較検討したりしています。


私も、それなりに勉強している方だと思いますが、

「今のままではダメだ!現状の仕組みでは乗り切れない!」
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
と危機感を持って既に動き出しています。



不景気を言い訳をすることは、自分自身を正当化するための、
都合のよい言い訳にはなりますが、根本的な問題解決にはなりません。


不景気で起こりうる問題を事前に察知して、
先回りして手を打つためには、

「情報収集力」

が2010年を乗り切る鍵になります。


そのために、これからも役立つ情報を
提供したいと思っています。




○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○●



今週のテーマ「2009年度 下期の商品トレンド」前編



1.PV普及加速でエコ住宅の差別化は?


2009年度上期は、

住宅業界、エネルギー会社、国
が一体となって

省エネ・創エネ設備の普及に
取り組んだため、

住宅商品も「エコ」中心の企画が
目立ちました。

その甲斐あって、太陽光発電(PV)は、
4月以降、加速度的に普及が進んでいます。


●太陽光発電の申請受理件数(資料:太陽光発電普及拡大センター)
2009年  4月  2,989件  5月  6,770件  6月  9,214件
        7月 11,411件  8月 10,690件  9月 11,419件
        10月 14,825件

PV搭載実績ナンバー・ワンを謳うA社では、

今年のキャンペーン期間中に
搭載率76%という数値を達成しました。

その他のメーカーも搭載率が
大幅アップしています。


確かにPVはエコ住宅の要ですが、
これだけ普及すると、

プラスアルファの提案も
必要になってきます。


そこでA社は、

「ナンバー・ワン」

をさらに突き詰めて、

同社の技術の集大成とも言える
商品を発売しました。


まず、平屋根の庇を拡張して、
約40坪の住宅に6.8kWという
大容量のPVを搭載。

そして独自開発した、
換気・空調システムも装備することで、

「実績の裏にある確かな技術力」

という面を強調しています。


デザイン性のある高級住宅を
得意とするB社は、

レトロモダンな外観デザインの高級商品に、
PVを搭載しました。


このPVは、

デザインの邪魔にならない屋根材一体型システム

を採用しています。


広告やホームページでは、
PVについてはあまり触れず、

あくまでもデザインを中心に
アピールしています。


値引きキャンペーンや、
光熱費削減の訴求
とは一線を画す、

ステイタス性・ブランド価値

を前面に出した商品と言えます。


B社に近い企業特性を持つC社も、

この秋にエコ住宅のモデルを発表しました。


深い軒や壁面緑化
といった昔ながらの知恵と、

PV、LED照明、雨水再利用システム
など最新エコ設備を融合したモデルです。


一番の特徴は、

電気自動車の利用を想定した設計。

「排気ガスを出さない車なら屋内に駐車しても大丈夫」
ということで、

居室一体型の駐車スペースという、
大胆な空間提案をしました。


A社は技術、

B社はデザイン、

C社は設計力と、


各社とも自社の強みを活かした
差別化を図っています。


プラスアルファの提案は、
自社の特性とPVが、

相乗効果を生むような内容が
効果的なようです。



2.メインターゲットはポスト団塊ジュニア


年代別には、

ポスト団塊ジュニア(24〜33歳)

をメインターゲットとした商品が
増えています。


一般的に、

ポスト団塊ジュニアの特性は
次のようなことが挙げられます。

・不況に慣れていて、買いたいものが少ない
・消費は手近、手軽、手堅く、夢は追わない
・睡眠、入浴などに幸せを感じる
・10代のころからインターネットに馴染んでいる
・編集や整理が苦手


これを住宅に当てはめると、
こだわりの実現よりも、

手頃な価格で手間をかけずに建てられる家

が好まれるということになります。


生活提案としては、

家事の負担を軽くして、
睡眠・入浴・インターネット等を
快適に行える環境作り

がポイントになるでしょう。


D社の新商品は、
こうしたニーズを想定した住宅です。

33坪前後の24プランに、
必要最小限のデザインを施しました。


カフェ風のLDKや
階段の踊り場を活用した書斎など、

家で過ごす時間を豊かにする提案も
盛り込んでいます。


インターネットに馴染みがあり、
消費行動では手軽さを重視するという点では、

この世代はネット販売住宅のコンセプトに
ぴったりの世代であると言えます。


ネット販売で先行しているE社が
この秋に発売したのは、

「コンパクトな敷地でも快適に暮らす」

というコンセプトで、

価格は978万円(税抜)から
という商品です。


女性の視点で開発された
多彩な収納アイテムで

片付けの負担を軽減するという点も、

上に挙げたポスト団塊ジュニアの
世代特性をカバーしています。


これまで、時代に即した様々な
生活提案を行ってきたF社も、

この世代に向けたコンセプト商品を
発表しました。

共働き世帯のために、

1)スムーズな洗濯、
2)さっと隠せる厨房、
3)家族のために働く家(携帯電話で空調の操作等)、
4)夫婦それぞれの空間、
5)家族がつながるカフェコーナー

の5つを提案しています。


どれも、手間をかけずに
快適な生活をするための生活提案と言えます。




(情報提供:住宅産業研究所)

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