精神的やすらぎをもたらすコトIoT/AI/VR関係
ナックの松田です。灼熱だった8月も終わり、暑さも少し落ち着いたような、9月を迎えました。まだまだ、暑い地域もありますが、世間の注目は、今度は、冬がどれくらい寒いのかに、シフトしていく感じでしょうか。
「輿」に神様が乗るから「神輿」
この週末は、涼しくなったのもあり、大活躍したエアコンをとめ、窓を開けて過ごしていました。そうすると、私の住んでいる地域では、9月にはいってすぐ恒例の、お神輿を担ぐ掛け声と、笛の音と太鼓の音が、1日中、聞こえてきます。
東京では、なのか分かりませんが、7~8年、今の家から電車で10分圏内を、転々と住んでいるの中で、9月初旬くらいから、あちこちの町内で、お神輿が賑わいます。
東京に住むまで、存在は知っていても、お神輿を担いでいる様子などを、ほとんど見たことがなく、もちろん、担いだこともありませんでした。初めて見たときは、想像以上に迫力があることと、担いだ時には、ちょっと力には自信はあったのですが、、、
これも想像以上のお神輿の重さと、身動きが取りづらさに、最後まで、勝手がつかめず、すごく疲れたのが、今でも、鮮明に覚えています。
そんな経験から、ここ数年は、子どもの付き添いで子供神輿の周りをちょろちょろしているだけになっちゃっています(-_-;)
ちなみに、お神輿とは、人を乗せ、人力で運ぶ乗り物のことを、「輿(こし)」そこに、神様が乗ることで、「神輿(みこし)」となります。お神輿には、土地々々の祭りにより、意味や理由は異なりますが、お祭りのときに神社から出られて、神様の力で、厄災などを清めるため、地域をまわることが大きな目的だそうです。
また、激しく動かすことにも、豊作や大漁を願う意味もあり、人々の熱気と迫力だけでなく、とても、ありがたいということを、お恥ずかしい話、最近知ったので、今年は、今までとは違う、背筋が伸びるような気持ちで、眺めつつ、どこかのタイミングで担ぎ手にも再チャレンジしてみようかなと思った次第でございます。
地域に根ざすということ。
お神輿の迫力や、ご利益もさることながら、個人的に、このお神輿の時期に、感じるのは、地域とのつながりです。
参加している人たちを見ると、老若男女、大人も子供も、たくさんの人が、お神輿を担いだり、見物をしにきたり、休憩所の準備をしたり、お弁当、お菓子を配ったり、テントを設営したり、交通整備をしたり、様々な形で、関わっていて、普段、気づかない「地域の関係」、「ネットワーク」、「つながり」を、感じることができます。
初めてのときは、東京にもこんなに、地域との関係や付き合いが存在するんだ(・o・)と驚きと合わせ、どこか温かみを感じました。
現代の日本では、肌で感じることもあると思いますが昔に比べ、地域との関係、近所付き合いが、希薄になっいるそうで、厚生労働省などのデータを見ると、特に都心部がこの傾向が強くはありますが、全国的に、近所付き合いの程度は、低下してきているのが分かります。
データだけではなく、私自身、振り返ると、実家を出て暮らすようになってから、地域との関わり、近所付き合いといえることをした経験があまりないように感じますし、ひとり暮らしの時には、必要さ自体も感じていないかもしれません。
ですが、、、近年、地域との関わり、近所付き合いは、必要さを増していると言われています。その理由のひとつに、未曾有の様々な災害が発生する日本で、支え合い、助け合わなくてはならないことに、度々、遭遇することがあります。
そういった非常時での、支え合い、助け合いには、地域での平常時の付き合い方が、影響することは言うまでもないと思います。
また、、、超高齢化社会の日本では、関わり、付き合いは今後より一層、求められることだと感じます。ただ、こういった関わりを持つことを、面倒だと感じる人も一定数いることは、確かなことですし、以前の私のように、さほど重要性も感じず、避けたいと考える人だっているでしょう。
でも、こういう考えが、ずっと続くとも限らず、結婚した、子供ができた、家を建てた、買った、状況が変われば、必要性、重要性が増すことだって、充分に考えられます。
今回のメルマガのために読んだ資料には、地域や人とのつながりは、精神的やすらぎをもたらし、生活満足度を高めことにもつながるとも書かれており、地域に根ざす、地域、人との関わり持つことの、イメージというか意識が少し変わった、今年のお神輿でした。