ホームページにお客様を集めるには【後編】
先週に引き続き、より多くのお客様をホームページに集めるための、主な手法を解説します。
「SNS」3大チャネルをどう使い分ける?
SNSも、ネット上での自社PRには有効です。現在、国内で広く使われているSNSは「Twitter」「Facebook」「Instagram」の3つです。新規のお客様を集客するという点では、現状ではInstagramが最も有効と思われます。Instagramをきっかけで知った住宅会社のホームページを訪問し、反響・来場につながった事例が、多くのビルダーなどで見られます。写真のクオリティももちろんですが、住宅関連のハッシュタグ(写真に関連するキーワード)を効果的に付与することで、新規のお客様の目に留まるきっかけを生むことができます。
Facebookは、過去にホームページに訪問したことのあるお客様や、お会いしたことのあるお客様と、関係を維持するためには有効です。Twitterは、住宅会社の集客ツールとしての活用事例はあまり聞かれません。しかし、若年層ではInstagram・Facebookを上回る利用率とも言われており、数年後には重要性が高まる可能性もあります。この他にも、昨年流行した「Tik Tok」のように、今後新たなSNSが影響力を高めるかもしれません。SNSは常に流行・衰退を繰り返すため、特定のSNSだけに肩入れするのではなく、複数のSNSを並行活用するのが良いでしょう。
忘れてはいけない「紙」からの集客
最後に、忘れてはならないのが、チラシ・雑誌・フリーペーパーなど「紙」からの誘導です。近年増加しているのが、ホームページに誘導するQRコードの掲載です。見学会・セミナーなどのイベント告知チラシに、イベントの詳細情報ページや申し込みフォームへ誘導するQRコードを載せることで、来場の事前予約を獲得するケースが、いくつもの住宅会社で見られます。紙広告には「まずは自社を認知していただける」という強みがあり、ホームページには「紙には載せきれない情報を見て、申し込みまで行っていただける」という強みがあります。それぞれの強みをうまく活用し、より効果の高い広告出稿を行いたいものです。また、QRコードの設定方法によっては、「チラシからQRコードを経由してホームページに訪れたお客様が何人いるのか」を測定することも可能です。これまで紙広告の効果測定はなかなか難しかったのですが、この方法を活用すれば、より効果が高い広告を見極めることも可能です。
(情報提供:住宅産業研究所)