【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H20 7/28号)
MBA
2008.7.31
今回のテーマ:エコへの関心をアピール 【後編】 2008年7月28日
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【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
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発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
日下部 興靖
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日下部 興靖
●はじめに こんにちは!ナックの日下部です。 最近、社外のセミナーなど、色々な場所に出かけています。 様々な業界で売れている人の話を聞くと、刺激になりますね! そんなことをしているうちに、私もまだまだスキルアップ する余地があるな〜と感じたのは「ライティング」です。 そうです。 文章を書く、「ライティング」です。 工務店MBAのメルマガもそうですが、文章で想いを伝える テクニックが、まだまだ足りないな〜と感じています。 家を売る、車を売る、何かを売るときに、お客様に何かを伝えるとき、 口から発する言葉だけで、売れているわけではありません。 チラシやホームページに載せる「文章」に共感し、 見学会に足を運ぶ人も多々いらっしゃいます。 だからこそ私は、ライティングを教えられるレベル になりたいと思っています。 自分で書く事はそこそこできても、他の人に教える というのは非常に難しい事だと思います。 だからまず、ライティングテクニックを自分で学び、それが教えられる ようになるまで、トライ&エラーしてみようと思います。 そのために、少し自己投資をしました。 たった3万円だけど、それでどれだけスキルアップできるか わからないけど、自分の課題を見つけて1歩前進しました。 1歩目が出れば、2歩目、3歩目を出すのは簡単です。 「教えられるレベルのライティングテクニックを身につける」 という目標に1歩ずつ進んでいきます。 それで、いつかは「ライティング」でセミナーが開催できるまで になって、皆さんを無料でご招待したいです。 v(^_^)v ○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○● テーマ 「エコへの関心をアピール 後編」 2.国産材の採用 京都議定書のCO2削減策の一つとして、森林による吸収が挙げられて いるため、政府は森林・林業基本計画の実行、農林水産省の安置した 丸太供給の取り組みなどを推進し始めました。 国産材使用促進のために各県単位の県産材住宅購入者への助成も 始めるようです。 これまで日本の木材自給率は約20%と低かったのですが、 国内の林業が盛んになれば森林の整備が進み、エコに繋がる ということで国産材が注目されているわけです。 特に池消地産の精神で地元の県産材を使用することは、 輸送にかかる燃料消費やCO2排出を削減することに繋がります。 地域密着型ビルダーの中には、県産材を採用してエコへの 関心をアピールし、集客に結び付け成功している会社もあります。 県産材というと長野や岐阜、和歌山などの森林面積が大きい県を 思い浮かべがちですが、緑豊かな日本では、県産材供給が不可能な 県は全国で5〜6県のみ。ほぼ全国で実践可能なのです。 県産材採用を利用した営業戦略にはどのような方法があるでしょうか。 (1)地域密着をアピール 全国規模のハウスメーカーは、その知名度による信頼感がありますが、 やはり地域に根差したビルダー・工務店で家を建てたいという 希望もあります。 自分が生まれ育った県に密着するビルダーが、自分が生まれ育った県の 木材を使って家を建てるということは、お客様にとってとても親近感が 湧くものです。 「●●県の木を使っています」とアピールしましょう。 (2)木材の産地を活かした集客 県産材を採用するビルダーは、集客にも上手く活用しています。 ・使用する木材が採れた森の見学会 ・植林作業体験 ・プレカット工場の見学 など、木材の産地が同じ県内で近いからこそ、他社にはできない イベントが開催できます。 特に産地を見学できるのは、お客様にとって 「家づくりの最初から参加している」 という気持ちが盛り上がり、家への期待が高まります。 (3)自然素材の採用 県産材を採用するのであれば、他の部分にも徹底して自然素材を 採用しましょう。 ・内壁をクロスから珪藻土に変える ・自然素材の接着剤、塗装材を使う ・セルロースファイバー断熱材の採用 などが考えられます。自社工場を持っているのであれば、 県産無垢材で家具や建具を製作するのも良いでしょう。 自然素材に徹底してこだわることで、インテリアにも統一感が 出ますし、「エコ」のコンセプトは客により伝わりやすくなります。 (4)エコをアピールするイベント 直接の住宅営業からは少しズレますが、モデルハウスやショールームの スペースを使って、エコイベントを開催するという集客方法もあります。 ・古新聞、ペットボトル回収などのリサイクルイベント ・エコバッグなどのエコグッズの制作、配布 ・奥様を対象にした寄せ植え教室、子供を対象にした木の工作教室など 「エコ」は一過性のトレンドではなく、むしろこれからの社会には必要な ことかもしれません。 今回のご提案は、商品構成を大きく変える必要があり、簡単に導入する のは難しいかもしれませんが、まずは情報収集から始めてみては いかがでしょうか。 (情報:株式会社 住宅産業研究所) ●次回予告 次回のテーマは、 ”コンパクトハウスの需要が顕在化” を予定しています。 ご期待下さい!!!!!