十三夜に曇り無しマインドセット
ナックの松田です。昨夜は、旧暦の9月13日を指す、「十三夜」と呼ばれるそうです。この日に見える月は、「十五夜」の「中秋の名月」に並び、名月として、古来より愛でられてきたそうです。ネットで天気を調べようとした時に、「十三夜」の記事を目にして、思い返してみても、「十五夜」は知っていても、「十三夜」という言葉を聞いた記憶が全くなく、、、
世の中、知らないことがたくさんあるなと思いつつ、平安時代から愛でる風習があり、お月見は、、、「十五夜」と「十三夜」を合わせてしたほうが良いそうなので、次回から、両日、見てみようかなと思います。
月はよく見えるけれども、、、
「十三夜」は、時期的に、移動性高気圧に覆われて晴れることが多く、「十三夜に曇り無し」と言う言葉もあるそうで、昨夜は、オリオン座流星群の観測チャンスでもあり、絶好の空模様だったのではと思います。ただ、これも同じ記事に書いてあったのですが、月や星が綺麗な夜ほど、放射冷却が強まって、気温がグッと低くなるとのこと。
放射冷却は、昼間、太陽からの熱で、暖められていた地面が、夜に、太陽の熱がなくなり、地面から空にめがけて、熱が逃げていき地面が冷え、接している空気の温度も下がります。
雲があれば、熱を吸収し、一部が地表に放射されますが、雲がなければ、熱は一直線に空へ。。。
この時期の明け方ヒンヤリは、これにより発生するわけですね。秋晴れは、夏の暑さから開放され、心地よい陽気で昼も夜も綺麗な空を眺められますが、よく晴れた日ほど、特に明け方、グッと冷え込みますので、寒暖差に要注意です。
「寒暖差疲労」という「気象病」
なぜ、寒暖差に注意する、必要があるのかというと、特に、今の時期のような、日ごとの寒暖差が激しい場合などに、気温差に対応しようと、身体がエネルギーを消耗して疲労が蓄積される状態となりやすく、これを、「寒暖差疲労」と呼び、主な症状は、身体の冷えや肩こり、食欲不振、めまい、だるさ、頭痛などで、悪化し慢性化する、可能性もあります。
こういった気象や天気の変化により、発症したり、症状が悪化したりすることが、病気として認知されてきており、「気象病」という名前で、研究されていて専門外来も、あったりするそうです。
愛知医科大学では、雨が振りそうになると頭痛がする、古傷が痛むといった、体感した人でなければ、分かりづらい、「気のせいだとか」とか、「こじつけだ」とか言われてきた、天気と痛みのメカニズムを明らかにするための研究が続けられているそうです。
大げさかもしれませんが、こういった病気としての一面もあり、たかが、寒暖差と油断せず、厚着するべきか、薄着にするべきか、悩ましい秋空の下ではありますが、体調を崩さないように、気をつけながら、心地よいけれども短い秋を、感じたいものです。