【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H21 8/10号)
MBA
2009.8.10
今回のテーマ:若年家づくりの中心テーマ〜子育て 後編 09年08月10日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
日下部 興靖
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日下部 興靖
1000人のお客様の声をリサーチしたら、 なぜ、工務店で家を建てるのか? ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ なぜ、工務店で家を建てないのか? ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ それがわかりました。 ●お世話になります。ナックの日下部です。 先週、広島ではじめての 「工務店のためのネット集客講座」 を開催しました。 その時に、1000人のお客様の声をリサーチした結果を 使って、お話させて頂きました。 実は、このセミナーの開催日前日に、ず〜〜っと リサーチ結果を分析していたのですが、 「なるほどな〜」 「そういうことか〜」 と納得してしまいました。 例えば、リサーチデータの一部を公開すると・・・ アプローチしたことのある住宅会社は、 ハウスメーカー・・・72.5% 工務店・・・・・・・・・34.0% 設計事務所・・・・・14.4% (その他・わからないの回答は省略) ということなんですね。 家を建てようとしている500人 すでに家を建てた500人 これらの平均値でこれなのですが、 家を建てようとしている人500人だけを見ると、 たった25%になってしまうのです! これって、地方都市のかなりの人数も含んだデータなので、 都心部ではもっと差があるんでしょうね・・・。 ハウスメーカーは数えられる程度の数社しかなく、 市場の72.5%を分け合い、工務店は市場の 34%を数え切れない数の競合と奪い合っている という図式が成り立ちますよね。 しかし、”だからこそ勝ち目がある”と思いました。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 今なら・・・ こんな市場だからこそ・・・ 工務店同士でお客様を奪い合うのではなく、 簡単なあることをするだけでハウスメーカーに興味のある お客様を集めてしまう事ができると思っています。 その方法は、「工務店のネット集客講座」という勉強会で、 お話しています。 もちろん、参加者にはリサーチしたデータも プレゼントしています。 (^_^) ●ありがとうございまいた! 広島会場に参加いただいた方。 本当にありがとうございました。 アンケート結果を集計してみて、 「このセミナーがさらにバージョンアップしたら参加したいか?」 という問いに対して、 「はい」 と全員が答えてくれました!! (^_^) アンケートベースでは、満足度100%です。 こんなの初めてなので、うれしいです! 私個人のメールアドレスもお教えしていますので、 何かご不明な点があれば気軽に質問してくださいね! (^_^) ●21日(金)は福岡で開催します。 前回の広島では、自分なりに反省点がありました。 福岡ではその点を修正してお話します。 既に申込んでいただいている方は、楽しみにしてください! まだ申込んでない人は、こちらからどうぞ! http://www.nac-consul.com/maidaiseminar.html [このご案内は終了しております] もちろん、それ以外にも、 8月26日仙台・27日新宿・28日大阪 9月14日名古屋 というスケジュールで開催します。 (^_^) また、色々な会議で「47都道府県全部で開催したい」と 言ってみたのですが、さすがにNGでした。 なので、以外の会場で開催できないと思います。 ちょっと、遠いな〜と感じている人には申し訳ないのですが、 今回の勉強会に参加して下さい。 絶対に損はさせません! (^O^)/ ○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○● 今週のテーマ「若年家づくりの中心テーマ〜子育て」後編 ■母親の癒し・負担軽減も、重要な子育て提案 乳幼児の母親に、「子育てに関してどのような考えで出費しているか」 を聞いたアンケートでは、半数近くが「親も子育てを楽しみながら 出費したい」と考えていることが分かりました。 従って、子育て住宅の提案においては、親、とくに母親の癒しや 負担軽減も、重要なポイントになります。それには、家事・育児、 共働きの場合はさらに仕事と、母親が抱えている負担や悩みを 理解しなければなりません。 東京ガスの調査によると、母親の7割近くは育児に一生懸命である と回答しています。しかしその半面、かなり疲れも感じていて、 50%前後の人は、肩こり、手荒れ、疲れ、イライラなどの症状を 訴えています。 炊事、掃除、洗濯などの家事は、65%の主婦が好きではないと回答。 それでも、専業主婦は「自分の仕事だから」、働く母親は「家族のため」、 「他にする人がいないから」と、疲れた体にムチ打ってがんばっています。 男性の読者の方は、これらのアンケート結果に異論があるかもしれません。 しかし、母親たちの思いを理解することからスタートしないと、 商談には乗れないのです。 家事疲れに対しては「便利なものは積極的に取り入れ、家事を機械化したい」 と考えている人が多く、子育てのストレスについては「友人と集まり、 お茶や食事をしながらおしゃべりするのが最大の発散方法」と考えています。 これらを実現する具体的な提案には、下記のようなものが挙げられます。 ・水廻りを一直線に配置、あるいは回遊性のある間取りとして家事動線をスムーズ化 ・家事をしながら子供に目が届く間取り ・IH調理器、食器洗い乾燥機、生ゴミ処理機等で炊事の負担軽減 ・室内物干しスペースや浴室暖房乾燥機等で洗濯の負担軽減 ・玄関横の大型土間収納やニッチ収納を多用し、収納のストレス軽減 ・接客に配慮したダイニング・キッチン ・美容・健康を促進するミストサウナ 以上の提案は、一つ一つを見れば特に目新しいものではありません。 しかし、これらを「子育てママのために」というコンセプトで まとめることで、提案価値は何倍にも感じられるのです。 ■注目は、ダイニング・キッチンを中心とした家づくり これまで見てきたことを総合すると、子育て提案の最重要ポイントは、 LDK、その中でも特にDK(ダイニング・キッチン)であると 言えそうです。 それはDKが、母親が長い時間を過ごし、子供が宿題や手伝いをし、 食事時は家族が集まり、時には息抜きのために友人と語らう空間 にもなるからです。従って、生活の中心であるDKを、いかに 居心地よく機能性に優れた空間にするかが、決め手となります。 そのためには、以下のような手法が考えられます。 ・オープンキッチンと、ゆったりとしたダイニング ・子供用の調理器具や補助台の収納スペース ・会話の妨げにならない静音性 ・臭いがこもらない排気性 ・キッチンカウンターのダイニング側を高くして流しやコンロ等の手元を隠す ・来客時には扉で隠せる壁面大型収納 ・大型収納内に、家族一人一人のスペースを確保 食事が終わった途端、散り散りになってしまう家族も、 DKの居心地を良くすれば、自然と滞留時間が長くなり、 その分対話も促進されるはずです。 また、母親が立ち働く姿を見て、子供が自然と家事に 参加する機会も増えるでしょう。 さらに、DKに個人のものを収納するスペースを作れば、 食事や片づけが終わった後もDKにとどまり、 家族それぞれ好きなことをしやすくなります。 こうしたDKなら、平日の帰りが遅い父親も、子供との 対話時間を多く持つことが可能です。たとえバラバラの ことをしていても、同じ場所で「ながらコミュニケーション」 をすることで、家族間の情報が共有され、絆が深まるのです。 (情報提供:株式会社 住宅産業研究所)