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これからの住宅市場の主役、ゆとり世代の特徴は?集客・マーケティング,コミュニケーション,業界ニュース,市場動向

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2018.11.12

住宅購入者の年齢層は、結婚や子どもの誕生・進学をきっかけに新居を購入する若年一次取得層と、住まいの老朽化や家族構成の変化で建替え・住み替えをするシニア層の2つがボリュームゾーンです。国交省の2017年度住宅市場動向調査によると、、、

注文住宅取得世帯の世帯主年齢は年々低下してきているようです。注文住宅取得世帯の年代別の構成比は30歳未満が8.4%、30代が39.2%で、合わせると30代以下が半数近くを占めています。平均年齢は43.6歳で、10年で約4歳下がり、シニア層よりも若年層のほうが住宅の購入に動いていることがわかります。


全面改装等の大型リフォームや、利便性の高いエリアのマンション、医療・介護サービスが充実したシニア向け賃貸住宅への住み替え等の選択肢が増えたことで建替えが減り、50~60代の注文住宅購入が減ったことで、相対的に30代以下の比率が高まっているとも言えますが、実際に若年層の動きは悪くないのだと思われます。


戸建住宅の平均請負金額は上昇傾向にあり、棟数よりも1棟当たりの単価で稼いでいるハウスメーカーに対し、若年土地なし客をメインターゲットとして、この年代でも買いやすい価格帯で住宅を供給するビルダーのシェアが高まってきています。


ゆとり世代の定義と特徴

これから30代になり、住宅購入者のボリュームゾーンとなるのは、ゆとり世代と呼ばれる年代です。世代によって消費行動や住まいへの考え方は異なるもの。これからはゆとり世代に家を売るための対策が必要かもしれません。一般的に「ゆとり世代」と呼ばれるのは、1980年の文科省の学習指導要領の改訂による「ゆとり教育」を受けた世代です。具体的には87年~04年生まれを指し、現在の20代は丸々「ゆとり世代」に入ります。


ゆとり世代の特徴としては、次のようなことが挙げられます。・こだわりが少なく所有欲が希薄・シェア文化、中古に抵抗が無い・モノよりもコト重視・デジタルネイティブでITに強い・SNS等で他者からの共感を求める・ストレスに弱く、失敗を恐れる


上の世代と比べて景気が良い時代を知らずに育ったため、お金にシビアで高望みをせず、ブランドよりもコスパを重視する傾向にあります。インターネットの発達によってメルカリ等のCtoCの売買サービスが普及し、中古のモノを購入することに抵抗がなく、他の人とモノや場所を共有するシェア文化が浸透しています。そのため自分でモノを購入して所有したいという欲求が希薄で、モノを所有するよりも、体験したコトをSNS等で発信して反応や共感を得ることで承認欲求を満たします。


ゆとり世代に住宅購入を促すには?

これらの特徴だけを見ると、住まいについても購入して所有するのではなく、賃貸住宅やシェアハウスでも事足りるため、住宅の購入には積極的ではないという傾向はあるように思えます。一方で、コスパを重視し損をしたくないという発想からは、価格と品質に納得してメリットがあると感じられれば、購入するほうが得であるという考え方もできます。


現在住んでいる賃貸住宅の家賃と比較して、ローン支払い月額が同程度かプラス1~2万円までに収まる辺りで、新築に住んで住環境を向上させられるのであれば、むしろ購入してしまうほうが得ですよという勧め方ができます。そのため、商談の初期段階でライフプランを行って、住宅にかける予算と生活にかかる費用を納得させ、予算に収まる価格帯で土地の選択肢とプランを提案できる住宅会社は、ゆとり世代との商談をスムーズに進められるでしょう。


(情報提供:住宅産業研究所)


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